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#99:普段不真面目な奴が急に真面目になると必ずといっていいほど裏がある

世の中にはあり得ないということがある。


コケコッコーッ!!


鳴かないはずのメンドリが鳴いたり


太陽が西から登って東に沈んだり


そしてフランチェスカ学園では┅


及川「ふむふむっ!」


勉強嫌いの及川が朝から辞書を手にして勉強していた。


この様子を見て


男子「何てこった!? テスト前でも一秒たりとも勉強しないあの及川が勉強するだなんて!?」


男子「天変地異の前触れに違いない!?」


男子「地球の終わりだ!?」


大袈裟な気もするが男子達の気持ちもわからなくはない


一刀「華佗、及川は何か病気なのか!?」


華佗「いや、信じられないがあれは病気ではない」


及川「さっきから黙って聞いてりゃみんな失礼やで! そんなにわいが勉強するのがおかしいんかい!」


おかしいぞ!!


一刀「しかし本当にどうしたんだ及川!?」


華佗「お前が自分から勉強するだなんて、死ぬのか?」


及川「ホンマに失礼な連中やなぁ!」


ここまで馬鹿にされては理由を答えないわけにはいかず


及川「わいなぁ、次期生徒会長を狙っとんねん!」


一刀「生徒会長だと!?」


及川「あぁ、華琳も家業が忙しいから次の生徒会長は厳しいし、次期生徒会長は成績と人気が高ければなれるわけやからまずは頑張って勉強しとるわけや!」


及川がそう言うと


男子達「「「プッ┅、ワッハッハッ!!」」」


クラス内で男子達による爆笑が響き渡った。


男子「及川が生徒会長になれるわけねぇだろ!」


男子「お前が生徒会長になれるんだったら俺は総理大臣になってやるよ!」


及川を馬鹿にしまくる男子達


及川「言うたな! だったらわいは絶対生徒会長になったる!」


ボオォッ!!


いつになく背中に炎を燃やして張り切る及川


一刀・華佗「(まぁ、どうせ三日で飽きるだろ)」


と、一刀と華佗は思っていたが


それから三日後


一刀「及川の奴、真面目に勉強してるな!?」


華佗「あぁ、昨日の夜だって及川が好きそうな深夜のアダルト番組をやっていたってのに及川の奴、見もしないで勉強していたらしい」


普段の及川を知る二人から見ても驚くべき変化であった。


一刀「こりゃ本当に生徒会長に┅」


だが


桂花「そんなわけないでしょ!」


桂花が突っ込んできた。


桂花「いい、生徒会長ってのは華琳様のようにラリアットが得意な溶接マスクすらも認めるような完璧超人でないとダメなの! それなのに華琳様の後釜がよりにもよってあの変態眼鏡だなんてこの学園に汚物歴史を発生させるわ!」


桂花の気持ちもわからなくはないのだが


桂花「見てなさい! 私があいつの化けの皮を剥がしてやるんだから!」


そして桂花は行動を開始した。


トラップその1


・エロ本トラップ!


及川が通りそうな道にエロ本を置く桂花


桂花「フフフッ、これであの変態がエロ本に飛びついたが最後、証拠写真を撮って華琳様に提出して生徒会長選挙を辞退させてやるんだから!」


一刀「さすが幼馴染みだな!?」


華佗「及川の性格を熟知している!?」


すると


及川「んっ?」


参考書を片手に歩く及川の目線にエロ本が目に入った。


桂花「(さぁ、飛びつきなさい!)」


ところが


及川「こうなるからこうであって┅」


及川はエロ本を無視し、そのまま歩いた。


桂花「何でなのよ!」


一刀「本当に及川、どうしちゃったんだ!?」


華佗「いつもの及川なら桂花の言うように飛びつくはずなのに!?」


桂花「まだよ! まだ作戦はあるんだから!」


続いて桂花は


トラップその2


・下着トラップ!


及川の通りそうな道にGカップはあろう巨乳ブラを置いた。


桂花「今度こそあの変態が飛びつくに違いないわ!」


一刀「なぁ桂花、あのブラはどうしたんだ?」


桂花「んなもん急いで買って来たに決まってるでしょ! おかげで店員から私が使うものだと思って『サイズ間違えてませんか?』と聞かれる屈辱を味わったわ!」


華佗「そうまでして及川を嵌めたいのか!?」


すごい執念である。


そして


及川「んっ?」


及川が道に置かれていたブラに気付いた。


桂花「(さぁ、飛びつきなさい!)」


スッ!


