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勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


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第195話 ホワイトデー

195話 ホワイトデー

 今日、俺は友人たちと遊びに行くという名目で、街の方に来ていた。

理由はもちろんホワイトデー。

何を贈ろうか迷いながらも、こうして店へと足を運んでみる。


少し調べたが、どうやら、贈る物によって意味があるらしい。


キャンディーは溶けるの時間がかかることから「長続きさせたい」という意味があるだとか。


チョコをそのままお返しとしても良いらしいが、意味があるのならそれになぞらえたい。


「何かお探しですか?」

「ホワイトデーのお返しを探していまして」

「それはそれは、贈りたいお菓子とかは決まっていますか?」

「バームクーヘンを考えています」

「ご家族ですか?いいですね。ご案内します」


ホワイトデーのおかげか少し広い売り場を歩き、いくつかのバームクーヘンが売っている場所に案内される。

バームクーヘンにも色々種類があるようで、普通のものから、味のバリエーション、チョコレートが掛けられたものなど多種多様だ。


今回は個人に贈る物なので、そのあたりを考慮しつつ、贈る相手の好みに合わせて選んでいく。


贈った時の様子を想像しながら、俺はレジにそれらを持って行くのだった。



時は過ぎ夕方、夕飯時。

今日は家で夕食を食べる日。既に夕食は食べ終わり、食後の団欒といった空気だ。渡すなら今だろう。


「そうだ、はいこれ」

「お兄覚えててくれたの? ありがとう!」

「流石に覚えているさ。母さんも」

「あら、ありがとう」


皆にバームクーヘンを渡すと、何やら視線を逸らす人が一人。


「あら、お父さんどうしたの?」

「……てた」

「え?」

「忘れてた……」

「あらら」


バツの悪そうな顔をする父さん。それを笑いながら慰める母さん。

うん。今日も平和だ。



夜、屋敷の自室にて。


「セレス」

「はい?」


俺はもう一つ買っておいたものをセレスに渡す。


「もう頂きましたよ?」

「これはセレスだけの特別さ」

「まあ、……開けてもよろしいですか?」


俺が頷くと、セレスはその箱を開ける。

中にはカラフルなマカロンが詰められていた。


「まあ、可愛らしいですね。こちらのお菓子は何という名前なのですか?」

「これはマカロンっていうんだ」

「これが……嬉しいです! 食べても?」

「もちろん」


セレスがその小さな口でマカロンを食す。


「んっ! おいしいです」

「それはよかった」


すると、セレスは立ち上がり、俺の方へやってくる。


「食べた後ではしたないかもしれませんが、私の精一杯の感謝です」


そういって口を合わせた。

一瞬だったが、今日のセレスはいつもより甘い味がした。それは確かだろう。

読んでいただきありがとうございます!



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