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冒険の書  作者: らぐらぐ
41/67

チーム力 アイコンタクト

ようやく呼吸が整ってきたソフィア


「ソフィア…さすがにヒーリング頼めるか?」

ルーカスが腹を押さえつつ

「あ、うん勿論!でも惜しかったね…あ、リョウは後でで大丈夫?」


「いや、俺は大丈夫だ骨は折れてなさそうだし」

してもらえると有り難かったがヒーリングは魔力消費が半端ない。

先日学んだばかりだからここでまた倒れられても困るので我慢する事にする


「あんたたち結構やるわねフリージアさんをあそこまで追い詰めるなんて」

ヴィクトリアが急に絡んでくる


「まぁ惜しくても負けは負けだから…」

悔しいが心の底からそう思う


「ふーん…」

そう言うとまたフリージアを見つめている


「ヒーリング!」

ソフィアが詠唱しルーカスを癒す

痛みがどんどん引いていってるらしく感動している


「おお!すげぇ!初めてヒーリングしてもらったけど、マジすげぇ!」

「もう少しじっとしててね!」

「お、おう」


そんなやり取りをしている間にこの結界を調べてみる


コンコンと叩いてみたが分厚いガラスみたいな感じだ

簡単に壊れる感じはしないな……

すると

「出れないわよ」

ヴィクトリアが呟く

「わたしもちょっと調べてみたけど中からは確実に無理だと思うわ」


予想外の行動に驚き

「一応出ようとはしたんだ」


「一応ね」

そう言うとまた押し黙る


ヴィクトリアは口だけでなく1年生の中ではトップクラスの実力だと思っている

平均値が高く何かに秀でてるわけではないがバランスが良いし頭もキレる

ねぇさん愛だけが残念だが…


「フリージアさんが動くわ」


見るとようやく森に入っていくフリージアがいた


そこでルーカスの治療が終わる

「リョウ本当に大丈夫?」

「大丈夫!大丈夫!」

少しぐったりしたソフィアが声をかけてくれる。自分の事をかえりみないとかマジ天使!


30分ほどして全員が捕まってフリージアが帰ってきた

捕虜みたいに長いロープに1列になり両腕を縛られている


多分全員学園に向かってきてたのだろう。まぁあれだけ派手に暴れてたらそうなるよな


1番最後に捕まっているのは…

オーブリーだ。


薄緑色のレオタードに似た素肌にピッチリしたタイプの動きやすそうな冒険服だ


か細い体で出るところが出てるってわけではないがスタイルがいいのがわかる

その服に全く合っていない帽子。制服用の帽子を深々とかぶっている


最後に捕まってるって事は最後まで抵抗していたんだろう

そう思いながら近づいて来るのを何気なくみていたら急に目が合ってしまった


ちょっとドキッとしたが何かを訴える目をしている

正直、あまり話をしないから何を伝えたいのか全くわからない


それでもオーブリーはじっと見つめて来る


ん?なに?なに?


そう思っていると、ある事に気が付いた


オーブリーの手縄が切れているのだ

伝えたい事は半分も伝わってない気がするがこの勝負を諦めてない事はわかった


フリージアに勘付かれないように注意し

ルーカス、ソフィア、ヴィクトリアに耳打ちをする


オーブリーが諦めてない事と何かが起こる事

そして念の為に呪文の詠唱


ここにきてやはりヒーリングをしてもらってなくてよかったと自分の判断に賛辞を送る


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