そして及川はブラを手に取ると


及川「こんなとこに誰の落とし物や? 落とし物場所に置いてこよ」


そのまま落とし物場所に向かうのだった。


桂花「何でなのよ!」


一刀「あり得ねぇ!?」


華佗「いつもの及川なら絶対懐に仕舞うか、頭に被るのに!?」


それほどまで及川は変態であった。


桂花「まだよ! 次で決めてやるんだから!」


トラップその3


桂花「うっふ~んっ♪」


及川の目の前にセクシーな下着姿の桂花が現れた。


桂花「(これぞ『お色気トラップ』よ! さぁ、嫌だけど私に飛びついてきなさい)」


ところが


サッ!


及川は桂花を見ずに無視して進んだ。


桂花「何でなのよ!」


突っ込む桂花だが


一刀「そりゃそうだろ。桃香ならともかく色気のない桂花じゃなぁ」


華佗「元々及川は貧乳に興味がないからな」


この二人の発言に


桂花「だったら先に言いなさいよ! この馬鹿コンビがぁーっ!!」


一刀・華佗「「うわぁーーっ!?」」


ただ恥をかかされた桂花は激怒して一刀達を追いかけるのだった。


その後も及川はスカートめくりや覗き等の変態行動を一切行わず、むしろ困っている人の人助け等を進んで行った結果


「「「(及川って改心したんだな)」」」


ほぼ全校生徒の心がそう思ってしまい


そして


華琳「生徒諸君、現生徒会長の曹 華琳よ。只今より次期生徒会長を決める投票の結果を報告するわ」


その結果┅


華琳「次期生徒会長は及川に決定よ!」


多くの生徒達からの投票を得て、及川が新たな生徒会長になった。


一刀「まさか本当に及川が生徒会長になるだなんてな」


華佗「あいつも改心したんだろう」


と、ここまではよかったのだが┅


及川「えぇ~、全校生徒の皆さん、わいが新しい生徒会長になった及川です。早速新たな生徒会長として校則を決めていきたいと思います」


そして┅


及川「まず最初に『体育は全部水泳にし、男女共学かつ、女子の水着はバスト85以上はビキニ、それ以下の貧乳には興味ないからトップレス』を作ります!」


えっ!?


及川「更に『家庭科の調理実習にて女子は裸エプロンで行うこと』を義務付けます!」


なっ!?


及川「そして最後に『女子更衣室はマジックミラーにして、中からは見えへんが外からは見放題』にします!」


そう。実は及川が真面目になったのは生徒会長になって校則を好き放題作るためである。


そして、この及川のとんでもない校則を聞き


男子達「「「うぉーっ! さすがだぜ及川会長!」」」


及川「な~、ハッハッ!」


一刀と華佗以外の男子達からは称賛されるも


女子達「「「そんな校則認められるかーっ!!」」」


バァンッ!


全女子から抗議が入り


その結果、1分ももたず┅


華琳「えぇ~、前生徒会長の華琳よ。抗議署名が過半数を越えたことにより及川の生徒会長任命は却下し、また私が生徒会長を務めることになったわ」


及川「そんな~!?」


当然の結果である。


華琳「そして新たな校則として『あまりにド過ぎた発言を行った生徒は半殺しにする』を加えるわ。というわけで┅」


ガラッ!


華琳は扉を開けると


ジャキンッ!!


そこには武器を持った女子全員が待ち構えていた。


華琳「この変態をお仕置きしなさい!」


女子全員「「「おぉーーっ!!」」」


及川「ひぃっ!?」


ドガバキボコォッ!!☆ミ


及川は怒りまくる女子達から半殺しの目に遭わされた後


及川「もう許して~!?」


全裸にされ、一週間の間、柱にくくりつけられるのだった。


桂花「こんなことになると思ってたわよ」


一刀「及川の三日天下ならぬ三十秒天下だな」


華佗「やはり及川は改心しなかったか」


及川「助けて~!?」


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