エピローグ
無理やり感ありますが、一応完結です。
機会があれば、if物語や番外編を投稿していきたいと思います。
誤字脱字などのご指摘を頂きましたら順次直していきたいと思います。
「父上!母上!はやくしてください!国民の皆さんが待っていますよ!」
ハニーレモンのふわふわの髪、金糸雀色のキリッとした瞳の少年が同じような風貌の2人の手を引いて急かす。
「あらあら、クリスはあわてんぼうね」
「クリス、急がなくても大丈夫だぞ?それに、母上のお腹にはクリスの妹もいるんだぞ?ゆっくりでいいんだ」
たおやかに微笑む女性のお腹はふっくらと膨らんでおり、そんな女性を支えるように男性は寄り添っていた。
「そうでした・・・ごめんなさい、母上」
「ふふふ、全然いいのよ。クリスは楽しみで仕方がないだけだものね」
「僕はそこまで子供じゃないです!これからお兄ちゃんになるんですから!」
そして、彼らがバルコニーに姿を出した時、辺り一面から歓声が上がる。
今日もスフィア王国は平和な時を刻んでゆく。
彼ら国王夫妻がいる限り、この国は栄えていくだろう。
人形王子と呼ばれていた青年は一人の本好き少女により感情を手に入れた。
そして、様々な事件に巻き込まれながらも2人は愛を育んでゆく。
青年はやがて歴代最高の国王に、少女はやがて莫大な知識を持つ立派な淑女になった。
お互いを支えながら、時に叱咤し、時に悲しみを分かち合い、彼らは王国を支えてゆくだろう。
波乱万丈だった2人の人生は数百年後まで恋愛物語として民衆に親しまれるのだった。
レイル「めでたしめでたし」
クリス「父上〜!」
レイル「ん?なんだ?」
クリス「母上が書庫に閉じこもりました!」
レイル「はぁ!?すぐ行く!」




