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薄明を告げる鐘の音  作者: 桐谷瑞香
番外編 日常の穏やかなひと時
54/60

正直な言葉 (300字SS)

 平静を装うので精一杯だった。

 彼女を見て、名前を聞いた瞬間、声を大にして言いたかった、「ずっと君に会いたかった!」と。


 だが、彼女から見たら俺は見知らぬ青年。

 もしかしたら彼女の兄であり、俺の先輩でもある方から、話題に出ていたかもしれないが、知らない方が確率的に高い。


 まずは魔物に襲われた彼女の怪我を応急処置して、少しずつ距離を詰めて行こう。

 彼女の手に止血用の布を縛ると、「すみません」と言われる。

 このままではここで別れることになってしまう。何か止める言葉を――


「テレーズ・ミュルゲ、俺と一緒に来て欲しい」


 途端、目を大きく見開かれた。



 ……あの言葉をどうして出したのか、あの時の俺に問いただしたい。



2023年12月、第12回 毎月300字小説企画参加作品。お題『装う』。

本編中、マチアス視点でテレーズと都市で再会した直後のお話。

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