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冒険の書  作者: らぐらぐ
25/67

いつも通り?の朝

「おっきろぉ!!」


ぐはっ!


気持ちよく眠っていた俺の上に布団の上から馬乗りになってくるフリージア


昨日は学園だったから今日は休みだ


「森に入るわよ!」

「うーん。またぁ?」

そんな否定的な俺の質問を無視し

「朝食出来てるから起きてきなさい」

と、まるで自分で作ったかのような口調で朝食を促してくる


朝日とは言えない日の光を感じ

しぶしぶ

「はぁい」

と返事を返す


その返事を聞くと俺から飛び降り部屋をあとにする


寝ぼけまなこを擦りながらリビングに出るとほのかに湯気をのぞかせた柔らかそうなパンと

横にビンの蓋が開けっぱなしのハチミツバターとスプーンがおいてある

フリージアの分はすでにたいらげてあり、パンのカスの付いたお皿だけが無言のプレッシャーを与えてくる


きっと完食したあとすぐに俺の部屋に来たのだろう


今日はカイルも休みで今まさにパンにかじりつくところだった


「とぉさんかぁさんおはようございます」

「おはよう」

「おはよう」


そういうとカイルはパンにかじりつきフローラはフリージアがそのままにしていたお皿を片付け始める


フリージアの姿は見えないが自分の部屋に居るのだろうか?

なんとなく起こしにきたのに姿が見えないフリージアの事を気にしながら用意してくれてるパンにハチミツバターを塗り始める


ホカホカのパンにトロリとしたハチミツバターを塗るとクリーム色のハチミツバターはみるみるうちに半透明になりパンに吸い込まれていく

パンの湯気と共にハチミツバターの香りが鼻をなでる


柔らかく温かなパンにかじりついたが飲み物がない事に気付き席を立ちホットミルクを注ぎにいく


「あー。ごめんなさい、用意し忘れてたわ」


そういうと、慌ててフローラがホットミルクの準備を始めようとするが


「大丈夫だよ!かぁさん。自分でやるから」


と、少しだけほんの少しだけ大人になったアピールをしてみる


「あら、じゃぁお願い」

と、笑顔で子供の成長を見守るフローラ


火にかけられた温かいミルクを木製のコップに注ぐ


ようやく飲み物にありつけたが猫舌の俺はまだ飲む事ができないのでそのままテーブルの上に置き冷めるのを待ちながら二口目のパンにかじりついた


ガタッ


と、フリージアの部屋から物音がしたので

その物音に釣られて目をやると部屋からフリージアが出てきた

動きやすい服で一応軽装だけどそれなりの装備をして腰にはしっかりダガーが備えられている


すでに森に入るための格好をして部屋を出てきたフリージアは


「早く森に入るわよ!」

俺を起こしに来た時と同じようなセリフを言うと家から出ていってしまった


まだ起きて10分くらいしか経ってないのに…と思いながらパンを口に詰め込みそのまま少し冷めたホットミルクでパンを流し込む


まだ口の中にパンを感じつつ

自分のお皿とコップをしっかり片付け森に入る為の準備をするため自分の部屋に戻るのであった

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