急展開!?ルーニャの自覚
今回は一人称視点です。
誤字脱字などのご指摘を頂きましたら順次直していきたいと思います。
明確にレイル様への好意を抱いたのがいつからなのかは、分からない。
思い当たるのは、幼少期の誘拐未遂。私は恐喝するために誘拐されかけた。未遂な理由は私が相手をコテンパンにしてしまったから。その時はお嬢様としての自覚が今より薄かったな、と現実逃避をしている。そんなヤンチャしてしまったことなんて、お嬢様としては醜聞だからか、近くにいた強者が助けてくれたことになった。そんな私の元に、レイル様は駆け付けてくれた。「怖かったな、大丈夫だ」と支えようとしてくれた。コテンパンにした私はむしろスッキリしていたが、両親の設定上、私は怖がるべきだと思い、レイル様の言葉に乗っかった。それからか、レイル様は過保護になり、私に愛を囁くようになった。ゲロ甘だった。砂糖を吐くかと思った。その時は、本を読む妨げだな、ぐらいに思っていた。
それなのに、いつからか読書中でもレイル様からの呼び掛けには反応するようになり、読書の邪魔をされても小言を言いながらも許せるようになった。
更には彼と過ごす日々も、楽しいと思えるようになった。
そんな些細な変化の中、私は今度こそ攫われた。レイル様の弟であるライリー様にだ。
攫われて、読書の時間が取れたことはとても幸せだった。
だが、ライリー様に子作りすると冗談であれ言われた時は殴ろうかな?と不遜にも思ってしまった。
そこではたと私は考えた。これがレイル様だったら・・・と。
妹の情報によりレイル様にも、監禁される可能性があると知ってはいる。そして、レイル様にライリー様と同じような行動、言動をされたらどう思うのだろう?と考えてしまった。
結果として・・・レイル様なら許せるかな、と思ってしまった。
これが恋心か、と理解することは即座にできた。
これもジャンルを気にせず読書をしていた結果であろう。
ただ、今まで恋愛したことはなかったので気付くのが遅れてしまった。
それに、気付いたからと言って素直に「好きです」と伝えられる気がしなかった。
前世で手酷い仕打ちを受けた心は、人にそれを開くことを拒絶している。心の柔らかいところに、まだ彼を入れる勇気はない。
それでも、少しだけ・・・今まで冷たくしていた分、ほんの少しだけ素直になるのも良いかもしれない、と思った。
呑気に考え事や読書をしながら過ごす日々は、レイル様に見つかったことにより終わった。
見つけた人が彼で嬉しいような、本を読んでいられる幸せな日々が終わり悲しいような、複雑な気持ちだった。
それでも、甘えてくる彼の頭を撫でる時間は、とても幸せで心地よかった。
そしてポロリと本音が零れた「好いていますよ」と言った瞬間はとても照れてしまった。だが、口を出た言葉を戻すことは出来ない。恥ずかしいながらも、それは私の本心で・・・・・・とりあえず、開き直りここ数年で身につけたお嬢様スマイルを披露した。
やっぱり、私も女の子なのか、優しさと真っ直ぐな好意に折れちゃったみたいです。
レイル様、本当の私はとても意地っ張りで、天邪鬼で、ヤンチャなんです。
いつか、今世のお嬢様としての私だけでなく、前世のヤンチャしてた私も見せますからね。勿論、本は好きなままです!本は私の伴侶なので!前世、今世を通して初めての恋は、私からしたらとても、こそばゆいもので、すっごく変な感じ・・・。いつしか、レイル様に「愛してる」と言いますね。それまでは、私の1番は本ってことにしといてください。
ルーニャ「そうゆう事(`・ω・´)キリッ」
レイル「分かりにくいわ」
ルーニャ「まぁ・・・真っ直ぐな愛情表現に惚れたんだよ」
レイル「そうか(´∩ω∩`)」
ルーニャ「お!照れてる!可愛い!」
レイル「うるさい」
ルーニャ「ふふふ・・・まぁ、1番は変わらず本だけどね!」
レイル「( ゜д゜)、ケッ」
従者達「(*´ ∨`)(生暖かい眼差し)」




