今日の最大打撃音
散開したもののチームは一丸となっていてソフィアとルーカスにはすぐに合流できた
学園から遠くなるように森の奥へ入っていく
しばらく進み緊張感も和らいでくると
「やっぱフリージアさんすげぇな」
ルーカスが尊敬の言葉を発する
「俺からしたらずっとあんな感じだから普通だけど…よくよく考えたら凄いよな」
「私は後衛職だからちょっと憧れちゃうなぁ」
一歩後ろを歩いているソフィア
そんな話をしながらも一応警戒はしているが後ろから追われる気配はない
そろそろ7.8キロ程進んだところで事件は起こった
「きゃゃぁぁぁ!たすけ……みないでぇぇ!」
1人後方を歩いていたソフィアから悲鳴が上がる
ルーカスと瞬時に振り返ったが姿がなく頭の少し上の位置で片足を縄に取られ宙吊りになっていた
深いスリットが入った神官服を着ていたソフィアは濃い紫の精巧なレースの入った……いや、レースだらけの下着が丸見えになっていた
多分フリージアが仕掛けた罠だろう
「もぉ!みないでぇ!」
と言いつつ必死で隠している
ねぇさん……ありがとう。そう心で感謝しながら静かに目を閉じた
「ルーカスも!いつまで見てるのよ!」
「いや、だって助けないといけないだろ?」
「だからちょっとだけ待ってて目を閉じて!」
「お、おう」
そういうとルーカスもようやく目を閉じたみたいた
ごそごそとしばらくして
「い、いいわよ」
目を開けるとどうやったのかは定かではないが
さっきまでヒラヒラしていた部分がまるでショートパンツみたいな形に早変わりしていた
そしてそのままの状態で
「……助けてください」
一言そう告げるのだった
「俺が縄を切るからリョウは下で支えてくれ」
「りょーかい。」
俺がソフィアの真下に行くと
「いくぞぉ」ひとっ飛びで縄を切り落とす
逆さまの状態で落ちてくるソフィアを優しくお姫様抱っこ状態にしてキャッチする
「どうぞお姫様」
わざとらしくそう言いながら下ろすと
「もぉシワになっちゃう……」
とぐちぐち言いながらショートパンツ状態になったヒラヒラを元に戻す
「それにしても……大人になったなぁ……」
そう呟くと
ソフィアはこちらを振り向き服を整え終わったかと思うとニコっと笑い
バチーーん!!!
今日の最大打撃音がこだました
頬を摩りながら
「っっなんで!?」
「なんとなくっ!!」
そういう理不尽な返事をしそっぽを向くソフィアは
「お前はまだクマさんのパンツかと思ってたぜ」
と笑いながら余計な一言を発したルーカスに無言で近づき
ドォゴッッッ!!!
と、俺がたたき出した。もとい、叩かれ出した今日の最大打撃音をほんの数秒で更新したのだった
「っっつぅ……な、なんでグー……?」
「なんとなく!!」
今後、余計な一言は控えよう。そう心に誓うのだった




