112.どうする?
「これをもらうよ」
「他はいいか?」
「あとはベルトとかだが…」
「おまけは、ちゃんと付けるぜ」
「ありがとう」
平穏な俺と陽気なアーロンは、交互に笑みを交わして話した。
このあと、おまけの鞘とベルトも選ぶ。2本のブロンズレイピアの代金は、小金貨1枚と銀貨8枚。ブロンズサイスの代金は、同額。これらを支払う。
「俺の武器より高いし、盾は忘れられたか~」
「どんまい」
複雑な俺は、苦笑しながらもご機嫌な様子の2人を見つめて明るく話した。隣のアーロンから声が届いた。両手を後頭部で組む笑顔のアーロンを確認する。
(この感じ…)
「この野郎!」
「うわっ。兄ちゃん、止めてくれ!」
直感な俺は思わず必然の出会いがあると思考したあと、アーロンを熱く抱きしめて頭を愛情いっぱいに撫でくり返して将来有望と強く話し、困惑な様子のアーロンは嫌がる子犬がじたばたするかのように強く話した。皆で再開の約束をし、アーロンに見送られながら正面の防具屋へと向かう。
「皆!」
遠方からユリの声が届いた。笑顔のユリは俺達の下に駆け付ける。
「どう?!」
「お洒落だな!」
「その水色、可愛い!」
「似合ってるわ!」
「マリーからもらったの。ダンジョンからのドロップ品なんだよ」
得意な様子のユリは、装備を見せつけるようなポーズを決めて疑問に強く尋ねた。感心な俺と感動な様子のモモとノンは返事を強く戻し、引き続きなユリは更に見せ付けるように話した。
「皆の分も、頼んでみようか?」
「頼んでほしい!」
「是非、お願いしたいしたいわ!」
陽気なユリは疑問に尋ね、感激な様子のモモとノンは強く話した。
「ルーティは、どうする?」
「俺は………、どうする?! 俺は弱い装備も楽しんでいきたい派だ! どうする?!」
引き続きなユリは疑問に尋ね、極限な俺は体を横に向けてしゃがんで頭を抱えて究極の選択と疑問に強く話した。
「忘れてないよね?」
「ドキッ!」
ユリが耳元で疑問に尋ね、理解な俺は思わず強く話していた。
「ふう~。分かってる。自分を変えないとな!」
平穏な俺は、起立して強く話した。付近の花屋の露店に移動し、ピンク色のバラを手に取る。
「俺の一番やりたいことは、弱い装備を楽しむことじゃない。強い装備を手に入れれば、一番やりたいことが早く進む。人の親切は、素直に受け取らないとな。迷惑じゃないなら、お願いするよ」
優雅な俺は、バラを愛でてポーズを決めて話した。兜をブリリアントに脱いでバラを口にくわえ、前髪をエレガントに跳ね上げる。
「毎度。ピンク色のバラは、一本、銅貨1枚ね」
背後から女性の優しい声が届いた。エレガントな俺は、背後に振り向く。手の平を差し出す優美で恰幅の良いおばさんを確認する。そして、
「あっ、遂…」
うっかりした。
「「クスクス」」
「マリーに頼んでおくね」
「あ、ああ。頼む」
背後のモモとノンとユリから声が届き、動揺な俺は顔を向けて話した。地面に落下したバラを拾い、おばさんに代金を支払う。モモ達の元に戻る。
「このバラ、どうする?」
「貸して。こうやって胸に刺しておけばいいよ」
困惑な俺は疑問に尋ね、バラを受け取るユリはバラをレザーアーマーの腰付近の縫い目に刺して返事を戻した。
「うん。お洒落だよ」
「似合ってる」
「お兄ちゃんに、ピッタリね」
「そうか」
陽気な様子のユリとモモとノンは笑みを見せて話し、満足な俺は笑顔で話した。
「モモ達は、防具はどうする?」
「う~ん、どうする?」
「どうする?」
「クス。戦闘スタイルに合わせた方がいいよ。中で、店員さんに相談してみましょう」
陽気な俺は疑問に尋ね、思案な様子のモモはノンに疑問に尋ねた。困惑な様子のノンはユリに疑問に尋ね、愉快な様子のユリは防具屋を指差しして返事を戻した。
「そうだな」
「うん」
「そうしましょう」
「行きましょう」
平穏な俺と同様な様子のモモとノンは顔を見合わせて話し、陽気な様子のユリは先頭を行きながら話した。
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