第十三話 それぞれのホテルの楽しみ方part15〜「…………そういうところだと思う。」
「ショウさん、お父さんみたい。」
「ブフッ!!!」
悠然と微笑んだ祥に女性陣は見惚れていたが、ブレない男レオンがしれっとぶち込んだ。
せっかくのいい話、その流れが台無しである。
レオンの爆弾発言に、祥は思わず吹き出し、顔を赤くして、レオンを睨む。
そんな祥に構わず、不思議そうにレオンは続けた。
「何で、動揺して睨むの?
言われたことない?」
「いや、ありますけど………。」
(祥ちゃん、面倒見良いから、パパ味があるってめちゃくちゃ言われてるもんね。
いいお父さんになるって。
祥ちゃんの兄弟は、お父さんじゃなくてお母さんぽいって思ってるみたいだけど。
あだ名がオカンだもんね。
世のお母さんよりお母さんぽいって、同級生も言ってるし。
私としてはオカン系バスターゴリラと思ってるけども。)
「………ボソッ)なんか、失礼なことをぬかしてる、幼馴染殿がいるようだが、覚えとけよ。」
(やっぱり、祥ちゃんってエスパー????)
自室で呟いたルナに、祥は半目でボソリと言った。
聡い男である。
そんな聡い男に追いうちをかけるレオン。
「そもそも何で、ショウさん、顔赤いの?
お父さんみたいって、普通に言うでしょ?
俺、何も変なこと言ってないよね?
言っちゃったかな?」
意味が分からないと言いたげな顔をするレオン。
それに祥は言い淀み、目をそらす。
「そうですね、変なことは言っていません。
レオンさんが悪いわけでは………。」
「別にショウさんがお父さんなら、ここのオーナーがお母さんとは言ってないのに。
オーナーがテイムしてる、シロ相手に言い諭してたから、想像しちゃったの?
ショウさんって、意外とムッツリ?」
「わかってんじゃねぇか!!!!」
「ショウさん、素はやっぱりそんな口調なんだ。
もふもふとか相手の言葉使いとか、ナレーションに突っ込むの見て、そうかなと思ってたけど。」
またも爆弾発言を言うレオンに、祥は首まで赤くしながらタメ口で突っ込み、そんな祥に動じることなく、感心したようにレオンは言う。
その言葉に一瞬ヤベッと言いたげな表情を、顔に浮かべ、祥は咳払いをして、取り繕った。
「失礼しました、動揺してしまいまして。
どうかご容赦を。」
「そっちの方がいいよ。年も近いし。
それに、好きな女の子との関係を想像して、顔赤くするなんて可愛いじゃん。
需要あるよ。
俺らくらいの年の青少年の特権だよ。」
「需要ってなんだマジでやめろ。」
いや、取り繕うとしてできなかった。
そんな祥にサラとソラが追い打ちをかける。
「でも、本当にショウ様はシロちゃんのお父さんのようだったわね。
と、なるとレオンの言うとおり、お母さんはオーナーの女の子かしら?
………フフッ、想像して、顔赤くしちゃうなんて、可愛い。
ねぇ、ソラ?」
「そうだね、お姉♡
ほーんと、想像して顔赤くしちゃうなんて。
私たちにあんなに紳士で良い男でスマートなのに、かっわいい♡
レオンの言うとおり需要ありまくりよ♡」
クスクスと笑いながら言ってからかうように言う2人。
他の女性陣もニヤニヤとした顔をしていて、そんな女性陣に祥は顔をもっと赤くする。
それをジッと見ていたシャムは、これ、ルナちゃんが見てるのにいいのかなぁ。
祥ちゃんの気持ちバレちゃうのに。
と一瞬考えたが、ジレジレな甘ったるい空間がなくなるからいいかと頭を切り替え、テレパシーを使って、ルナの部屋にいるトラに呼びかける。
(トラちゃ、ルナちゃ、みちゃ?
これなりゃ、しゃしゅがに、わかりゅよね?
ジレジレ、おちまい???)
