#101:一族が一族のコスプレをすると意外とバレないものである
ある日のことだった。
ザッ!
フランチェスカ学園の校門前にて三人の人物が立っていた。
柳琳「本当にやるんですか?」
栄華「いざやるとなると緊張しますわね」
華侖「女は度胸って奴っすよ!」
そこには華琳の従妹の華侖、柳琳、栄華がいたのだが
バァンッ!
何故か三人は華琳の変装をしていた。
柳琳「こんな変装なんてしなくても私達は来年度から入学できるわけだし┅」
華侖「それじゃあダメっす! それまで待つと何となく連載が終わりそうな気がするっすから!」
メタ発言はやめなさい
華侖「華琳姉に言ったら絶対来るなって言うだろうし、その華琳姉は会社の話し合いで今日は休み、この日しか手はないっす!」
栄華「それはわかりましたけど、あれはどうにかなりませんの?」
栄華が指を指した先には
ズゥンッ!
嵩高「父親として娘の学舎を見学せねばな!」
華侖達と同じ様に華琳に変装した華琳の父、嵩高がいた。
柳琳「私達はともかく伯父様は入れるのかしら?」
華侖「とにかく入るっす!」
だがフランチェスカ学園には外部の人間が入れないよう完璧な警備システムがあり、保護者であっても参観日等以外は入れないのだが
華侖「全員無事通れたっすね」
栄華「何でですの!?」
柳琳「私達はともかく伯父様まで通れるだなんて!?」
嵩高「一件落着だな」
案外ザルな警備システムなのかもしれない
華侖「とにかく、ここからは各自自由行動ってことで、それじゃあみんな、また会おうっすよ!」
皆から離れる華侖であったが
栄華「お待ちなさい華侖さん! 先に言っておきますが今の華侖さんは御姉様の姿なのですから決して服を脱いでは┅」
華侖は人前でも裸になる癖があり、その事を前もって注意する栄華だが
バサッ!
華侖「それじゃあっす!」
あと一秒遅かったようで華侖は服を脱いで飛び出していった。
栄華「ちょっと華侖さん!?」
柳琳「何だか御姉様の評価が下がっちゃうかもね」
その未来しか待っていない
栄華「仕方がありませんわ。このままかたまっている方が見つかりやすいですし、私達も各自散らばりましょう」
柳琳「その方がよろしいわね」
嵩高「えっ、儂も!?」
一人で残されたら困る嵩高を置いて
栄華「それではまた!」
柳琳「伯父様も頑張ってくださいね」
栄華と柳琳も離れてしまった。
嵩高「はぁ、どうすればいいのやら┅!?」
明らかに男であり、図体もかなりある父が華琳の変装をしている。
この状態なだけで既に不審者である。
そして悪いことは続くようで
貂蝉「あらん、華琳ちゃんじゃないの」
嵩高「げっ!?」
よりにもよって学園長である貂蝉に見つかってしまうのだった。
一方
華侖「色々な建物があるっすね。何処から入ろうか?」
華侖が辺りを散策していると
及川「あ~、何だか最近暇やなぁ。何かこう目の前に裸の女でも現れへんかなぁ」
そんなことを言いながら歩いている及川が現れ
バンッ!
華侖「おっ!」
上半身裸の華侖が及川と遭遇した。
及川「は┅裸の女の子!?」
普通なら飛びかかる及川だが
及川「ってそんなわけないやろ! これはきっとわいの願望が呼んだ蜃気楼や! でなけりゃ貧乳の華琳がおっぱい大きな姿で現れるわけがないからな」
華侖「うわぁ、この人、華琳姉が聞いたら激怒する台詞を言いまくってるっすね」
そして及川が去った後
春蘭「か┅華琳様!?」
華侖「げっ!? 春姉!?」
華琳の側近であるが留年を理由に置いてかれた春蘭と遭遇した。(妹である秋蘭は華琳と共におり、春蘭の代わりに桂花が連れていかれた)
春蘭「むむっ、何だかいつもと雰囲気が違うような」
頭の悪い春蘭であっても華侖とは会ったことがあるため疑問を感じていた。
このままではバレてしまうため
華侖「しゅ┅春蘭、私を疑うって言うの!」
このまま華琳になりきる華侖
春蘭「華琳様!? いえ、決してそのようなことは!?」
頭が悪く、単純な春蘭は見事に引っ掛かった。
華侖「私はこれからの流行としてトップレスを行ってるの。あなたも参加なさい!」
華琳に変装して華侖に言われた春蘭は
春蘭「わかりました華琳様!」
バサッ!
ぷるんっ♪
疑うことなくトップレスになった。
春蘭「ではこれから他のものにも広めて参ります!」
ダッ!
そして春蘭が去った後
稟「か┅華琳様が胸を!?」
ブッバァーーンッ!!
華琳のトップレスを目撃したと思った稟と遭遇し、盛大な鼻血を噴き出す稟であった。
華侖「キャハハッ! やっぱこの学校って面白いっすね♪」
一方
栄華「はぁ~、ここは楽園ですか?」
美以「うにゃっ?」
華琳に変装した栄華は南蛮組と遭遇していた。
孟獲 美以
外国からやって来た南蛮組の組長。見た目は幼女の野生児で爆乳が好き
栄華「こんなかわいい子がたくさんいるだなんて! 私、絶対この学園に新入しますわ」
かわいいものが好きな栄華にとって幼女は楽園なのだが
華佗「あれ華琳、何をやってるんだ?」
そこへ毛嫌いする男が現れると
栄華「近づくんじゃありませんわ!」
ドカァッ!!☆ミ
華佗「ぐほぉっ!?」
手にしていたぬいぐるみで華佗をぶっ飛ばす栄華であった。
一方
麗羽「あ~ら華琳さん、出会うだなんて奇遇ですわね」
華琳に変装した柳琳はよりにもよって麗羽と遭遇していた。
柳琳「ど┅どうも」
麗羽「ん? 何だかいつもと雰囲気が違う気が?」
いつもの華琳ならば麗羽の発言を無視するか気にしない
それもあって麗羽は不信感を抱いたが
麗羽「まぁそんなこと別に構いませんわ」
頭の悪い麗羽は気にしなかった。
麗羽「そんなことより今日わたくしは┅」
ぺちゃくちゃっ!
