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あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ガルナス王国遠征

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東部戦線、開戦! << フェアリー >>

 南部戦線の私たちがガルナス王国内で小都市ハールの先の探索を始めた時には、東部戦線では第一ギルド・アルプスギルド・懲罰ギルド連合軍による小都市リウスの奪還作戦が進められていました。

 宣戦布告は都市の状況を見て勝てそうなら行うという、第一ギルドのファンリーの方針により、慎重に作戦は進められていた。

 リゼア王国の小都市リウスは、ガルナス王国に2番目に近い都市で、1番近い都市小都市ヨルンの北にある、沿岸都市です。


 ガルナス王国は、半島と幾つもの島で構成される王国で、海軍が育成され、大陸であるリゼア王国の沿岸都市を次々と攻略しました。

 小都市ヨルン、小都市リウス、小都市アイゼン(小都市ヨルンの東方に位置する)の3つの沿岸都市を支配下に入れました。

 更に、内陸部へ繋がる小都市ロネアへも侵攻して攻略し、支配下に入れました。

 小都市リウスの北側にも沿岸都市が2つあり、小都市ハヤスと小都市ロックバードがあるのですが、この両都市はロマール王国と交易路が繋がっているために、ガルナス王国は侵攻していませんでした。


 ガルナス王国のリゼア王国侵攻の次の目標は、大港セイレスでした。

 大港セイレスは、リゼア地方の中心に辺り、南北の大陸を繋ぐ細い回廊であり、東西の海洋を繋ぐ大都市でした。

 ここを失うとリゼア王国は、首都リゼアが丸裸になり、王国存亡の危機に直面することになります。

 そのためモラルード国王は、この地の都督に、四カ国最強の将校とも言われるオーバス将軍を任命し、その軍事作戦を一任しました。

 オーバス将軍は、この地の要塞化を進め、徹底した籠城作戦を取りながらも、別働隊を小都市リウスと小都市ロネアへ派遣して奇襲攻撃をかけたために、ガルナス王国も大港セイレスの攻略が見えない状態にありました。


 このような状況の中、東部戦線軍は小都市リウスの制海権がガルナス王国にあることから、まず大港セイレスに行き、そこからリゼア王国側が使用する奇襲ルートを使用して、隠密里に陸路を通じて小都市リウスに侵攻する方針を立てました。

 小都市リウスの兵力が特に減少している情報もありましたので、いよいよこれから都市に接近して宣戦布告をしようという時、南方の小都市ヨルン方面よりガルナス王国の軍団が援軍に来ているという情報が入りました。

 そしてここに東部戦線における、最初の会戦が行われました。


 ガルナス王国側の指揮官は、第三軍事大臣のライズマンで兵力は22000人。

 対する東部戦線軍の指揮官はファンリーで、兵力は12000人。

 戦いはガルナス王国軍が2倍の兵力を有し、かつ都市を守る防衛側でありながら、功を急いたライズマンがファンリーの部隊に怒涛の突撃を敢行したところ、後方に隠れていたイザベラの部隊が側面攻撃を行い、その奮戦もあってガルナス王国軍は敗走しました。

 ところが、この勝利をもって、小都市リウスに宣戦布告して取り付こうとしたところに、城内にワープホールを作って、副王ハムザユーサン率いる兵力3万人を送り込んだガルナス王国が防戦を開始。

 一向に都市が陥落しないどころか、自分たちより遥かに強力な反撃をする都市側に驚愕して、一旦撤退をした。

 ハムザユーサンはここで、撤退する東部戦線軍を追撃することも出来たけど、リゼア王国が休戦破りをして合流することを警戒して、追うことはしなかった。


 私たちが東部戦線の情勢を集めている時に、遊軍を任せていた鷹の目ギルドから、小都市ハールを王立騎士団の管轄にしたい、譲りたいという申し出がありました。

 王立騎士団のメンバーの何人かが、強い我々に全てが集まる状況になってきたなと言って喜んでいたけど、セルバート王はあまり嬉しそうではなかった。

「セルバート王、嬉しくないのですか?」と私が聞くと、「もちろん、我々は引き受ける。だがな。鷹の目ギルドは降りたんだよ。ガルナス王国との戦いから、避難を始めたんだ」と私に教えた。

「その上で、我々はその思いを引き受ける責務がある。王国を担うギルドだからな」

 セルバート王の話をマリスやシンシアも聞いていた。

 楽観ムードが漂いつつある状況下で、私たちは気を引き締めた。


 そんな時、ビッグレイクと王立騎士団の探索部隊から、大都市タバタに大軍勢が集結しつつあるという情報が入った。

 その数10万という者もおり、セルバート王はマイネと私に、その確認を急ぎするように命じた。

 そして王立騎士団には急遽、戦闘準備に入るように指示が出された。



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