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第一話 好々爺な神様とスキル名【オタク】part5〜「コピペ万歳!!!」 「手のひらにドリルでもついてんのか。」

「手抜きとは心外じゃぞ!!

このスキル【オタク】はな、頭の中にあるあらゆる娯楽・なろう系知識を現実にするというチートスキルじゃ!!


☆最新ホテルやアミューズメント施設、スーパー、デパート、コンビニ、建築物、物件など何でも召喚出来る【建造物召喚】!!

☆日本、世界中の温泉が楽しめる【温泉召喚!!】

☆ポテチやコーラなどの趣向品を始め、シャンプー、トリートメント、化粧品、洋服、酒、食材を秒速でお取り寄せできる【ネットスーパー】!!

☆高級車やクルーザー、キッチンカー、キャンピングカー、さらには鉄道やバスなどの公共交通機関が召喚できる【乗り物召喚】!!

等など、まだまだ沢山あるし、お主が情報収集がてら、また異世界スローライフ系を見れば、それも追加されるというとんでもないスキルになっているんじゃ!」


「ネットスーパーに、ホテル、温泉etc………!!!!

最高じゃん!

そんなスキルだったら、手抜きでも何でもいいわ!!

コピペ万歳!!!」


「手のひらにドリルでもついてんのか。」


手のひらをドリル並みの速度で翻す私を、祥ちゃんが冷ややかなジト目で見つめてくる。


神様はそんな私の反応に気を良くしたのか、嬉しそうに顔を綻ばせ、その後困った顔をした。


「でもな、ここから先がちと違うんじゃよ。わし、神々の娯楽のためにお主らを呼んだ所もあると言ったじゃろ?


作った島等を献上してもらって、それを娯楽にするつもりなんじゃが、おそらくあの神々はルナちゃんたちの冒険や成り上がり、スローライフを楽しんでいる所も見たがると思うんじゃよな。

ここの読者(神)みたいに。


読者(神)方々と同じにしたくもない、傍若無人なパラハラ共じゃがの。」


「おじいちゃん、やっぱり不満が溜まってたんだね。」


「というか、それもストーカーと変わらなくないですか。」


それな、祥ちゃん。

まぁ、このおじいちゃん神様も、見てたらしいけど、今みたいに私たちのこといっぱい考えて、良くしてくれるから良いけどね。

まともだし。

今、ちょっと黒いとこ出たけど、あのスケジュールじゃ、うん、さもありなん。


そんな事を考えていると、おじいちゃん神様も、祥ちゃんの言葉に苦笑いを零した。


「あー……祥くんの言う通りなんじゃがのう……。

神には世界を見守るという責務があるんじゃ、許しておくれ。

そのかわり、なるべく便宜を図るからの。


話を戻すとな、神々が見たときに、スキルもコピペ、内容もコピペじゃ、文句を言うじゃろし、どんな横入りをするかわからん。

じゃから、どんなスキル使っても、自由に楽しんでいいから、他の姉妹となるべく被らない、見応えがある物をと言ったんじゃが、いやあ、言う必要無かったの!!


ルナちゃんたちのスキルは同じ全部乗せスキルじゃが、姉妹ごとに『どの機能をメインで使うか』で個性が分かれておった。


ある者は豪華客船やヨットをメインに召喚して悠々自適な船旅経営、ある者はキャンピングカーをメインに召喚してのんびり移動商人、ある者は最新の病院施設を召喚して医療無双、ある物は遊園地やリゾートを召喚してダンジョン経営じゃ。

どれも見応えがありそうじゃの!!


一番目のお姉ちゃんの環(たまき)ちゃんなんか、このスキルを抱えたまま、中華ファンタジーの世界でライチが好きな美しいお妃様に成り代わって優雅に商業無双しとるぞい。」


「お、お妃様で商業無双……(さすが一番姉ちゃん、ブレないな)。

ん?あれ、ライチがお妃様って事は、あの人だよね?楊貴妃。

楊貴妃って事は玄宗って王様に嫁ぐんだよね?!

ダメだよ!!一番姉ちゃんの運命の人は怜さんなんだから!!!」


絶対ダメだろ!!

私も許せないし、何より、一緒に飛んだ怜さんが許さないでしょ!!!!


「心配せんでよいぞ。

なんせ怜くんも、玄宗王に成り代わっておるからの。

その世界の玄宗王は中華ファンタジーらしい超絶イケメンの長命種なんじゃが、怜くんにぴったりじゃと思うのと同時に、そこまでして、環ちゃんの運命の相手を譲らん執念に引いたわい…………。」


「うわぁ…………」


「祥ちゃんガチ引きじゃん。」


「(ボソッ)祥くんは怜くんに対して引くのはおかしいと思うがの………。」


「何か言いました?」


「祥ちゃん、どうしたの目が笑ってない笑顔浮かべて?」


なんか、一番姉ちゃんの前で余計な事言った、健二さんに向けた怜さんの顔にそっくりなんだけど…?


「ヒェッ」


そして、なんでビビってんの?

おじいちゃん?


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