第五話 地下大浴場とモフモフスパの始まりpart4〜「もち、いいの、あっちゃら、かえりゅからかっちぇね? おやちゅく、しゅるりよ?」 「「「「「「もちろん!!!!!!!!!」」」」」」
【パウダールーム:女湯】
その後、数十分に及び、入浴を楽しんだ女性陣。
館内着である作務衣に着替え、脱衣場&洗面エリアに移動した女性陣は、再び現れたモフモフたちの極上のヘア&スキンケア(ドライヤーetc)に喜びの声を上げていた。
「この化粧水?ってすごいのね!!
これ、使っただけで肌がモチモチよ!!
これが使い放題なんて……!」
エルダが感激する横で、エルマは個包装のコットンを真剣に見つめているしている。
「……信じられません………これほど純白で柔らかい絹のような布を使い捨てにするなんて………。
王族の婚礼衣装の裏地に使うレベルの贅沢ですよ。」
その横ではサラがストレートアイロンに目を輝かせていた。
「ねぇ、これすごいわ!!!
これに髪を挟んで滑らせるだけで、何処かのお姫様みたいなサラサラ、ツヤツヤのストレートになるの!! なにこれ凄すぎる!」
「この香油良いにおいするよ、お姉!!
性能もすごいの!
髪の毛に栄養入れて、綺麗な髪にするんだって!!」
目を輝かせてはしゃぐサラと共に、洗い流さないトリートメントを手にもちソラもはしゃぐ。
「ねぇ見てよマイナ!このドライヤー?っていうの、髪がすぐに乾くの!
マイナの魔法に頼らなくとも、ほら、サラサラ!!」
「すごい、すごいよ、ミーナ!それ、そのドライヤー?って魔道具すごくいい『気』の匂いする!
エルダさんたちが使う精霊風魔法みたい!!」
ルーキーズの女性陣、ミーナとマイナも色とりどりのケア用品をうれしそうに物色、ドライヤーに感嘆しながら、もふもふたちのケアを受け入れていた。
「みんにゃ、ちきょうひん、いりゅ、みゃ?」
「ちきょうひん?」
「なぁにそれ?」
もふもふの一匹であるケットシーが、エルダの髪を整えながら、口を開く。
もふもふの言葉に女性陣は首をかしげるが、彼が言いたかった、「ちきょうひん」とは試供品のことである。
その試供品を拙いながらも、もふもふ全員で説明すると、女性陣の目がなおさら輝いた。
「ウソ!ほんとに?!ここにある化粧水とか乳液?っていうの全部タダで持って帰れるのがあるの?!」
「ちょうらよ。もち、いいの、あっちゃら、かえりゅからかっちぇね?
おやちゅく、しゅるりよ?」
「「「「「「もちろん!!!!!!!!!」」」」」」
色とりどりの化粧品、シャンプーなどを無料で貰え、挙句安く手にはいるかもしれないということに、女性陣の目がギラギラ輝く。
世界、時代が違えど、女性の美に対する執念とは凄まじいものである。
そんな女性陣に対して、関心しながらも引いているのが若干一名。
(うわぁ………どの世界の女性陣もすごいな、美の探究心…………。
凄まじいわ。
私には無理だわ。
つーか、うちのモフモフたちのセールストーク、ヤバいな………。
………祥ちゃん、仕込んだな??????
将来有望な敏腕商人が爆誕しとる………。
君らどこまで行く気なの???????
つーか?ん?『気』って何?精霊風魔法?
そんなものあったっけ?
地球産なんやが???)
(ルナちゃ、イオンドラヤーらと思う。)
(あ、そういうこと?
ありがとうもふもふちゃん。
……えってことは、この世界のマイナスイオンって精霊が出してんの???
マジでか?????)
異世界間ギャップである。




