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x-LOGOS —凍てついた世界で僕は『兵器』の少女を掘り起こした—  作者: 操野形人
Season1:フリーランズ争乱 ―決戦!ゴミ捨て場の街の奪還劇―
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7/19

Ch.1『15000チップの約束 ―辺境の修理屋、旅立ちの決心―・2』

お読みいただきありがとうございます!

操野形人と申します。


本日!ついに!!!

私イチオシ!セクシーダイナマイト中華ギャルが初登場!!


本作は【SFファンタジー人形劇】と銘打った、凍てつく大地を舞台に熱血漢のメカニックの少年とアンドロイドの少女が太陽を取り戻す物語となっております。少し不器用な彼らの旅をぜひ楽しんでいってください!

フリーランズの入り口――街を取り囲む巨大な屑鉄の壁のゲートで、その影は退屈そうにパンダ型の大きなバッグを小脇に抱え、キッドたちの帰りを待っていた。


長い長い黒髪をシニョンキャップに包んだお団子ヘアーと精緻な三つ編みでまとめ上げ、一文字に切り揃えた前髪が揺れる、グラマラスな少女。


その名を瑠美・デロワフィーユ。


この街の、スパイスの香る中華飯店の看板娘として客を捌き、時には行商で街を奔走する「自称・フリーランズいちの美女アニマ」である。


その大きな瞳の片隅にキッドとマッシグラーの影を捉えると、瑠美はしめしめ、と現金な笑みを作ってはすぐに引っ込ませた。


「おかえりなさい、キッド! 噂を聞いたわよ。とんでもない『お宝』を拾ってきたんですって?」  


その艶やかな声とともに、真っ赤なチャイナドレスを纏った瑠美が跳ねるように駆け寄ってくる。


「げッ!瑠美じゃねーか!わざわざこんなところで待ってたのかよ……相変わらず、耳が早い上にめざといというか」


「あら何よ、こーんな美女をつかまえて随分な言い草じゃなーい?」


彼女はその細い腕を絡め、露出した自慢の豊満な胸をキッドの二の腕にこれでもかと押し付けた。


「ねえ。そのお宝、見せてよ。私とあなたの仲でしょ?……ね?」


上目遣いで蕩けるような笑みを浮かべる瑠美。だが、その背後から――。


「……離れなさい。今すぐ。はーなーれーなーさーい!」


挿絵(By みてみん)


リアの瞳が静かに、だが明確に闘志を燃やしていた。彼女は瑠美の肩を強引に掴むと、力任せにキッドから引き剥がす。


「アイヤー! 何するのよ、このメガネ!」


よろめいた瑠美は、シニョンキャップを直しながら、鋭く眉を吊り上げた。 


リアと瑠美の目が合う。瑠美はその瞬間、まるでこの世に存在しないものでも見たかのような驚愕の表情を浮かべた。


信じられない。


自分が纏う最高級のドレスと美貌には絶対の自信がある。それなのに、目の前の少女は瑠美さえも凌駕する「完成された美」を纏っていた。


(……何よ、この娘。まさか私より美しいって言うの……?)


瑠美は悔しさと嫉妬で唇を噛む。


このままではこのフリーランズいちの美女という自分の立場が危うい。プライドも危うい。

もっと情報を引き出さなければ――。

瑠美は瞬時に商人の顔へと切り替えると、わざとらしく明るい声を張り上げた。


「あーら、ごめんなさい! 初対面で失礼しちゃったわね。私は瑠美・デロワフィーユ。よろしくね!」


「…………リアです」


瑠美は、無感情に名乗ったリアを品定めするように、それでいて警戒を隠しきれない瞳で見つめる。


「ふふ、こんなところで立ち話も何だわ。久しぶりだし、紅龍軒に招待させてよ。特製の熱々中華でも食べながら詳しくお話、聞かせてくれない?」


リアは怪訝そうにキッドを見上げるが、キッドは苦笑しながら頷く。


「……まあ、腹は減ってるしな。いいぜ、瑠美」


「決まりね! さあ、こっちよ!」


瑠美はそう言ってリアに不敵に微笑むと、キッドの先を歩き出した。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

楽しんでいただけましたでしょうか?


瑠美ちゃん、いかがだったでしょうか…??

気に入ってくださったら私としても大変に嬉しく!

次回は瑠美の意外な過去が明らかに!?!?


もし続きが気になったら、ぜひブックマークと評価で応援していただけると、激務の合間に執筆している私の大きな糧になります……!

次回の更新もぜひ楽しみにしていてください!

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