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あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ガルナス王国遠征

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プロの傭兵団 << マール >>

 私は小都市モルトには立ち寄らず、というかかなり密林を彷徨ったので、小都市モルトには到達出来ず、そのまま大都市ミダースにたどり着きました。

 新世界ギルドのグロームさんが出迎えてくれて、私たちの傭兵団が集まっている場所に案内してくれました。

 それはもう、かなりみすぼらしいキャンプだったので、グロームさんは私の気持ちが萎えたのを感じ取ったのでしょう、グロームさんは、「あと数日で駐屯地の建設が終わります。城壁の内側に作っています。新世界ギルドはここで防衛戦を張りますので、一緒に戦ってくれたら頼もしいです」と言ってくれましたので、「もとよりそのつもりです」と私は返答しました。

「ペラーの部隊はもう戻っていますか」と私が聞きましたら、「彼らは街で買い出しをしています」と言いましたので、私は路銀が底をついていることを思い出しました。

 小都市ハールを立つ前日に、兵士を休ませるために全員に宿を取らせ、食事もがっつり食べてもらったからです。

「食料等は後に配給に行きます。心配しないでください」とグロームさんは言ってくれたので、「はい。ありがとうございます」と返事をして、施しを受けることに情けなくなり、少し肩を落として、キャンプに戻りました。


 キャンプに戻って、傭兵団の数を確認したら、100名ほどでした。

 小都市ハールからは各々が単独で帰還しなければならなかったため、途中で魔物に襲われたり、獣を狩ることが出来なくて食料が取れずに力尽きた人たちもいたかも知れません。

 冒険者集団だったら、こういう時は生存率が高かったかも知れませんが、傭兵団は戦争のプロであって、冒険のプロではないので、今回は大きな損害が発生したかも知れません。

 ところが、私たちは城内の駐屯地ができるまで、そのみすぼらしいキャンプで暮らし、傭兵団の帰還を待っていたのですが、日を追うごとに傭兵たちは帰ってくるのです。

 3週間を過ぎたある日、傭兵団の隊長が、「全員帰還しました!」というものだから、隊列を見に行くと、250人いるのです。

 流石にそんなわけはないと、一人ひとり顔を見て回ると、見知らぬ顔ばかり!

 隊長は私をマイノスさんの村に帰還させたら、莫大な恩賞をもらえます。

 その時に、帰還する傭兵団の数は多いほど、多くの恩賞をせしめることが出来るのでしょう。

 数人しかいなければ、マイノスさんはその者だけに恩賞を渡せば済みます。

 大勢いれば、隊長はその分の数割をピンハネするので、隊長も儲かるし、傭兵団の規模も維持できますしね。

 まだ戦いは続くので、私にとって彼の行為は役に立っています。

 でも、「騎乗できる人だけにして」という注文はつけました。


 またペラーからは、多くの食料の差し入れがあり、私たちはとても助かりました。

 配給だけでは、とても腹は満たなかったからです。


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