決戦!魔法合戦
距離ができたが
逃げる事は不可能と判断しフリージアには悪いが多少の怪我は多めにみてもらうことして
腹を決めた俺は攻撃呪文を唱え始める
――火よりも熱き炎の精霊よ黒き核に集まり我に仇なすものを討ち滅ぼしたまえ――
「ファイアーボール!!」
もちろん手加減はしていない今は森の事も考えられない俺の攻撃呪文はこのファイアーボールしかないのである
「アクアボール」
っな!
じゅわっ…ぷすぷすぷす
そんな音をたてファイヤーボールが蒸発する
俺の詠唱を聞いて相殺できるアクアボールでファイアーボールを消滅させられる
――この星を支える全ての大地よ我が声を聞き入れたまえ―
「ダートウォール!!」
俺とフリージアの間の土が盛り上がり壁を作り出す
「ダートコントロール」
っ!!
俺が唱えたダートウォールは壁を作り出すものだがダートコントロールはその上位互換
文字通りコントロールできる
壁を作ったり穴をあけたり
もちろん今できた壁を元に戻す事も容易い
間に障害がなくなった2人はまた地を駆ける事になる
っく!
走りながら次の呪文を唱える
――大地に恵まれし木々たちよ草たちよかの者を捕らえ拘束したまえ――
「グリーンチェーン!!」
木々の根や蔓がフリージアを襲う
速さはそれほど無いので捉える事は出来なくても足場を悪くする事は出来る
っと、思ったのだが……
なんの意味もなしてなさそうだ…
「あー手札がなくなったよーー」
爆走しながら嘆きにも似た声をあげてしまう
ここで俺が使える魔法は全て披露してしまったのだった
くそぉ!折角これから学園で色々覚えるはずだったのに〜!
もう手が無くなった俺は踵を返しフリージアを迎え撃つことにする
2人の距離は先程と同じくらいだ
一瞬で詰められる事はない




