↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
106/117

第十三話 それぞれのホテルの楽しみ方part11〜『…………ところで、ラルクは?』 『『『『『『『『『あ。』』』』』』』』』

病人を癒し治療する医務室。

このホテルにも、身体に不調を訴えるお客様のために、随時開放されている。


しかし、その医務室は今、混沌と化していた。


『………くぅ………美味い。

ただのライスとプラムのオートミールなのに、なんでこんなに美味いんだ………。

…………もう少し、貰ってもいいか?』


んくんくんくんく………プハァ!!


『だちが、おいちいみゃ!!!

おかわり!!』


ずうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


『………うまい。おかわり。』


…………ムサイ野郎と、もふもふが半泣きでお粥を食べている。

君ら、今の今まで、トイレの住人だったのに、何バカ食いしてんの…………。


様子を見に来たサラさんとソラさん、顔引きつらせてるよ………。

もふもふたち、チベスナ顔だよ………。


全員、漫画だったら、多分こめかみに怒りマークついてるんだろうな………。


『『いや、お腹壊して、迷惑かけたのに、おかわりしてんじゃないわよ!!』』


『ちゃんと、かんで!!シロちゃ、がるちゃ!!』


『また、ポンポン、いたくなりゅよ!!!』


『………おちり、ばくはちゅ?!』


『クロちゃ、わくわく、ちない。』


…………サラさんとソラさん正論。

んで、クロちゃん、まだ言ってんのか………。

そんなに、爆発するところが見たいのか????


『あのぉ〜………お見舞いにきました…………。』


『ガイルさんたち大丈夫ですか?』


私が乾いた笑いを浮かべながら、モニターを見ていると、モニターの中の医務室の扉が開き、ミーナさんとマイナさんが顔を出した。


言葉通り、お見舞いに来たのか、手にはスポドリやゼリーが握られている。


『ああ、大分落ち着いたのね。』


『皆さん大丈夫ですか?』


そんなミーナさんとマイナさん後ろから、エルダさんとエルマさんも顔を覗かせる。


『………兄貴?五郎から聞いてきたんだけど、大丈夫?』


『大丈夫じゃねぇが、こっちこそ聞きたい、大丈夫か、お前。』


それまた後ろからは泣きすぎて、目が腫れてるレオンさん。

あんまりにも腫れてるもんだから、ガイルさんが自分のことを横に置いて、突っ込んだ。


………あの後もずっと泣いてたんだね。

推しの死は辛いもんな。

オタクゆえに耐性がある私が、3日も寝込んだ漫画(神作)だもん。


そりゃそうなるわな。


『気にしないで、ちょっと心に傷を負っただけだから………。』


『いや、だから何があった?!………いってぇ………。』


ガイルさん、お腹壊した時は叫ばないほうがいいよ。

ツッコミたいのはわかるけども。


「ルナ、そろそろ、俺も医務室行くわ。

他の冒険者の飯も用意しなきゃなんねぇし。」


「ん、祥ちゃん、ありがと。」


頼りになりますな、私の幼馴染殿は。

ありがたやぁと拝むと頭に軽いチョップが落ちてきた。


痛くないけど、イテッとリアクションすると、祥ちゃんから笑い声が聞こえてくる。

思わず釣られて笑うと、モニターからレオンさんの声が聞こえた。


『…………ところで、ラルクは?』


『『『『『『『『『あ。』』』』』』』』』


レオンさんが、ふと思い出したようにいうと、医務室にいる全員の声が揃った。

そして、あっというような顔をして太郎ちゃんがつぶやく。


『………わちゅれてた。』


『………にいちゃ、ラルクちゃ、あちゃごはん、あとから、ぎゅうぎゅう………。おといれは?』


『…………』


『にいちゃ????』


太郎ちゃんの呟きに二郎ちゃんが問いかけると、無言が返ってくる。


んん??ちょっと待とうか、太郎ちゃん?


『………ラルクちゃ、ぼうけんちゃ、なわぬけ、らいじょうぶ、だから、ぬけないように、みはってたし………。』


『………ごほんと、いっちょ、ぬけたら、ごほん、ふむかも………うごくかにゃ、ラルクちゃ………。』


『………ちゃいあく、ごほん、あるから、もらちても、らいじょうぶ。』


『『『『『『『『『『「「は????」」』』』』』』』』』』』 



だから、ちょっと待とうか、太郎ちゃん?????

とんでもない爆弾放られたんだが?!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。