表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者として召喚された俺(17)嫁と娘を連れて帰宅します!  作者: 雪代ゆき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

148/204

第134話 帰省

 翌日、1月2日。普段なら車で帰省するところだが、人数的に乗れないことから今回、電車での帰省となる。

電車で揺られること、1時間。ギリギリ渚沙が移動できる距離でよかった。


「ここがお祖父様のお家ですか……」


平屋の日本家屋。俺からすれば10年ぶりの帰省だ。なんだかひどく懐かしい。


「お父さん〜千尋ですよ〜」


母さんを先頭に俺たちはおじいちゃんちに入っていく。


「お〜、千尋に裕人君。唯に和也もよく来たなぁ」


家の奥から出てきたのは身長170cmぐらいの綺麗な白髪をした男性。俺たちの祖父、矢島司(やじまつかさ)その人である。


「今日は私たちだけじゃないのよ〜」

「そういえば電話で驚くなとか言っとたの、どういうことじゃ?」

「ほら、入ってきて〜」

「お邪魔致します」

「お、お邪魔します」

「あう!」


セレスたちを見て一瞬固まるおじいちゃん。


「こ、こらぁまた別嬪さんを連れてきたなぁ、あれか?和也の彼女かい?」

「紹介するよおじいちゃん。こちら俺の()のセレス、そして()のアリシア、あと()()の渚沙だよ」

「妻!?娘!?」


今年一番大きい声でおじいちゃんは驚く。


「儂、ボケたかもしれん。和也はまだ17じゃなかったか?なのに妻どころか娘!?説明を、説明を頼む!」

「うん、色々あったんだ。話すよ、もちろん」

「ほら、立っててもしょうがないから居間に行きましょうね〜」


母さんに促されるがままに居間に移動した後、俺は異世界に行ってきたこと、そこでセレスと出会った事、そこで娘が産まれたこと。そして、最近息子を授かったことを話した。


「は、はぁ〜じゃあつまり、和也は今、27なわけなんじゃな?全然前見た時と変わっとらん……背は伸びたかもしれんが変っとらんように思うがなぁ」

「神様がこの世界に帰る時に17歳の俺に戻してくれたからね」

「神様って、本当にいるんじゃなぁ」


ぽつりぽつりと染み入るように話すおじいちゃん。


「それにしても異世界か、あれか?『転生したらジェルだった話』みたいな感じの世界なのか?」

「おじいちゃん知ってるの?」

「おうとも、孫の流行りを押さえておこうと思ってな、ちょっと前に見たのよ」

「じゃあ話が早いや。あの物語みたいな世界に召喚されて勇者として戦ったんだよ」

「そこで、セレスと出会って、結婚して、アリシアが産まれたんだ。ひょんなことから帰ってきて、その先で神様から渚沙を授かったんだ」


視線が二人の方へ移る。

それに合わせて二人は居住まいを正した。


「セレスティーナ・ヴィ・ユグドラシアです」

「娘のアリシア・羽鳥・ユグドラシアです」


おじいちゃんは二人をじっと見つめる。

まるで何かを見抜かんとするように。


「は〜こんな別嬪さんを捕まえてくるなんて、和也やるの〜」

「おじいちゃん?」

「アリシアちゃんと言ったか?顔の雰囲気が和也の幼い頃に似ておる」

「おじいちゃん、信じてくれるの?こんなぶっ飛んだ話……」

「勿論だとも。和也も唯もこの子達もみんな嘘をついている目をしておらん」


おじいちゃんの発言に俺たち一同はホッと胸を撫で下ろす。


「まあ、いきなり嫁と娘と息子を連れてきたのにはびっくりしたがの!」


そう言って笑い飛ばすおじいちゃん。


「それは私たちもそうでしたよ」

「本当に、びっくりしたものね〜」

「どれ、渚沙くんだったか?ひいおじいちゃんに顔を見せてくれ」

「あう〜!」

「可愛いの〜まだ三ヶ月にもなってないじゃろ?外に連れ出して大丈夫なのか?」

「そこは魔術で保護しているから大丈夫」

「は〜便利じゃの、魔術」


驚きはありつつもなんとか受け入れてもらえたようだ。

おじいちゃんの人柄はよく知っているので、たいして心配ではしていなかったが、なにぶんとんでもない話だ。受け入れるのに手間取るかと思った。

が、おじいちゃんの予備知識もあってくれたお陰でスムーズに受け入れてくれた。


「のお和也、魔術見せてくれんかの?」

「勿論いいよ」


7人揃ってでの帰省、また楽しくなりそうだ。

読んでいただきありがとうございます!



下にある☆を★★★★★にしていただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