(…………じゃんねんにゃ、おちらしぇ。
ルナちゃ、こーら、こぼちた。
いま、だいこんらん。
たおる、さがちて、どたばた。
みちぇない…………。
…………たぶん、ごつごうちゅぎの、のろい、かかっちぇる…………。)
(…………どんかん、ひろいん、ないない、なのに…………。
どっかで、どんかん、のろい、かけられた?
だれにのろわれた???)
(わかんにゃい、みゃ…………。)
そんなもふもふのやり取りに、ルナと祥は気づくことなく、当の本人たちは方や真っ赤な顔のまま冒険者一同に揶揄われ、方や祥ちゃんに怒られる!!雑巾、雑巾!!!!!と騒ぎながら、ドタバタと駆け回り、雑巾を手にし、盛大に零したコーラを苦戦しながら拭いている。
これだけ綺麗に肝心なところをスルー出来る、自分たちの主は、呪われているにしてもいないにしても、ある意味、天性の才能があるのかもしれない。
くっつくのもまだまだ時間がかかりそうだなと、シャムとトラは違う場所で、チベスナ顔で同時にため息を吐いた。
「オッホン!!!! ………お喋りはここまでに致しましょう。
お昼ご飯のお時間ですので、皆様、レストランに移動されてください。
………もふもふたちは先に行って、焼く準備を頼む。
肉の準備は出来てるから。
後オーナーの部屋にいるトラも呼んで。
アイツはキッチンの司令塔でもあるからな。」
「「「「あい!!!」」」」
盛大な咳払いをし、切り替えた祥は、冒険者一同を導くように言い、もふもふたちに指示を出す祥。
………その顔は真っ赤に染まったままだが。
その様子に女性陣たちは「あらあら♡」「ハンサムな男の真っ赤な顔って本当にいいわよね♡」「本当、可愛いわ!!」とさらにクスクスと笑い声を漏らしながら、楽しげに祥の後ろをついていった。
────そして、残ったラルクとレオンはというと。
「……………ラルク?何、その顔?」
「…………俺が美女とのアハンうふんなこと考えた時は、キッショいって顔してなかったか???
イケメンは何でも許されんのか????
ムッツリなのは一緒だろ?!」
「………お前はオープンじゃん…………。」
「男はスケベなもんだろ?
男のさがだ。」
「…………そういうところだと思う。」
本当、そういうところである。
いつも「【リゾート開拓無双!】絶世の美女のわがまま異世界ホテル経営生活〜チートスキル【オタク】でレッツ!引きこもり!!モフモフ&イケメン幼馴染と神様の約束(後金策)のために開業します「嫌や………」)」をお読みいただき、本当にありがとうございます!
実は、本作は本日をもちまして、連載開始から3ヶ月を迎え、累計文字数も20万字を突破いたしました!
この3ヶ月間、1日も欠かさず毎日19:30に、ルナちゃんと祥くんの日常をお届けできたのは、ひとえに毎日作品を見に来てくださる、みなさまが温かく見守ってくださったおかげです。
心からの特大の感謝申し上げます。
先日から開幕した「ネット小説大賞」への挑戦という最高のタイミングで、この20万字という一つのラインを読者のみなさまと一緒に迎えることができて、本当に感無量です。
これからも気を引き締め、精進して参ります。
もし、「書籍化に向けて頑張れ!」と背中を押してくださる優しい方がいらっしゃいましたら、画面すぐ下にあるブックマークに追加や、評価の星をポチッと動かしていただき、私にパワーを分けていただけると最高に嬉しいです。
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これからも毎日19:30に、変わらない、のんびり楽しい日常をお届けしていきます。
4ヶ月目に入った「【リゾート開拓無双!】絶世の美女のわがまま異世界ホテル経営生活〜チートスキル【オタク】でレッツ!引きこもり!!モフモフ&イケメン幼馴染と神様の約束(後金策)のために開業します「嫌や………」)」と私、ワンさんを、引き続きよろしくお願いいたします!
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