初の王都へ
パカラッパカラッパカラ…
ガタガタゴトと音を立てて
馬に引かれている馬車の中に居る
2頭の馬に引かれ後ろはアーチ型の荷台になっていて4人ほど座れそうな長椅子が両端に備え付けてある
その片側に俺とフリージア、向かいの椅子にソフィアが座っている。少し目のやり場に困る丈のワンピースを着ているがしっかり手でガードしている
どこか違う場所を見れば良いのに何度目を逸らしてもその手元に視線が吸い込まれてしまう
「ソ、ソフィア?」
「ん?どうしたの?」
「ねぇさんの隣に座らない?」
「え?何で?ここでいいよー」
他にも2名乗客が居いてフリージアの隣、1人分空けて男の人が座っている
ソフィアの椅子の方は反対の端の方に1人男の人が座っていた
まぁ…自分で提案していて何だが、わざわざ狭いところに来ないよな…と、思っていると
フリージアが
「わたしが代弁してあげよう!」
と半笑いで言い
「『あーソフィアのパンツ見えそうだなぁ』」
と、ケラケラ笑いながら俺の心の声を見事に代弁してみせた
「な!!」
「な!?」
心を見透かされた俺とそんな事微塵も感じてなかったソフィアの声がシンクロする
そしてソフィアは必要以上に手に力を入れスクッと立ち上がると無言でフリージアの隣に座るのだった
この馬車は王都に向かう途中で、乗車している人は皆、王都に向かっているはずだ
途中で人を拾う事はあるみたいだが乗る人のほとんどは王都に向かう
走って行っても良いのだが今日は完全な観光としてフリージアに引率してもらい俺とソフィアとで向かっているので王都で楽しむ体力を残しておかないといけないので馬車の選択をした
もうすぐ2時間が経とうとしている頃ようやく王都が見えてきた




