86.ユリ
「お兄ちゃん、3年前の事って?」
「復興の話もなんなの?」
「昨日、聞いた話だ。あとで説明するよ」
困惑な様子のモモとノンは俺に疑問に尋ね、前向きな俺は明るく返事を戻した。
「話を続けるわね。今から話す内容は3人にはまだ少し早いんだけど、覚えておいてほしいことなの。さっきの話と少し重複するけど、スキルや技はここの図書室で調べられるものだけじゃないの。ここに無いものが他の街にあったり、自分でやってみて見つけたり、ドロップ品のスクロールから覚えられたりして、使い方は皆で協力して使うものがあったり、組み合わせを考えないといけないものがあったり、属性を考えないといけないものがあったり、タイミングを合わせないといけないものがあったり、他にも沢山あるの。スキルや技は、可能性のあるものは必ずと言っていいほど存在するから、とても奥が深いって覚えておいて」
「これは…、内容が濃すぎる…」
「そんな、一度に沢山言われても~」
「一つ一つ、試していくしかないのかしら…」
明るい様子のマリーはコミカルな資料をなぞりながら話し、集中な俺は思わず眉間に皺を寄せてマゾさを垣間見たと話していた。満杯な様子のモモは頭を揺らして話し、苦戦な様子のノンは口元に手を当てて話した。
「こういうのは時期が来ると分かるようになるから、今は深く考えない方がいいわよ」
「そうする~」
「ふう、仕方ないわね。今はそうするわ」
お姉さんの様子なマリーは、得意に話した。疲労な様子のモモは頭をテーブルに突けて話し、同様な様子のノンは脱力して話した。
(確か、昔のMMORPGに武器やスキルをポイントで習得するゲームがあったな。この世界はそれに近いのか?)
「ルーティも、その時に思い出してくれればいいから」
「ん? ああ、そうだな。だが、これはやり始めると絶対に楽しいやつだ」
「クス。ホント、面白い人ね」
「こういうのは好きなんだ」
根気な俺は疑問に思考し、引き続きなマリーはやや困り顔で話した。前向きな俺はどや顔で話し、笑みを零すマリーは明るく話した。得意な俺は、腕組して闘志が燃え上がると話した。
「それじゃあ最後に、スキルと技の全体の注意点と纏めの話ね。全てのスキルや技は、どんな人でも覚えられるって言われてるの。だから、自分の可能性はいつも無限大のように考えていてね」
「全てのスキルや技を、誰でも使えるってことか?」
「そうなるわね」
(んんんんんっ? これはゲームと違うところだが、いい事なのか悪い事なのか? どうなんだろう?)
平穏な様子のマリーは笑みを見せて話し、困惑な俺は目を見張りながら疑問に尋ねた。前向きな様子のマリーは再び笑みを見せて話し、動揺な俺は思わず眉間に皺を寄せてあらゆるケースを想定しつつ疑問に思考していた。
「初心者講習はこれで終わりよ。今からは質問の時間にするわ」
「あれ? クエストは?」
「ふふ~ん。それは、あとのお楽しみ」
一段落な様子のマリーは、明るく話した。困惑な俺は疑問に尋ね、平静な様子のマリーは魅惑に話した。
「マリー。もう終わった?」
「ユリ。もう少しよ。って、ユリ?」
テーブル横に歩み寄る女性は疑問に尋ね、女性を確認するマリーは、ユリと名を呼んだあとにユリを視線で追いながら疑問に尋ねた。歩き続ける女性は、俺の背後で立ち止まる。
「もう絶対に離れないよ。ずっとずっと、会いたかったんだよ」
「え?」
(なんだろう? この感覚、昔から知っていたような…。凄く安心する)
俺を包み込むように抱きしめるユリは、耳元で優しく話した。茫然な俺は思わず声を疑問に漏らしたあと、わんぱくな幼少期を思い出しながら目を閉じて思考していた。女性は姿勢を戻し、困惑な俺は女性を確認する。
明るい様子の女性は、髪色と瞳が鮮やかな水色。ショートヘアーでややボーイッシュな顔立ち。身長は160cmほどでスタイルは健康的。
「ルーティは凄く熱いね。頭もそうとう切れるみたい。私とクエストをやらない? ねえマリー、いいでしょう?」
「魔女の宅急便のクエストよね。内容も聞いてるから別にいいけど、講習の途中だからちゃんと戻って来てよ」
「決まりね。皆待ってるから早く行きましょう。勿論、2人も一緒にどうぞ」
「ちょっと待て! 魔女の宅急便に皆って、まさか?!」
歓喜な様子のユリは疑問に尋ね、納得な様子のマリーはお姉さんのように話した。引き続きなユリは笑顔で話し、直感な俺は思わず立ち上がるあとに疑問に強く尋ねていた。
初心者です。
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