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#100:借り物競争は知らない人から借りる場合返しにくい

それはある日のことだった。


ある日、一刀達フランチェスカ学園の生徒、教師達が全員校庭に集められた。


一刀「全体朝礼をするからって集められたけど何するんだろうな?」


華佗「どうせまた何かのイベントだろ」


及川「しかも今朝、それぞれ下駄箱に入っていたこの封筒を持参するようにって何のこっちゃ?」


そう。及川の言うように一刀達の下駄箱に謎の封筒が入れられ、中身は開封しないでと通達があった。


すると


貂蝉「みんな~、集まったわねん♪」


学園長である貂蝉が出てくると


貂蝉「只今より第一回、『狩り物競争』を開始するわよん♪」


全員「「「狩り物競争?」」」


普通の借り物競争ならば数メートル走った後、置いてある紙に書かれているものを観客から借りてゴールするというものである。(当然この後、借りたものは持ち主に返さなければならないため持ち主の位置を把握する必要がある)


しかし、フランチェスカ学園がそんな普通なイベントをするはずがなかった。


貂蝉「ルールは簡単。今朝あなた達に渡しておいた封筒、その中に書かれているものを用意してあたしの元に持ってくるだけ、それをあと二回繰り返して先に三回借りた人が優勝よん♪」


ちなみに最初の封筒以降は貂蝉から直接渡されるため何を持ってくるかは誰にもわからない


ただし、紙に書かれているものが自分が持っているものであったとしても他から借りなければならない


また書いてあるものが他の人が持っているものの場合、交渉しなければならない。(暴力による略奪は禁止!)


という特別ルールがあるが


生徒「くだらないなぁ」


生徒「どうせ他の奴が優勝するだろうし、興味ないから辞退┅」


と、辞退しようとする人が多いなか


貂蝉「なお、優勝者にはこの『全商品カタログ集』に書かれているものを何でも一つ差し上げるわよん♪」


バンッ!


そう言う貂蝉は電話帳くらいの分厚いカタログを出してきた。


華琳「へぇ、学園長もいいものを出すじゃない」


一刀「華琳、あのカタログを知ってるのか?」


華琳「えぇ、身近にあるものから宇宙旅行の招待券まで書いてあるセレブでしか手に入れられないものだもの」


セレブである華琳が言うと雰囲気がある。


それを聞き


生徒「やるぜ!」


生徒「優勝は俺のものだ!」


やる気が燃え上がる生徒達であった。


貂蝉「それじゃあ、みんな、一斉に封筒を開いて競争開始よん♪」


貂蝉学園長の話を聞き


バッ!


全員が封筒を開き、書いてあるものを確認した。


一刀「ラッキー! 俺はビーカーだ。これは理科室にあるな」


及川「わいはエプロンやから家庭科室やな」


やはり最初のものは比較的手に入れやすいのだが


一刀「華佗は?」


華佗「俺か? 俺は一生ゴールできないな┅」


そう言う華佗は嘆きながら紙を見せると


そこには『高齢者の女』と書かれていた。


一刀「うわぁ┅!?」


及川「こりゃ一生ゴールできへんで┅!?」


思い当たる人物は数人いるのだが確認のため紙を読み上げられるのでその瞬間、華佗の命が亡くなる!?


華佗「何で俺なんだ!? こういうのは及川の仕事だろ!?」


しかし、一回目をクリアできなかったのは華佗だけではなかった。


春蘭「間違っているだと、ふざけるな! この紙にはちゃんと馬鹿(うましか)と書いてあるだろ。だから飼育小屋から馬と鹿を連れてきたんだぞ!」


馬鹿(バカ)馬鹿(うましか)と読む春蘭もクリアできなかった。


といったものもあり、数名がクリアできないなか


一刀「よし、次の借り物は?」


一刀等、ほとんどの生徒が次の紙を手に入れた。


一刀「ラッキー! 今度のも手に入れやすいものだ」


及川「えぇなかずピー、さてわいは┅」


及川が紙を見ると


及川「こいつか、なら┅」


何かを思い付くと同時に


桂花「ちょっと変態、私と一緒に来なさいよ!」


桂花から呼ばれる及川


及川「奇遇やな、わいもお前に用があったんや」


及川の方も桂花に用があったようで二人は向かうのだが


貂蝉「残念だけど、二人とも間違ってるわよん」


二人の借り物は間違いであった。


及川「何でやねん! こいつであっとるで!」


桂花「そうよ! 私だってこいつであってます!」


貂蝉「じゃあ互いに確認し合いなさい」


及川・桂花「「よぅし!」」


バッ!


二人は互いに紙を見せ合うと


及川の紙には『洗濯板』と書かれ、桂花の紙には『猿』と書かれていた。


桂花「何で私が洗濯板なのよ! この変態眼鏡! あんたなんか万年発情猿じゃない!」


及川「誰が猿やねん! お前かて胸が洗濯板やないか! あっ、でも洗濯板の方がまだ凹凸(おうとつ)があるからお前は俎板(まないた)か」


桂花「何ですって! だったらあんたは変態眼鏡宇宙人よ! 生物ですらないわ!」


いつの間にか互いに紙に書いてあるものとは別物扱いする二人であった。


二つ目の紙はそれぞれ手に入れにくいものが書かれていたものの


一刀「最後の紙、もらったぜ!」


一刀等、数名の生徒が三枚目の紙を手に入れた。


一刀「次も簡単なのこい!」


しかし、その内容は┅


一刀「げっ!?」


さすがに最後のは簡単にはいかなかった。


そしてそれは一刀だけではなく


華琳「なっ!?」


華琳等、三枚目の紙を手に入れた者全員が驚いていた。


何故ならその紙には全員共通に


『学園長のピンクの紐パン』


と書いてあったからだ。


一刀「(手に入れるのは容易いが手に入れた直後、学園長のチ〇コを見てしまうことになる!?)」


華琳「(そんなの人生一番の恥だわ!?)」


貂蝉「あら、どうしたのよん♪」


勇気を出して誰もクリアするものがいないと思うなか


卑弥呼「貂蝉! お主のパンツ、我輩がいただくのである!」


卑弥呼が立ち向かった。


卑弥呼


フランチェスカ学園教頭。貂蝉とは知り合いの仲


貂蝉「あらん、暴力による略奪は禁止だけど決闘なら話は別よん。かかってらっしゃい!」


卑弥呼「いくのである!」


ドカカッ!!


紐パン一枚のマッチョなオカマと背広と褌のマッチョな男の戦いという恐らく誰もが見たくない戦いが繰り広げられるなか


一瞬の隙をつき


ぐいんっ!


卑弥呼「パンツ、取ったであるーっ!」


貂蝉「いやぁ~ん!」


卑弥呼が貂蝉のパンツを剥ぎ取り、全生徒達が貂蝉の股間を目撃してしまい


ギエエエェェーーーーーーーーッ!?


この日、フランチェスカ学園から物凄い悲鳴が聞こえ


数分後


ピーポー! ピーポー!


貂蝉「何であたしが逮捕されなきゃならないのよん!」


貂蝉はわいせつ(ぶつ)陳列罪で呼び出された警察に逮捕され


卑弥呼「賞品はどうなったのである?」


賞品をあげる学園長がいなくなったため狩り物競争は強制的に終わったのだった。


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