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スキルマスター  作者: とわ
第一章 ムーン・ブル編
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14.冒険者ギルド

先を読みたい方はカクヨムで「スキルマスター」を検索してください。

今は22話の戦闘が終わったところまで修正してあります。


(フッ、俺の勝ちだな)


 勝者な俺は、頬を緩めて思考した。敗者な門番は、混乱かのように狼狽する。


(いや待てよ。ギルドに登録すると何か分かるのか?)


 冷静な俺は、軽く握る右手を口元に当てて視線を逸らしながら疑問に思考した。


(凡その見当は付くが…)


 平静な俺は、アニメなどを振り返りながら思考した。情報を引き出すような視線を門番に向ける。門番の表情が強張る。


(顔色だけじゃ分からないか。だが、答えはきっと明るい未来にあるな! ここは、出たとこ勝負だ!)


 前向きな俺は、視線を城門内に移して強く思考した。小学校に初登校するような甘酸っぱい心の一欠けらを胸に抱きならも右足を未来に向けて大きく踏み出す。


「ああ…。金がないところ済まないが、ここを通るには通行税が掛かるんだ。銀貨1枚だが持ってるか?」


 困惑な門番は、槍を持つ右腕を俺の前方にしっかり伸ばして遠慮がちに疑問に尋ねた。不意な俺は思わず足を止めて門番を見つめてしまう。初々しい門番の眉尻が下がる。


(まあ、アニメなんかでも良くある話だ)


 冷静な俺は、右手をパンツの右ポケットに入れて銀貨を探りながら思考した。銀貨1枚を取り出して思わずそれを見つめてしまう。


(女神が用意した銀貨だが…)


「これでいいか?」


「大丈夫だ」


 不安な俺は女神を信じると思考して銀貨を手渡しながら尋ねた。受け取る門番は銀貨を軽く確認して笑顔で返事を戻した。


(気にしてなかったが、この金は問題なく使えるのか)


 安堵な俺は、門番が銀貨を腰に付けた袋に仕舞う様子を見つめながら思考した。


(そう言えば…)


「ところで、ギルドはどこにあるんだ?」


「冒険者ギルドか? そこの建物だ」


 再び不安な俺は、今更と思考して疑問に尋ねた。視線をこちらに移す門番は、尋ね返して体を城門側に向けながら左腕を伸ばして奥の周囲よりも一際大きな茶系色の建物を示して返事を戻した。


「ありがとう」


「気を付けてな」


「ああ」


(いい人だな!)


 安堵な俺は、門番に微笑みながら礼を伝えた。視線を戻す門番もこちらに同様にして返事を戻し、歓喜な俺は視線を建物に向けながら相槌のように返事を戻した。清々しく歩き始めて見習おうと思考した。





 爽快な俺は、城門を通過する。歩きながら色彩豊かな開けた街並みと複数か所で談笑するおばちゃん達を目にする。


(これが、この世界の街か!)


 感動な俺は、無事に小学校に辿り着くような余り有る感激の中で強く思考した。思わず歩きを止めてしまう。


(う~ん! やっぱり面白いな! 初めての街は新鮮だ!)


 ハイテンションな俺は、力の限りの万歳を行いながら叫ぶように思考した。


(おっと。城門の内側も見ておかないとな)


 脱力な俺は、両腕を下ろしながら新しい所有物の見てはいけない部分も見てみたいかのように思考した。微笑みつつ背後に振り向き、腕組すると同時に仁王立ちする。城門や城壁とそれらの付近を見回す。


 城門は、木製の門扉が観音開きのように開いて固定されている。城壁は、上部に繋がる石造りの階段が複数か所に壁面に沿うように存在する。付近は、防衛などのためであろう物資が物々しく配置されて城壁の手前側に広い通路がある。


(うんうん。外側もいいが内側もなかなか味があるな!)


 得意な俺は、見てはいけない部分も惚れたと二度頷いて自分の所有物を自慢するかのように強く思考した。周辺の建物を気に掛ける。


(このまま街の中を見に行きたいが、先にギルドに行くか)


 困惑な俺は、情報収集を優先しようと思考した。視界の右端に僅かに捉えている茶系色の建物の冒険者ギルドに体を向ける。


(近くで見ても随分大きいな。学校の体育館以上はあるか?)


 唖然な俺は、ギルドの正面と側面を確認しながら疑問に思考した。側面は正面の3倍ほどある。


(角度を変えながら見てみるか)


 好奇心な俺は、全体を確認したいと思考した。ギルドの正面付近をうろつきながら観察を開始する。


(外観は、レンガ調のキャメル色だな。屋根は、切妻のオレンジ色か。明るいし、大きく見えてカッコいいな。お洒落な煙突とドーヤもバランスよく付けてある。


 1、2、3、4、せり出た部分は4か所か。妻壁に庇付きの小窓とその上に飾りを付けてのっぺらぼうにならないようにしてある。中央の出入り口以外のせり出てないか所の手前側に木を植えてるのも抜かりない。建物は直線的で箱みたいになりがちだから木で直線を消そうとしたんだろうな。葉っぱの緑と幹の茶色がキャメル色の外壁とマッチしてる。


 二階のステンドグラスの丸窓は明り取りか? 一階の上側がアーチ状の窓枠とデザインを揃えて縦列も揃えてある。これをデザインした奴は意識高い系だな。


 建物的に重厚感が強いが窓枠や木の曲線で柔らかさを出して、トータルデザインを温かい街並に合わせたんだろうな。この建物は100点満点だ!)


 繊細な俺は、表情をにんまりさせながら思考した。最初の立ち位置に戻り、再びギルドを観察する。


(いい建物だが、外観ばかり見てても始まらないからな)


 満足な俺は、目的を見失わないようにと思考した。顔をギルドの出入り口に向ける。


(あの扉は開けっ放しなのか? 開かれたギルドだといいが…)


 不安な俺は、数段の上り階段の先にある木製と思われる重厚で大きな観音開きの扉を見つめながら思考した。


(迷ってても仕方ない。きっといい場所だと思うし、行くか!)


 疑心暗鬼な俺は、先程までの幸福な感情を呼び戻すと同時に勇気と希望も呼び戻して強く思考した。勇敢な一歩を踏み出して階段に向けて歩き始めた。




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