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箱庭の進化 〜世界にダンジョンが現れた日〜  作者: 観測者
4章

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十三層、連携

十三層の敵は石兵の小部隊。


透と慧、二人だけでも安定して倒すことができる。


基本的な連携としては、小盾とメイスを持った透が、前で攻撃を捌く。

そして、戦鎚を持った慧が、斜め後ろから大きな一撃を与える。


そこに加わった、拳で戦える素早いグレア。


グレアのこのパーティでの役割は遊撃。

戦い方そのものは二人だった時と大きく変えない。


少し歩くと、いつもと同じ、六体組の石の兵士現れる。

前に大盾が二体、その後ろに槍持ちが二体、それらを挟むように剣を持った石の兵士が左右に二体。


厄介なのは縦の隙間から突き出される槍。


透は慣れた手つきで攻撃を捌いていく。

これまで何度も繰り返してきたものと同じ手順。


慧は力押しで右側の剣を持った石の兵士を叩く。

力任せにも見えるが、経験上、これが一番早くて安全だった。


そこまではいつも通りだった。


次の瞬間、右の槍兵の頭が横に跳ねる。


いつの間にかグレアが後ろに回っていた。

蹴り一つで槍兵が崩れ、隊列がずれる。


左側に立つ剣兵がグレアの存在を認識し、向き直る。

だが、左の槍石兵が邪魔になる。


一度崩れた隊列は、もう元には戻らない。

石兵単体はさほど強くない。


最後の石兵に戦鎚を落とした慧が、短く息を吐く。


<余裕だな>


本当にその通りだ。

戦闘時間は半分以下。

その上、魔法も一切使っていない。


<一人増えるだけでこんなに違うなんてね。急にグレアが反対側に出てきた時は驚いたよ>


<二人が前で視線を引いてくれてたからな。裏に回り込むのは簡単だったぞ>


透とグレアの会話に続けて、慧が言う。

<十四層、行ってみないか>


その言葉にグレアが反応を示す。

<あの鎧か、リベンジだな。燃えるぞ>


透は不安を顔に出す。

<あの剣、捌ききれるかな>


十四層のボス戦。最も負担が大きいのは透だ。

敵のヘイトをとって攻撃を捌かなければならない。


考え込む透に慧が声をかける。

<最悪、撤退もできる。無理はしない>


<…うん、行ってみよう>

ボスは階層から動かない。

理由はわからないが、それは都合の良い事実だった。


三度、石兵を崩して、三人は十四層の階段前に立った。


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