82.約束
「流石ルーティね。まるでお爺ちゃんみたい」
「一言多いわ。それに、俺はお爺ちゃんじゃなくてお兄さんだ。いいから話を先に進めてくれ」
感心な様子のマリーは笑みを見せて話し、不服な俺は嫌気に話した。
「もう、せっかちね。初々しい新人なんだからもっとお姉さんに甘えていいのよ?」
「初々しい新人? さっきから妙に子供扱いをす…る…が…」
「「クスクス」」
お姉さんな様子のマリーは、余裕の笑みで話した。困惑な俺は思わず表情をしかめて話していたがモモとノンの笑い声を耳にして話を中断した。背中を見せて笑いを堪えているモモとノンを確認する。そして、
「ああっ! そうだった!」
分かっていたのにうっかりした。
(俺も15歳で新人の冒険者だった。昔の話をしたせいですっかり忘れてた。通りで色々そう言いたくなるのか…)
認識な俺は、俯いたあとにマリーを窺いながら思考した。愉快な様子のマリーは前のめりになる。
「いい子でちゅね~」
「「プッ!」」
(むむむむむっ!)
俺の頭を撫でるマリーは子供をあやすように話し、愉快な様子モモとノンは再び背中を見せて笑い声を強く漏らした。憤怒な俺は、思わず額に青筋を立てて強く思考していた。
(駄目だ。いつか一泡吹かせてやるが、今は怒っても無駄だ。現実を素直に受け入れよう。ここでこの調子なら他の場所でもこうなるな。そういうのも楽しんでいこう)
大人な俺は、前向きにと思考した。
「大丈夫かしら?」
「大丈夫だ。甘える時はちゃんと甘えるから。それよりも、今は色々早く知りたいんだ」
「そっ、そうよね。まずはお互い、うん、そこからよね」
お姉さんの様子のマリーは姿勢を戻して疑問に尋ね、平静な俺は積極的に話した。顔を逸らすマリーは、髪に触れながら不自然に話した。
「どうした? 変な話し方をして?」
「ううん、なんでもない。大丈夫よ。忘れずにね。ちゃんと甘えてね」
「あ、ああ…」
(どういう意味だろう? う~ん、女性は時々良く分からないことを話すからな…。多分これもその類で、考えても分からないやつだな)
困惑な俺は疑問に尋ね、顔を戻すマリーは笑みを見せながらも再び不自然に話した。引き続きは俺は話したあと、男性と女性は異なるために熟考しないと思考した。
「話を先に進めるわね。ええっと、どこまで話したかしら…、そうだわ。大人になるってことは、自分が変わるだけじゃなくて周りの人からの見方も変わるの。例えば、一つ一つの行動に根拠を持っているかとか、その根拠を忘れていないかとか、矛盾はないかとかね。そう言うところも見られるようになるからこれからは意識してね。とりあえず、ギルドからの年齢と大人についての話は以上よ」
真剣な様子のマリーは、笑みを見せて話した。互いにリラックスする。
「大人って大変なんだね」
「想像以上ね」
「初めは色々戸惑うと思うが直ぐに慣れるさ。俺がそうだったからな」
不安な様子のモモとノンは真剣に話し、平静な俺は笑みを見せて話した。
「ルーティは、もう大人なのね」
「まあな」
「それなら、私が困った時に助けてくれるかしら?」
「そんなの余裕のよっちゃんだ。いつでも頼ってくれ」
「うふっ。安心したわ」
平静な様子のマリーは明るく話し、余裕な俺はさらりと返事を戻した。窺う様子のマリーは疑問に尋ね、よっちゃんな俺は俺の辞書に不可能と言う文字はないと得意に話した。歓喜な様子のマリーは笑みを見せて話した。
「それじゃあ、次の約束についての話に移るわね。これも大事な話だからしっかり聞いてね」
「約束?」
「そんなに大事なの?」
平穏なマリーは明るく話し、困惑な様子のモモとノンは疑問に尋ねた。
「そうね~、最初に一般的な話をするわ。例えば、誰かと待ち合わせをしたとするでしょ。それで待ち合わせの時間に相手が来なかったら、2人はどう思う?」
「怒る」
「その人を信用しない」
「普通はそう思うわね。これを相手の立場になって考えてみて。2人が誰かとの待ち合わせを守らなかったとしたら、誰かはどう思うかしら?」
思案な様子のマリーは疑問に尋ね、真剣な様子のモモとノンは常識のように返事を戻した。同意な様子マリーは、意味深に疑問に尋ねた。
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