113.パトン
陽気な俺と同様な様子の3人は、店内に移動する。
「いらっしゃいませ~」
「あれ?」
奥側から女性の柔らかい声が届き、意表な俺は思わず声を疑問に漏らしていた。二十前後の健康的な女性の店員が俺達の下に早足で到着する。
「こんにちは。今日は、何をお求めでしょうか?」
「昨日の男性は、いないのか?」
「昨日の…、ああ。あの方は仕事で世界中を飛び回っていて、たまにしか店に来ないんです。何か、お約束がありましたか?」
「そうなのか。約束じゃないが、面白い人だったからさ。2人にも紹介したいと思ったんだ」
陽気な様子の女性は疑問に尋ね、困惑な俺は思わず疑問に尋ね返していた。回想な様子の女性は再び疑問に尋ね、納得な俺は昨日を思い出して笑顔で返事を戻した。
『バン!』
「「キャッ!」」
「なに?!」
「なんだ?!」
背後から扉を叩き付けるような音が強く届き、驚愕な様子のモモとノンは声を強く上げた。困惑な俺と同様な様子のユリは、背後に振り向きながら声を疑問に強く上げた。
「いらっしゃいませ!」
扉の外側の恰幅の良いシルエット姿の人物は、両手を高く広げて独特なイントネーションで強く話した。俺に向けて歩き始め、姿が顕わになる。
人物は、昨日の店員の男性。よそ行きと思われるブルーとパッションピンクのボーダーののスーツ姿で、同色のシルクハットとステッキを所持する。
「オーナー?!」
「オー、マイセルフ!」
「あはは。その言葉の使い方は意味が分からないが、会いたかったぞ!」
「私もですぞ!」
驚愕な様子の店員は疑問に強く尋ね、歓迎な様子のオーナーは再び両手を高く広げて強く話した。歓喜な俺も両手を高く広げて強く話し、同様な様子のオーナーは笑顔で話した。熱い抱擁を交わす。
「仕事は、良かったのか?」
「当然! 片付けてきましたよ~」
平穏な俺は疑問に尋ね、余裕な様子のオーナーは笑顔で話した。お互い離れる。
「流石だ! 社員にも好かれてるみたいだし、凄いな!」
「ヌッフッフ。ユーモアのある人物は昔から凄いと、相場は決まっているのです!」
「どうして一回転するの?!」
「どうしてポーズも決めるの?!」
「どうして自分でそれを言うの?!」
陽気な俺は左右の腰に手を当てて強く話し、愉快な様子のオーナーは一回転してポーズも決めて強く話した。困惑な様子のモモとノンとユリは、ツッコミのように疑問に強く尋ねた。
「ちなみに! 凄い人なのにユーモアが無いのは、無いのではなくて見せていない可能性が高いのです! こちらが信用されてないか、認められていない可能性があるので注意しましょう!」
「そうだよな~。この辺のセンスが分からないと、商売はやっていけないよな~」
「そうなんだ」
「お兄ちゃんが言うなら、正しいわね」
「ルーティは、ああ見えても入社4カ月で10年続いた店の最高記録の売り上げを塗り替えた人だからね」
得意な様子のオーナーは数回優雅に回転したあとに再びポーズを決めて強く話し、納得な俺は数回深く頷いて話した。感心な様子のモモとノンとユリは、腕組して話した。
「そうだ。名前を聞いてもいいか?」
「おおっ。これはこれは、大変失礼いたしました。私はこの支店のオーナーをしております、パトンと申します。他の街にも支店は御座いますので、お立ち寄りになられる際はどうぞよろしくお願い申し上げます」
平穏な俺は疑問に尋ね、意表な様子のパトンは頭を下げて返事を戻した。
「丁寧にどうも。俺はルーティ。こっちは、モモとノンとユリだ。これから色々お世話になると思うから、よろしく頼む」
「よろしくね」
「お願いするわ」
「よろしく」
「こちらこそ、よろしくお願い申し上げます」
引き続きな俺と平穏な様子のモモとノンとユリは笑顔で話し、丁寧な様子のパトンは再び頭を下げて話した。
「今日は、モモとノンの装備を見に来たんだ。良さそうなのを見繕ってもらえるか?」
「二刀流と大鎌に合わせてですな。それですと、動き易い布製の装備が宜しいかと存じ上げますが、御予算は如何ほどにいたしましょう?」
「レザーアーマーと同じぐらいで頼むよ」
「畏まりました!」
陽気な俺は疑問に尋ね、一流の商人な様子のパトンは手もみしてユリを気にして疑問に尋ね返した。引き続きな俺は返事を戻し、同様な様子のパトンは背筋を伸ばして返事を強く戻した。
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