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冒険の書  作者: らぐらぐ
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ギフトと魔道具と魔石護符

今日の授業はギフトについてだった


ギフトは少し独特で特に冒険者は秘密にしている人も多く

このクラスも俺以外は7歳の時に『貰っている』が何人かしか聞いていないし

聞いてはいけないって感じの雰囲気になっている


ついでに言うとそれを使っているところを見た事もない

なので疑う訳では無いが聞いていることが本当かどうかは確認しようがない


この『貰っている』も独特な表現で修得や習得などでは無く神からの贈り物として貰うモノという認識みたいだ


たしかに朝目覚めた時、急に頭の中に詠唱とギフト名が入ってくるんだから修練もしないで得るものって事で神からの贈り物『ギフト』まぁ納得いくネーミングである


このギフトは1人1つで2つ以上貰った人は今までいないらしい

使用時の魔力消費量も人それぞれで1回で全ての魔力を消費するものもあるらしい

逆にほとんど消費せずに使用できるモノもあるんだとか……


自分はまだ貰ってないのでなんとも言えない……


そして7歳の時にもらえなかった人はほとんどの人がその後も貰えないらしい……

だからあまりギフトの話はしたくない…


それと、ギフトの使用時にはスティグマが現れるらしいどこにどんな風に現れるかも人それぞれで謎が多いモノだ

一応学者さんたちが解明しているらしいがあまりいい成果は出てないとオリバーが言っていた


スピード、力もルーカスに劣り、回復、補助もソフィアには敵わない、体力だけは一応あるけどそれでもずば抜けてるわけではない……


更にギフトも貰っていない…不遇な転生だな

いいところは全部フリージアにいってしまっている


ギフトの事を考えるといつもテンションが下がってしまう


その後の授業は

魔道具の事と魔石護符の事だった


魔道具は普通の武器、武具、アクセサリーなどに魔法を付与して永続的にステータスを向上させるらしい


付与するのは魔術のコントロールが難しいらしく出来る人が少ないらしい

過去のこの学園でも出来たのはたった1人だったらしい

出来るようになる人でも成人してから出来る様になるとのこと


「ちなみにこの学園の在学中に魔法の付与が出来たのはフリージア=アズベルトだ」


オリバーが最後にそういうと全員が俺に視線を送ってくる


「またか……」とついつい愚痴が溢れてしまった

天才の弟も疲れるな……

どうしても比べられる

一般的に俺は出来が悪いわけではない


力が弱くてもスピードがなくてもなんだかんだでこのクラスでの1vs1に負けた事はない


ただ、フリージアと比べられると天と地ほどの差が出てくる

フリージアは俺の知らない間に何でも修得している


弟の俺が1番知っている彼女は『天才』だと


なんだか今日はテンション下がる授業ばかりだ…


「最後に魔石護符だがこれは魔獣の魔石を使用しその魔力を利用して様々な効果を引き出す、または付与するモノだ

まぁコレが出来るのは魔法付与が出来る人数より更に少ない

売ってあることすら稀だし金額的にも金貨以上のものばかりだ」


そういえばあの魔道具のリボンも高かったけど作れる人が少ないならやっぱり価値が上がるんだな


ん?

え?フリージアに作って貰えばよくね?


と、一瞬思ったが


いや、そこで甘えるのはやめとこう

フリージアも作ってくれる気があるなら元から作ってくれる提案をしてきたはずだし


自分で買って贈ることで価値が出るモノだ!


そう自分に言い聞かせ当面の目標はあのリボンを買う事!

に決めたのだった

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