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冒険の書  作者: らぐらぐ
42/67

チーム力 秘密と信頼

オーブリーが近づくにつれて緊張感が高まる


そしてその時が訪れる

「アンチマジック!」

オーブリーが呪文を発動させる

パリーン!

と薄いガラスが割れるような音を立てて結界が消滅する


予想外の出来事に今日初めてフリージアが動揺する


この結界が魔法による結界だと判断し魔法効果を打ち消す魔法の『アンチマジック』で消滅させたのだ


ソフィアが1年生全員にファストレイを付与!

俺とルーカス、ヴィクトリアが駆ける!

オーブリーは全員のロープを切り解く!


何が起こったかわからない顔をしていたのは隣の席のニアと大人しめのヘンリー

他の7人は臨戦態勢だったが


「うっざっ!」

とオリバーさえも身構えてしまうほどの殺気をフリージアが撒き散らす


この殺気にあてられニアとヘンリーが腰を抜かし俺を含め全員が間合いを取り動けなくなってしまった


次の一手を出せずにいるとフリージアが話し出した


「あーあ、全員結界の中に入れて今日の役目は終わり!で私は帰ってよかったのになぁ。

あーあ、誰かなぁ折角の結界ぶっ壊したの〜」


相変わらず殺気を撒き散らしながら気怠そうに話す


一瞬身構えたオリバーはいつの間にかリラックスした感じになっていた


「そうだ、ちょっとハンデをあげよう!私を捕まえるのは難しいだろうから……」

そういってパチン!と指をならすと

ゴォウォーン!


オーブリーの真後ろから爆風が起こる


不意をつかれたオーブリーは爆風に煽られフリージアの目の前まで吹き飛ばされ、たたらを踏む


「この帽子を私がかぶるから私から帽子を奪えたら君らの勝ちでいいよ!」


フリージアは目の前に来たオーブリーの帽子に手をかける


「やめて!」

オーブリーはその帽子を必死に守る。そう必死に。


「なぁんだ。もしかしてまだ言ってないの?自分がエルフ族だって」

フリージアが耳を疑う言葉を発する


その瞬間動揺からか帽子を守る手が緩みフリージアから奪い取られる


そこからエルフ族の特徴であるツンと立った耳が現れそれを必死に隠そうとするオーブリー


エルフ族は種族自体の人数も少なく森に住処があったりするとの噂だ。一説によると迫害され森に追いやられたとも言われているが定かではない。


と、言うのも近年見かけたと言う噂すらなかったのだ。


エルフと聞いて全員に動揺が走る。が、それだけ。


その場でうずくまるオーブリーの肩に手を置き優しく話す

「これから苦楽を共にする仲間にいつまでも隠し通せると思う?

種族の違いだけでここにいる誰か態度を変えると思った?

しっかり自分の目でみんなの目を見てみなさい?」


恐る恐るみんなと目をあわせていくオーブリー


もちろん忌み嫌うような目をしてる人は1人もいない


が、しかしエルフと聞いて目を爛々と輝かせてしまっていた俺と目があった瞬間


「1人態度が変わったひとが……」


「あのバカはほっといて……」と、頭を抱えるフリージア


「エルフ族は詠唱なしで魔法がつかえるよね?それを味方が把握していたら?

戦いのバリエーションが増えない?

もっと密なコミュニケーションを取って皆んなを信じていたら結界消滅させるのもつたえられたんじゃない?

これはこの子だけじゃくみんなの責任だよ

お互いがお互いの得意不得意を理解して補い合い、伸ばし合うそれが『チーム力』でしょ?」


「と、言う事でここから仕切り直しましょうか。全力でかかってきなさい!」


そういうとフリージアは距離をとり詠唱しはじめた

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