表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
WONDERZ  作者: シマオヒロ
37期編
PR
23/52

事件

何かが起きる…?!

「お前ら全員一旦今回の教習は中断だ!脱落した小田桐、三浦は教習中に俺が救護室に運んである!お前らも全員救護室に行くように!」

松岡の号令に、一同は理由も聞かされないまま救護室へ向かった。

「なんなんだろうな、一体…」

郷原がぽつりと言った。武尊が答える。

「分かんねえけど、なんかヤバそうだよな」

救護室には医療カテゴリーの面々が集まっていた。

「武尊!」

「おう、真樹」

「なんか…ボロボロだね」

「うるせえ」

「宮國さん!お久しぶり!」

「えっと…郷原さん、ですよね?」

「はい!」

「郷原さんもお怪我されてるみたいなのでこちらへ」

「お前なんか板に付いてきたな」

「私もちゃんと頑張ってるからね!!」


「優秀だぞ、宮國は」

後ろから花澤が声をかけてきた。

「お、熊さん」

「花澤だ」

花澤は武尊の腕を触る。

「痛っ…!」

「折れてはねえな。多分筋だろ。救命措治キュアスイート

武尊は腕の痛みがスッと引くのが分かった。

「やっぱ凄いっすね、熊さん」

「これぐらいならな。さっき小田桐も治療したがあいつも頑丈だ。骨だって騒いでたけどな、幸い骨は大丈夫だった。」

「熊さん1人いれば大抵大丈夫っすね」

「まあな。俺の身体が持つ限りは治してやりたいが、助けてやれない傷もある」

「あったんすか?助けられなかったこと。」

「ガキが大人の過去を詮索するもんじゃねえ。てめえの心配だけしとけ。怪我なんか無いに越したことねえんだ、考えて動け。それがプロってもんだ」

「そっすか…ありがとうございました」


「武尊くん!」

森田が救護室に入ってきた。

「森田!お前すごいな風船二つも残ってんのかよ」

「なんとかね…松岡先生に見つかってヤバかったんだけど、サイレンが聞こえて」

「しかも無傷だし」

「まあ僕の場合みんなが頑張ってくれるからね…」

森田は本をギュッと胸で抱いた。

「あれ、そういや……真樹!」

「なに?」

「藤丸さんは?」

「え?まだ見てないけど」

「ふぅん…そっか」


一方、所長室。所長の権藤が話し出す。

「能力管理局からの通達があった。今、全国7箇所で同時にワンダーによる事件が起きている。」

「7箇所も…?同時にですか?」

アレンが答えた。

「ああ、そうだ。恐らく繋がっているだろうな。示し合わせたように一斉に起きたらしい。それもほとんどが関東部に集中している。各地の警察と管理局のプロワンダーが対処にあたっているが、数が数なだけに、うちからも数人援軍が欲しいとのことだった。」

「なるほど、それで中断を」

松岡が答える。

「これだけの事が起きたうえで、ここの戦力を大幅に外に割くのは(はば)られる。37期生の子たちを守るという意味でも、少数精鋭でことに当たりたい。」

「となると…?」

佐久間の問いに権藤は答える。

「教官からは柳、大林、夜月、それと35期生、前澤を向かわせようと思う。」

「教官はいいとして、前澤…あれは大丈夫なんですか」

「ああ…少々難はあるが、戦力としては申し分ないだろう。佐久間、松岡、アレン、川越、花澤の5名は引き続き生徒の保護及び教習をお願いしたい。」

「了解しました。」

「教習生たちには余計な心配はかけないように。それと、先程の管理局からの連絡では、まだ事件の目的が分からないとのことだった。6年前のような事にならなければいいが」

権藤は物憂げな表情で外を見た。


同刻、WLS付近、廃屋。

「神田さん、始まりましたね」

「ああ。各地で萌芽隊(ほうがたい)が動き出してる。」

「あとは本丸と、バニシング・ポイントの確保ですね」

「そうだね。それじゃあ行こうか。」


「AdamTerrace(アダムテラス)が、世界を変える1日だ。」

読んでいただきありがとうございました!

次回第2章最終話!もし少しでも面白いと思っていただけたら評価、ブクマなど是非よろしくお願いしますm(_ _)m批評コメントもお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