第五十七話 ▱隕石②
「い、隕石じゃん?」
「使徒様、カオスは面倒臭い時には大体隕石落とします」
流石カオス様、神って感じしますよねー
何隕石落としてんだい
What!?なに?頭がお狂いでいらっしゃるのかな?
私が呪うように隕石を落とすのが神か、これでまた一つ学びを得たっすね
「そうそう。これ、リルラさんへ武器っす」
……ワハハ、ん?コントローラーと?
〔『MPM-037』毒ガス容器、レベルⅤの毒ガスまで収納できる。製作者:karma〕×20
〔『卵に見えるだろー』外見は卵形であるが、これは毒ガス発生器である…製作者:karma〕×10
〔『Lrlの特殊な意思』リエラル砂漠の特殊な力を凝縮した銃であるが形状は、ペン型。『MPM-037』内の毒ガスを放つ〕
「ど、毒ガス?」
「そうっすよぉ、でリルラさん。あの隕石どうします?」
「人生終了のお知らせー?」
「使徒様何ふざけてるんですかッ!?使徒様が死んだら、世界が滅ぶんですよッ!?」
………やべー、責任が重大過ぎる
麦茶だぁぜぇ、麦茶結界発動っ!
麦茶が槍のように向かい、到達し残念ながら蒸発する
あー、もうさ空中で爆発しないかな
「後5秒だ、頑張れ」
「万物!それは最初のだろッ!王国が滅びないようにすんるんだよッ!」
「あーー30秒に引き延ばせるけどどうする?」
「早くしろっ!!」
ルシ君がきえた
おっとー?何処に行った
隕石を見ると、隕石が止まっていた
うおぉっと!ナイス!そのまま永遠に止まってろ!
流石に無理?無理?無理かなっ!?
「おい、リルラッ!後20秒しか持たん!安心するなッ!」
「えっ……やっぱり?」
何故かもう隣にいたルシ君
てか、あれ止めたのルシ君だよね?どうやって止めたのか……?意味がわかんない
「深淵魔法、怨嗟の槍」
隕石を黒い槍が貫通し、爆発する
そして、またまた謎の透明な壁によってその他諸々の被害がなくなる
ふー、よし、一件落着かなぁ
……一件落、ちゃく?
………隕石は一つって相場が決まってるんじゃん?
来て一桁じゃん?
あれ?最低でも20個ぐらい隕石があるよね
小石を投げる感覚で隕石落とすのか、神は
いや、砂埃を立てる感覚で隕石を落としているのかもしれない
リェンワさんが隕石をシューティングゲーム感覚で爆発されているが、これはちょっと間に合わないかもしれない
そして、視線を落とすと、Erinさんが呆然と隕石を眺めていた
ログインしたらいきなり、隕石だもんね、そりゃ引くよね、思考が止まるよねー
私も呆然と眺めていた
「……やばい、足手まといだ」
真面目に足手まといなんだよね
「リェンワ、緊急招集なんて珍しいな!」
後ろから声が聞こえた、クロウさんかな?
いや、足音的に十人くらいいるかな?
後ろを振り返ってみると、破天のなんちゃらが全員集結していた
うぉー!なんかそれっぽいぞ!わかんないけど何かそれっぽいぞ!
「上を見ろ」
「ん?何?」
「上を見ろっ!」
「………お前、またカオスを怒らせたのか?」
「……………っさい!動けっ!止めろっ!あれには結界が張ってあるッ!」
「斬り甲斐があるな」
どうやって斬るのかな?
ちょっと理解が追いついてないし、結果が張ってあるってことは斬りづらいって事でOK?
ていうかわざわざ結界張って斬りづらくしたのかな?カオスさん?
………いや何やってるのかな?
「七の太刀、抜刀:音葉」
ロードさんがなんか言っている
?その体制から動かないのかな?
と、思っていた時期が私にもありました
前の木が上から下に真っ二つになっている
多分隕石斬ろうとしてるんだろうけど、多分斬れてないね
「硬いな」
ロードさんが呟く
「グ、凍りつく灼熱」
コトゥムさんが魔法を発動させる
あの時の威力の数十倍はありそう……
手加減されてたかー、やはり
凄い速度、流れ星………よりは遅いかな?
それが直撃しても、隕石は壊れない
え、リェンワさん凄くね?
ん?魔法を何層にも重ね掛けして放ってるんだ
あ、みんな魔法を重ね掛けしてるやん
え、やっぱリェンワさん凄いやん
「リネン、俺を隕石まで飛ばせ」
「………違う方向に吹っ飛んだらごめん」
破天何ちゃらで唯一私よりちっちゃいリネンさんが、ロードさんを蹴りで吹っ飛ばした
………サッカーボールじゃないんだから…
綺麗に隕石の方向に向かっていく
……自殺願望者かな?
そして綺麗に隕石が爆発
いやー、私何もやってねー
そして最後の隕石が爆発した
うわー、すっげー、世界が終わるようなやつ防いだじゃん
安心しきってる私に聞こえた声はリェンワさんの声だった
「来るぞ、大物が」
今までのは小物だと?




