チーム力 完結
ソフィアに息も出来なくなるシャドウホールドを使ったと言うことは時間をかける気は無いはず
1番厄介なのは指を鳴らすと発動する設置型の魔法だ
設置型の魔法は実はさほど難しいものではない
普通の冒険中は魔獣を誘い込み討伐する事より
移動中に出会う事の方が多いうえに設置していてもそれなりに近距離でしか発動させれない事からあまりつかわれないのだ
しかし今回のように事前に戦闘する場所がわかっている場合は強力な武器となる
最悪グラビティなんぞが設置してあり、その場所に行ってしまえば1発で拘束される
設置場所など把握しとかないといけないのでどこにでもあるわけではないだろうがそれがあるが故に2人は接近戦を強いられてしまう
流石に自分を巻き込むような魔法は使わないはずだ
左右からほぼ同時にフリージアへの攻撃を始めるルーカスとオーブリー
ルーカスが素手の攻撃に対してオーブリーは弓全体を使い棒術のように攻撃を繰り出す
不用意に帽子に手を伸ばせない状況だ
しかしフリージアも攻め手を欠いているソフィアの事もあるから時間はかけないはず
と思った瞬間にある作戦を思いつき
絶賛グラビティを喰らい中のヴィクトリアに視線を送る
ヴィクトリアも苦しみながらも何か出来ることを探していたみたいで目が合いそこで目で語りかける
オーブリーも巧みだが力でフリージアが勝っているが少しずつ押される
しかしその分ルーカスは何度か帽子に手を掛けそうになっていた!
最初の場所より少しオーブリー側に3者が角度をつけた時に叫ぶ!
「オーブリー!がんばれ!」
そういってすぐに詠唱し始める!俺に出来る最後の事
俺の声に呼応して力が入るオーブリー
だがそれが逆効果になる
力が入り過ぎたオーブリーに隙ができ早く終わらせたいフリージアは勿論その隙をつく
決めに行くフリージア
その隙をルーカスが狙う
ヴィクトリアのライティング
俺のバースト
ここで4人が同時に行動を起こしていた
フリージアはオーブリーを吹き飛ばしながら空中で同時に回し蹴りを繰り出しルーカスを捉えた!
ヴィクトリアのライティングはソフィアを自由に俺のバーストは自由になったソフィアを爆風でフリージアに向けて吹き飛ばしたのだ
結果オーブリーとルーカスはフリージアに吹き飛ばされ俺のバーストで吹き飛ばされたソフィアはフリージアの真後ろから直撃し
フリージアの背中に馬乗り状態になったその手にはオーブリーの帽子を掴んでいた
「取り……ました…?」
「おおおぉぉ!」「やったぁ!」
などと全員で喜びの声をあげる
「ソ、ソフィア?」
うつ伏せのままのフリージア
「は、はい?」
馬乗りのままのソフィア
「重い!」
「きゃぁ!すみません!」
とフリージアから飛び降り
「重くないですぅ!」
と強く否定した
これが緊張感から解き放たれるというやつだろうか
気付いたら全員で笑い合っていた
服を整えてフリージアが一言
「おめでとう。これがチーム力でしょ。100点」
そう言うと全ての魔法を解除してオリバーの方へ歩み寄る
オリバーと何やら会話をしそのまま校舎へ歩いていく
その姿をみて誰からと言うわけでなく全員が
「ありがとうございました!」
と、頭を下げていた
フリージアはこちらを振り向きもせずに後ろ手で手をひらひらとさせ校舎へ消えていった




