表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

158/224

第144話 一月の昼休み

「三学期って、イベントないよね」


ふと、二子山さんがつぶやいた。


「そうでしょうか?」

「そうだよ!二学期には文化祭と体育大会があるけど、三学期って何にもなくない?」


言われてみれば確かにそうだ。

三学期には学校のイベント事は少ない。

卒業式があるが、卒業年度ではない俺たちにはあまり関係がないことだ。


「なんかつまらなくない?」

「確かに、イベント的な面白みは少ないでしょうけど、来年になれば修学旅行があるじゃないですか」

「そうだけど〜」


気持ちはわからないでもない。

イベントが多かった二学期に比べて面白みは少ない。

まあ、進学や次の学年に向けた準備期間と考えば妥当なのだが。


「でもこうした日常を楽しむのもありなんじゃないか?変わらぬ日々を愛でる。素晴らしいことじゃないか」

「なんか厨二臭い」

「え」

「あとおじさんくさい」

「マジか」


二子山さんの反応にセレスは笑う。

ちょっと傷つくぞ。


「なになに?何の話をしてるの?」

「葛西さん」


係の役割を果たしてきたのか、葛西さんが輪に入る。


「三学期がイベントなくてつまらないって話〜」

「あ〜ちょっとわかるかも。でも、私たち次受験生だからね〜」

「葛西さんもそれいうの〜」


二子山さんは机に項垂れる。


「あ、イベントありました」

「え、なになに?」

「確か、マラソン大会がありましたよね」


セレスの言葉に身体を起こした二子山さんが再び項垂れる。


「それ定期テストの次に嫌なイベントだよ〜」


この学校のマラソン大会は学区内の決められたコースを女子は二週、男子は四週するというもの。

想定三キロ六キロと長い時間走ることも相まって、この学校人気ワースト一位二位を争うイベントだ。


「そうじゃん、マラソン大会あるから時期に体育持久走になるじゃん!いやだ〜!」

「走ることは健康に良いですから、別に良いのでは?」

「自発的に走るのと、走らさられるのだと訳が違うよ〜それにこんな長い距離走る意味なくない?」

「意味を問われると難しいですね……」

「ていうかセレスティーナさんは平気なの?マラソン大会」

「それなりに運動していますから。平気ですよ」

「いーなー」


日に二十キロ行軍することもあったので、それと比べばなんてことないだろう。


「和也くんも平気なの?」

「俺か?俺もまあ平気だぞ?」

「嘘だー去年嫌な顔してたじゃん」

「それを教訓に運動を始めたんだ」

「え〜嫌なの私だけ〜?」

「私もだよ!二子山さん!」

「葛西さん〜」


そんなこんなで昼は過ぎてゆく。


読んでいただきありがとうございます!



下にある☆を★★★★★にしていただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