89.困ってる高次元の人
「ケルピーさん。いい話じゃないんだが、例えに出していいかな?」
「いいわよ。遠慮しないで」
慎重な俺は疑問に尋ね、ニコニコしているケルピーは快く返事を戻した。
「ありがとう。ケルピーさんは、洪水を起こすとか人を水中に誘い込むとかで悪魔呼ばわりされることが多いんだ。しかも、それが真実かどうかは分かっていないのにだ。
こんな感じで、分かっていないのに悪魔呼ばわりされて、何千年なのか何万年なのか分からないけどずっと困ってる高次元の人が沢山いるんだよ。
でも、世界が次元上昇を始めたから、高次元の人と今まで以上に会話ができるようになって分かっていないことが分かるようになって誤解が色々解けていくんだ。
それで、高次元の人は前向きだから、過去の事は気にしないで楽しい未来を想像してニコニコしてるんだ。上手く説明できたか分からないが、分かってもらえたか?」
「う~ん、言いたいことはなんとなく分かったよ」
「細かいところは分からないけど」
「細かいところを話し出すともの凄く長くなるから、少しづつ話していくよ」
感謝な俺は、誤解を生まないようにと丁寧に話した。思案な様子のモモとノンはやや困惑に話し、慎重な俺は再び丁寧に話した。
「うん。色々知りたいから教えてね」
「私も興味があるわ」
「分かった。頑張って話を短く纏めておくよ」
明るい様子のモモとノンは前向きに話し、精一杯な俺も前向きに話した。
「ケルピーさんも、今の話で良かったかな?」
「十分よ。これからは、もういいことしか起きないんだもの」
慎重な俺は疑問に尋ね、引き続きなケルピーは益々ニコニコして返事を戻した。しばし、喉を潤しながら談笑する。
「そろそろお暇しましょう」
「うむ。あいつは来なんだが、仕方あるまい」
満足な様子のケルピーとドラゴンは、顔を見合わせて話した。全員で笑みを交わして席を立つ。
『ガチャ』
「いや~、遅れた遅れた。丸めるのに手こずったぜ」
玄関の開閉の音が届いた。白色のスーツ姿の男性は、身なりを整えながら話した。
「遅かったじゃない」
「話は終わったぞ」
「げっ、マジか?」
平穏な様子のケルピーとドラゴンは明るく話し、困惑な様子のスーツ姿の男性はオーバーリアクションで疑問に尋ねた。
「おおっ、ルーティ。久しぶりだな~。いつ以来だ?」
「いつだったかな。だが、本当に来るとは思わなかったよ」
陽気なスーツ姿の男性は俺にハグして疑問に尋ね、困惑な俺は思わず渋面で返事を戻していた。
「俺も時間が取れるか心配だったが、なんとか間に合ったぞ。はっは」
「この人は?」
「知り合い?」
「誰なの?」
俺から離れるスーツ姿の男性は俺の肩を叩いて話し、困惑な様子のモモとノンとユリは疑問に尋ねた。
「こいつとは長年の友でな。昔から丸め上手で気に入ってんだ」
「初耳だぞ! はあ、まあいいが。この人は、無に帰すぞうさんだ」
「やめてくれよ。その呼び方だと、ガネーシャみたいだろ」
「あっ、バカ」
俺の肩を抱くスーツ姿の男性は得意に話し、驚愕な俺は観念して話した。俺から離れるスーツ姿の男性は不服に話し、直感な俺は思わず目を丸く開いて話していた。
『ガチャ』
「呼んだか?」
「出てきてしまった…」
玄関の開閉の音が届いた。アラビア風のお洒落なフェイスマスクを着けている男性は陽気に疑問に尋ね、動揺な俺は思わず顔を逸らして返事を戻していた。
「ルーティよ。子供の頃は良く遊んだな」
「遊んだ…、と言っていいのか?」
「愉快愉快。パオーン!」
陽気な様子のフェイスマスクの男性は俺の両肩を鷲掴みにして話し、漠然な俺は思わず首を傾けて疑問に尋ねていた。目元を緩める象の鼻を顕わにして笑い声を強く上げた。
「2人共、それぐらいにしなさい。困ってるでしょう」
「儂が紹介しよう。この男は、無に帰すぞうことムーだ」
「ブラックホールだ!」
慈愛な様子のケルピーは俺を庇うように話し、同様な様子ドラゴンは前に出て白色のスーツ姿の男性を示して話した。不服な様子の男性は、強く話した。
「「「えええっ!」」」
「なんで白いの?!}
「なんで黒じゃないの?!」
「ブラックホールでしょう?!」
「はは~ん。まだまだ若ないな。人生は、楽しんだもん勝ちだぞ」
混乱な様子のモモとノンとユリは声を強く上げたあと、疑問に強く尋ねた。得意な様子のブラックホールは、3人を見回して返事を戻した。
「そっち男は、ガネーシャだ」
「お美しいお嬢さん方々! これからも人生を楽しもう! パオーン!」
「楽しむよ! パオーン!」
「楽しみましょう! パオーン!」
「楽しむわ! パオーン!」
平穏なドラゴンは、フェイスマスクの男性を示して話した。陽気な様子のガネーシャは両手を広げて強く話し、同様な様子のモモとノンとユリは満面の笑みで強く話した。
「時間だな」
「ええ」
「また楽しもう」
平穏な様子のドラゴンとケルピーとガネーシャは、明るく話した。
「ルーティ。お前は甘いからな。限りなく悪に近い悪には気を付けろよ」
「分かってるつもりだが、いざという時は頼む」
「任せろ!」
余裕な様子のブラックホールは気遣うように話し、素直な俺は前向きに話した。笑みを見せるブラックホールは、爽快に強く話した。陽気な様子の高次元の人達は店をあとにし、平穏な俺と同様な様子の3人は店の外で見送る。高次元の人達は振り向く。
「今後は皆が側に付いておる! 存分に楽しむが良い!」
「ああ! 存分に楽しむよ!」
「存分に楽しむね!」
「存分に楽しみまくるわ!」
「存分に楽しんでやるわ!」
威厳な様子のドラゴンは他の高次元の人と共に拳を上げて笑顔を見せて強く話し、歓喜な俺と同様な様子の3人も拳を上げて笑顔を見せて強く話した。
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