第十四話 昼食の極上和牛ステーキpart7〜(────あ、ステーキ、うんまっっっっっ!!)
Side ルナ
はい、アイアンクローフラグ立てられた、ルナちゃんです☆
…………引かないでくんない??
自分でも「ないわ」って思ってるから。
そんな顔せんといて…………。
……………読者の皆さん、何人か何だコイツって顔したの分かってるからね?
…………ん?ウザい?
せやな、ごめん、でも、はっちゃけないとやってらんないんだよ!!
あの後ね、私ね?!皆様のご想像通りになったのね?!
「トラたちから頼まれて来たぞ。ほら、布団ダメにした説教だ。」「その前に神速レベルで、和牛ステーキ丼、テーブルに乗せて、アイアンクローして喋んの、やめてくれないですかね?????」
ってやり取り後、きっちり祥ちゃんに怒涛のお説教喰らいましたよ…………。
星座、あ、間違った正座で。
さすがに星にはされてないし、祥ちゃんもまだ人を星座には───……
そこまで、ふと、地球時代、湧いて出た、私にR18的な事をして、監禁、子供産ませて、既成事実的な策略考えた無駄に金持った変態が、次の日社会的にも物理的にも、消えてた事を思い出し、スンと私は真顔になって、思考を閉じる。
─……うん、考えるのやめとこ。
まぁ、ネクロフィリア野郎が生きてるから、監禁変態野郎も大丈夫だろ…………多分。
それよりも。
「……うー……正座はもう勘弁………。
足が痺れた…………」
祥ちゃんがお説教の後、持ってきてくれたマットレスとおふとんに寝転がりながら、私は痺れて感覚がない足を、生まれたての小鹿のようにプルプルと震わし、顔を上げて恨めしげに、目の前の幼馴染を見上げる。
そんな私を見下ろす、当の祥ちゃんはといえば、呆れたようにため息をつきながら、お説教のために多少冷えてしまった特製和牛ステーキ丼、それを温めてきたものの蓋をパカッと開けた。
途端に、甘辛い醤油とニンニク、そして香ばしい炙り肉と白ごまの香りが部屋いっぱいに広がって、思わずお腹が鳴る。
それにフッと祥ちゃんは微笑み、私に割り箸を持たせた後、口を開いた。
「ほら、足崩していいからさっさと食え。
せっかく温め直した肉が冷めるだろ」
「ううっ…………ありがとう、バスターゴリラぁ………。」
「誰がゴリラだ。
またアイアンクローされたいのか。
…………お説教もだけどな、アイツら、お前が、和牛食いたがってたの知ってたから、俺をよこしたんだよ。」
「え?」
「お前が食いたがってるって言って、持って行こうとしたら、こっちに呼んだらどうだとか、なりかねねぇし。
お説教つったら、口挟めねぇだろ?
俺に頼んだのは、俺だと説得力あるし、実際、俺しかお前叱れねぇし。
布団を駄目にしたことに、思うところあったのは本当だろうしな。」
じゃあ、あの子たち、私に黒毛和牛ステーキ食べさせるために………。
もふもふたちの優しさに心がジワリと暖かくなる。
それが顔に出ていたのか、私の顔を見て、祥ちゃんは優しく笑った。
その後、ニヤリとからかうような笑みを浮かべたため、ちょっと身構える。
「………なに?」
「それに、お前、寂しがりやだし。
何より、俺と飯食うの、好きだろ?」
「え、うん。」
からかうような笑顔を浮かべたのに、聞くのそれなの?
なんでそんな当たり前なこと聞いてんの??
そう思って即答すると、祥ちゃんは顔を覆って俯いた。
………どうしたの、祥ちゃん?
………え?「そういうところ………」?
………何が????
祥ちゃんの反応がおかしくて、思わず揺さぶるけど、もういいから、早く食えと言われてしまった。
…………何なん?????
─────あ、ステーキ、うんまっっっっっ!!




