第五十三話 ▱やっぱりスライム
「リルラさんってレベル幾つなんですか?」
あ、そういえば幾つだろ、確認してなかった
えーっと……え、……っと………
あっれれーおっかしいぞー!
レベルが四桁だー
あっれれー、レベルが4000ちかーい
これは人を殺しすぎだなぁ、そのせいだなぁ、Erinさんがここまで行くのには時間がかかるだろうなぁ
「……………頑張って」
うん、頑張れ、それだけしか言えなかった
へっへー!人殺しになるなよっ!
「あ、パーティー申請送りますね」
「了解」
お、登録された
よしよし
「れ、レベル3911?このゲームMAX100じゃないんですか?」
まるで異常者を見てるかのような表情してる
やめてっ!頼むからそんな表情しないで!
そんな、冷ややかな目で見ないで!
何?Mr.G以下の物に向ける目じゃん!、やめなさいっ!
「あ、スライム」
ふぇっ!?
まじで?
「スライムぐらいなら簡単です」
そして、矢でスライムをぶっ刺した
ふぁっ?強くね?
「え」
そう、声を上げたのはErinさんだ
Erinさんは続け様に矢を取り出し、スライムへと突き刺す
だが、五本の矢が貫通している筈のスライムは生きながらえていた
「リルラさん!すみません!手伝ってください!」
よし、りょーかいだっ!
やっぱりスライムはめっちゃくちゃ強い!
ならば全力で向かわなければ
「……Erinさん離れて」
すぐにErinさんは離れた
よしっ!使ってみよう世界創造っ!
作ってみよう自分の世界っ!
「《結晶世界》」
— 《結晶世界》付属スキルを獲得しました—
—スキル—【結晶千撃】を獲得しました—
【結晶千撃】
・《結晶世界》内において発動可能。必中の207%×1000のダメージを与える
「強い……やん」
全神経を集中させる
「結晶千撃」
おらぁぁ!宿敵スライム!倒れろっ!
「アルテマ」
両手を握る
『ッ……!?』
一瞬、アルテマが驚愕したかのような声を上げる
水色の結晶が、スライムを吹き飛ばし水滴サイズ程の見えなくなるぐらいになった
【結晶千撃】の一撃一撃が何処からともなく飛来し命中する
タイムラグは、0秒を切っているはず……はずでございまする
そして、攻撃が終わる
そこには、なんの変わりもないスライムが立たんずんでいた
「まじ?」
「【結晶千撃】」
そっから30分近く、攻撃してもなんの変哲もないスライムに戻っていく
呪いで攻撃しても凄まじいダメージが出るけど、それを軽く上回るHPで回復する
すぐに、ギアを解除した
「リルラさんッ!どうしますか?チャットで応援を養成しますか?」
「そんなのできるの?」
「はいっ!」
「だったらお願いしていい?《結晶操術》」
「………なんかチャットで出てるんですけど……それ、何か大ギルドが狙ってるみたいです」
てか、何こいつ
オリジンエネミー〔version:スライム〕:リーヴ
HP《1,000,000,000/1,000,000,000》称号:願いのクリーチャー
「出しましたよ、リルラさん。頑張ってください」
▱
「原初の文字達がいなければ願いが発動できない」
呟いた




