9vs1顔合わせ
次の日の学園に着くと早速各人動きやすい装備に着替える
「着替え終わったら広場に集まれよ」
カイルはそう言うと教室を後にする
全員が着替え終わりペチャクチャと無駄話をしながら広場に集まると
カイルとフリージアが立っていた
「今日、模擬戦の相手をしてくれるフリージアだ
知ってる人も多いと思うが今の学園で1番の実力だ」
そういえば自分で言ってた気がするなぁ
3人ががりで勝てる気はしないが9人となるといい勝負はできるのではないか?と考えているとヴィクトリアがフルフルと震えている
目を輝かせ女神でも見るかのような目で……
ははぁん。初対面の時のあの睨んできた態度の理由に気がつく
アイツねぇさんの事を尊敬してて同じ歳で弟の俺が妬ましかったんだな?
っはぁ……
ガキだな……まぁ憧れる気持ちはわかるが俺が敵意を向けられる謂れはない
そんな事を考えていると
「今日は1年全員対フリージアで模擬戦を行ってもらう」
「え?9対1!?」
8人に不穏な空気が流れる
「先生!さすがにそれは……」
そう言ったのはジャックだ
9対1でどうにか形になるかな?と俺は思うがねぇさんの力量を目の当たりにしたことの無い者からしたら無謀にも程がある人数差である
実力があると言っても所詮3歳しか違わないのだ
最初はねぇさんの身を案じる雰囲気だったが
「あーこのままだったら陽が登る前に終わっちゃうわね。相手の実力を測れないほどの雑魚なら束になっても私に触れる事もできないわよ」
この言葉で少し雰囲気が変わる
下手な煽り文句に煽られる1年生……
あー……ダメだ……勝てる気がしない……




