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94/97

#94:VRMMOの意味を知らない人は結構多そう

VRMMO


Virtual

Reality

Massiverly

Multiplayer

Online Game

の略で


通称、仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲームと呼ばれる。


簡単に言うとゲームの中にてアバターという仮想キャラを作り、そのキャラの精神に入り込むような形でゲームを楽しむもの。種類もゴーグル型というものがある


そして今、一刀の世界ではVRMMOのゲームである『職業(ジョブ)クエスト』が人気であった。


一刀「職業クエスト?」


天和「うんうん! プレイヤーはアバターを作って職業を選んで冒険するゲームなんだ。私達もやるから一刀もやろうよ」


一刀をゲームに誘う天和だが


一刀「ゲームねぇ、俺ってばファミコンしかやってないからな」


子供の頃、天和達が一刀と同居した際、一刀の父は天和達には最新ゲーム等を与えるが一刀には一切与えず中古で売られていた廃棄寸前のファミコンで遊ぶしかなかった一刀であった。


地和「大丈夫だってVRMMOだからゲームの素人だってプレイできちゃうのよ」


一刀「でも最新ゲームって高いしなぁ」


人和「それも大丈夫です。ゲーム会社の社長さんが私達のファンということでソフトとゲーム機を無料でもらいましたから」


その社長もかわいそうだなと思ってしまう一刀


天和「とにかく! 一刀の分ももらってきたからやろうよ! ねっ!」


そこまで押されては一刀も断りきれず


一刀「わかったよ」


ゲームをやることにした。


そして


一刀「天和が『俺の職業は選んであるから一刀はただゲームをするだけでいいよ。大丈夫、絶対一刀にふさわしい職業だからさ』って言ってたけど一体何を選んだんだろう?」


謎に思いながらも一刀はゴーグル型のゲーム機をあて横になりゲームを開始した。


そして次に一刀が目を覚ました時には


パアァッ!


そこには一刀の部屋ではなく、見渡す限りの大草原が広がっていた。


一刀「すごい!? ゲームとは思えないな!? そういえば俺の職業って?」


スッ!


一刀は何もない場所を指で操作しながら調べてみると


北郷一刀:荷物持ち


一刀「何じゃこりゃーっ!? 天和の奴め、何が俺に絶対ふさわしい職業だ!」


一刀の職業は荷物持ちという商人の下位職業であり、戦闘には向かなかった。


そして一刀の服装も合わせるかのように大きなバッグを背負い、中世の平民が着そうな服を着ていた。


設定を変えたいところだがこのゲームは一度職業を決めるとクリアするまで変えることができず、また、データを消去したところで職業は変わらないのだった。


するとそんな一刀の元に


天和「あ、一刀がいた!」


天和達の声が聞こえ振り向くと


バァンッ!


そこにはビキニアーマーの天和、道着と胸元にサラシを巻いた地和、魔法使いの帽子を被り、マントとビキニをつけた人和がいた。


一刀「何だよその格好!?」


天和「知らないよ! 『勇者』を選んだらこんな格好になったんだもん!」


人和「私も『魔法使い』を選んだのに何でこんな格好なんですか」


女で勇者と魔法使いを選んだらビキニ系になるのは当然だろう


地和「二人なんてまだマシよ! ちぃなんて『舞踏家』を選んだのに誤字で『武闘家』になっちゃったんだから!」


ある意味喧嘩っぱやい地和にお似合いなのかもしれない


天和「職業変えたくてもクリアするまでできないし、仕方ないからこの四人でパーティー組んじゃおうよ」


地和「こんなゲームさっさと終わらせましょ」


人和「仕方ないですね」


そして一刀達はパーティーを組むことにした。


・天和:勇者

・地和:武闘家

・人和:魔法使い

・一刀:荷物持ち


パーティー的には恐らくバランスがとれてるであろう


天和「よぅし、早速冒険の始まりだぁ!」


と天和が勢いよく手を上げて高々と宣言したその時!


プチンッ!


天和「えっ?」


何やら音が聞こえると


ぱさっ!


ぷるんっ♪


天和のビキニアーマーのブラが外れ、天和はおっぱい丸出しになってしまった。


天和「きゃあっ!!」


一刀「おぉっ!?」


地和「見るんじゃないわよ一刀! ちぎれたブラは?」


落ちたブラを探す地和だが


パァッ!


地面に落ちたブラは消滅してしまった。


このゲーム内では装備が壊れると自動的に消滅してしまうのだ。


天和「これじゃあ冒険に出られないよ」


手ブラで進むわけにも行かず


地和「人和、マント貸しなさい!」


バサッ!


人和「あっ!?」


地和は人和からマントを奪うと


地和「これを破いて胸を隠せば┅」


ビリッ!!


そう思った地和がマントを破いた瞬間


パァッ!


地和「あっ!?」


マントが破れたことで壊れたと見なされ消滅してしまった。


人和「私のマントが┅!?」


地和「えぇと┅!? 一刀、あんたの服を貸しなさい!」


一刀「それは無理なんだって!?」


一刀の言うようにこのゲームは異性の服は着られないようになっているのだ。


となると


天和「ちぃちゃんのしかないよね!」


バサッ!


地和「きゃっ!?」


天和は地和の道着を脱がし


スッ!


着たところで胸囲の違いにより胸元が大きく開いているため


天和「これでよし!」


ギュッ!!


とどめとして帯を使ってベルト代わりにした。


天和「さぁ、気を取り直して魔王を倒しちゃおう!」


ようやく魔王退治に向かう天和パーティーだが


ビキニアーマーの剣士


地和「何でちぃがこんな格好しなくちゃならないのよ」


サラシ、短パンの武闘家


人和「とにかくクリアするまで我慢ですね」


ビキニ姿の魔法使い


一刀「はぁ、先が思いやられるぜ」


そして荷物持ちという


こんなパーティーで魔王を退治できるか!


という突っ込みが来そうなパーティーであった。


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