ぺちゃくちゃっ!
誰も聞いていないのに自慢話を繰り出す麗羽
本当の華琳ならばやはり無視するか気にしないのだが
柳琳「まぁまぁ、そうですの」
柳琳は無視せず話を聞いた。
斗詩「何だか今日の華琳さん、いつもと違うね」
猪々子「ホントだな。いつもなら無視したり流したりしてるのに話を聞いてる」
しかし、皆は知らなかった。
普段騒動を起こしている華侖の側でいつも対応しているのが柳琳である。
そんな柳琳は日頃からストレスが溜まっており時折発散させているのだが
今回に至っても麗羽の自慢話という誰が聞いてもストレスにしかならないことを聞き
麗羽「┅というわけでわたくしは┅」
柳琳「あっ、ちょっとお待ちなさい」
柳琳は麗羽の自慢話を一旦止め
麗羽「ちょっとどうしましたの? まさかお花摘みとか┅」
柳琳は麗羽の話を無視し、手頃な石を見つけると
柳琳「フンッ!」
バキンッ!!
麗羽「えっ!?」
素手で握り潰してしまった。
柳琳は怒りが高まると岩を砕いたりぬいぐるみに当たり散らしていた。
柳琳「固さが足りませんでしたがこれでいいでしょう。それでは話の続きを┅」
と柳琳が麗羽の方を見ると
パッ!
柳琳「あら?」
そこに麗羽の姿はなかった。
麗羽「何ですのあれ!?」
斗詩「目の前で素手で石を握り潰すだなんて!?」
猪々子「やっぱ華琳さん、怒ってたんだ!?」
華琳に恐怖を感じ逃げる麗羽達であった。
だが、いつの時代にも終わりが訪れるもので
華琳「全く。今日の会議は疲れたわ」
秋蘭「お見事でしたよ華琳様」
桂花「さすがは華琳様です!」
華琳一行が現れ
一刀「はぁ、『暇そうだから付き合いなさい』って関係ない俺まで巻き込まれたからな」
華琳「暇なのは当たってるでしょ(退屈な会議も一刀がいれば少しは紛れるし、それに将来的に関係ない訳じゃないかもね)」
華琳がそんなことを考えていると
春蘭「おや! 華琳様、そこにおられましたか」
ぷるんっ♪
おっぱい丸出しの春蘭が現れた。
華琳「なっ!?」
秋蘭「姉者、その格好は!?」
春蘭「何を言っている。もちろん華琳様からの命に決まっているだろう!」
桂花「はぁ? 華琳様がそんな命を出すわけが┅」
するとそこへ
華佗「一刀、来たのか」
一刀「華佗、どうしたんだよその姿!?」
今度はボロボロな状態の華佗が現れ
華佗「いきなり華琳にボコボコにされたんだ!?」
華琳「えっ!?」
すると更にそこへ
麗羽「ひいぃーっ!? もうしばらくは自慢話しませんわ!?」
麗羽達が現れるも華琳の姿を見て去っていった。
華琳「何がどうなっているの?」
すると、とどめとして
生徒「おい、あっちで華琳が学園長と筋肉対決やってるんだって!」
華琳「何ですって!?」
噂を聞いた華琳達が駆けつけると
貂蝉「フンッ! あ~ら華琳ちゃん、なかなかの筋肉ねぇ」
嵩高「鍛えてますからなぁ!」
貂蝉学園長と嵩高(華琳のコスプレ)が筋肉対決をしていた。
一刀「なぁ、あの華琳って確か華琳の父お┅!?」
華琳「言わないで! 身内として恥ずかしいわ」
すると
華侖「いけいけーっ!」
栄華「伯父様、そんな筋肉達磨に負けては曹家の恥ですわ!」
柳琳「頑張ってくださいね!」
騒ぎを聞き付け華侖達(全員華琳のコスプレ)が集まっており
ブチンッ!!
その姿を見た華琳はこれまでの騒動の原因を理解し、怒りの限界がきてしまい
華琳「あなた達ーーっ!」
ドッカァーーンッ!!
大きな顔をして怒鳴った。
華侖「ゲッ!? 華琳姉!?」
栄華・柳琳「「御姉様!?」」
嵩高「華琳ちゃん!?」
華琳「私のいない間に黙って好き勝手してくれたようね。しかもみんな揃って私に恥をかかせるだなんて┅」
四人「「「「ひいぃーっ!?」」」」
華琳「全員正座っ!」
四人「「「「はいぃーっ!?」」」」
その後、華琳は四人の足が痺れようが構いなしにと長々と説教を繰り出し
華侖、栄華、柳琳には親を通じて小遣い減額を言い渡し
実の父である嵩高に対しては
華琳「絶縁届けお願いします」
嵩高「華琳ちゃん、それだけは勘弁して!?」
市役所に絶縁届けを出すという騒動が起きたという
秋蘭「姉者、もう服を着てもいいのだぞ」
春蘭「いや、案外裸になると気持ちよくて┅」
秋蘭「服を着ろ! さもなくば絶縁だ!」
と、春蘭も秋蘭から言い渡されるのだった。




