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冒険の書  作者: らぐらぐ
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昼食

しばらく外で待っていると楽しそうに2人が店から出てきた

カランカラーン

「ありがとうございましたぁ」

中から店員さんの声がしたが

2人の手には何もなくどうやら見ただけで終わったらしい


「次どこいく?」

そう問うと

「そろそろお腹空かない?」

「そうですね!少し空いてきました!」

「じゃぁ少し腹ごしらえしましょう」

「賛成!」

「こっちこっち!」

そういうとまた2人でどんどん進んでいく


それに付いて行く俺…


俺も武具とか冒険者ギルドとか見たいんだけどなと思いながらそれは後回しにして腹ごしらえに付き合う


しばらく歩くと屋台みたいな店が並ぶ場所に出た


「ここの焼き串が美味しいのよ!」

ソフィアの手を引き、人の多い場所だがスルリと掻い潜り小走りに走って行くそれに苦もせず付いて行くソフィア


こういうところで身体能力の差が出るよなぁ…

そう思いながら小走りの2人に割と必死で付いて行く


そして俺が追いついた頃には2人はその焼き串屋の列に並んでいた


「リョウ!買ってきてあげるからそこの場所とっててー!」

フリージアに言われ周りをみると丸椅子と丸テーブルが何個か置いてある


全部が埋まってる訳ではないがすぐに埋まってもおかしくないくらいの人が居たので

言う事を聞きその中の1つのテーブルを押さえて待つ事にする


それほど待たずに2人は両手に串を持ち戻ってきた


1人2本ずつだが2本食べればお腹いっぱいになるであろうボリュームだ


1本は何か濃厚なタレが付いていて見るからに濃い味だろうと想像がつく

もう1本は塩みたいなものが付いているのかタレは全くかかっていない


テーブルにはお皿が備え付けてあったので1本タレがついている方を置いて薄味っぽい方から食べてみる


肉と野菜が交互に刺さっていて1番上にはキノコみたいなものが刺さっていた


味はやっぱり塩っぽい感じだなんだかすごく懐かしい


家の味付けは元の世界の時よりも格段に薄味で今でこそ慣れたがあまりおいしいと思えるものではなかった


薄味かと思っていたがこれは凄く美味しい

肉に関しても柔らかくとろけるような歯応えで串に刺さっているのが勿体無いくらいだった


ぺろりと1本食べ終えた俺はタレの串にさしかかる

このタレが何のタレなのかわからないがこちらも美味い!もしかして創業何年継ぎ足してます!みたいな秘伝のタレだろうか


野菜にも肉にもタレがしっかり絡らんで味ムラもない

ふと2人を見ると2人とも誰に言う訳でも無く

「おいしい!」を連呼しながら肉を頬張っていた


その光景を幸せだなぁと思いながらみていると


「あ、私ちょっとギルドに寄ってきて良い?」

と、フリージア

「いいけど、ついて行こうか?」

「あー……2人で色々見て回れば?」

「でも俺もギルド見て見たかったんだよね!」

と言ってソフィアをみると

ソフィアも肉を頬張ったままうんうんと頷いていた


「あー……じゃぁ」

と、なにやら煮え切らない感じで返事をすると

ソフィアが食べ終わるのを待って全員でギルドへ向かう


その途中フリージアが

「あ!そういえば!」

と急に何かを思い出したかのように言ってきたので

「どうしたの?」

と問い返すと


「小銅貨1枚」


と、左手を差し出してきた


「奢りじゃないの!?」

「んなわけないでしょ!?」

「じゃ、じゃぁ私も出します!」

「ソフィアは奢ってるの!?」

「当たり前でしょ!」

「わたしもちゃんと払いますよぉ」

「ソフィアはいいのよぉ」


そんなやりとりをしながら


小銅貨1枚払いました

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