ヘルガ18〜戦の終わり〜
DaysAIで作成したイラストに妄想ストーリーをつけ、物語になりました。
小説を書くのは初めてですので、見苦しい表現もあるかと思いますがご容赦ください。
残酷な描写は、なるべく避けますが、戦闘や戦争を扱っていますので、苦手な方はご遠慮ください。
文中の挿絵の著作はjettsにありますので無断転載はご遠慮ください。
ゲストのイラストも無断転載はお断り致します。
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鉄塊の国を支えるAI先生〜鉄塊の国実験スピンオフ〜 不定期更新
鉄塊の国
一本の鉄塊が国を興した。
歴史は綴られる。
『鉄塊の国』時間軸ガイド簡略版!
このエピソードの位置:ついに長い戦いに決着が…………
最善手を打ちながら疑問が頭の隅に浮かぶ。何か見落としを感じる……………何とも言えぬ違和感があるのじゃ。
野獣のような攻撃性と拘束を逃れようとする本能、ここまでは分かる。が、絶妙に時々何か動きが違う瞬間を感じる……………
此奴が操っていた二人のような動き…………そうか!
「ショーちゃん、ヴァンガーアイで近辺の魔力隠蔽の痕跡を見つけルヴェリーに転送」
通信をつなぐとすぐに反応がある。
「ルヴェリー、全力! そいつと今は分かり得ない」
妾の声に応えてヴィントアクストゥのブースターが火を放ち姿が一瞬にして消え再び上空に現れ手に持った斧槍に暴風が宿る。
「ソニックピアシング!」
烈波の気合とともに機体ごと地上に向けて突撃。ショーちゃんから送られた座標、姐御に吹き飛ばされたローブ姿の者が消えた場所に突き刺さる。
魔力が衝撃波と拮抗し魔力隠蔽が解かれ、左手で巨大な斧槍を止めている禍々しいローブに怪しげなタイトドレスを身に纏った長い黒髪の女が姿を見せる。
「人は殺さずに分かり合おうとするのではなかったのかしら。余計な力を使わせたわね、本当に時間切れじゃないの」
ルヴェリーはさらにブースターの出力をあげる。絶対に交われない異質な感覚を感じ取ったのじゃろう、容赦はいらない。むしろこの機を逃せば妾達が全滅する。
「お遊びで死にかけるなんてたまったものではないわ。あ~あ、またしばらくは退屈な日々ね。しゃあない、今度こそじゃあねぇん」
斧槍が奴の硬質な左手をバキバキと破壊するが、悪態をつき闇に溶けた。
斧槍が空を裂き大地を穿つ。
退いてくれた……………奴が何者かは分からぬ。殺す気なら妾達はとうにここには、おらぬじゃろう。
今は目の前の敵だ。
奴に気を取られている隙に足の紐は引きちぎられ四肢の拘束も解かれたシュタルクハルプゴット。獣のように身を屈め妾を狙っている。
純粋な野生が、この場で仕留めるべき獲物を見定め必殺の構えを取る。
「シュタルクよ、お主を操っておった者は退けた。そして、お迎えも来た妾達の完全勝利じゃ」
はるか上空から隠蔽して近付いていたリヒトヴァルグランから竜の翼を広げフォーナが飛び降りてくる。
その腕には一抱えほどのエメラルドグリーンのツルッとした肌を持つずんぐりしたトカゲ。その額には紅い水晶の様なものが付いた特徴的な魔獣。
『血晶獣』癒しを司る魔獣が、妾でも見たこともない高圧に練り込まれた魔力をその赤い水晶から放出する。
紅線はシュタルクを直撃、その瞬間弾けるように身に纏っていたドス黒い魔力が霧散する。
驚いた表情のシュタルクの頭を掴み轟音を立てて地面に叩きつけるフォーナ。あ~ちょっとやりすぎじゃ……………
土煙が晴れると馬乗りになったフォーナはシュタルクの顔をペチペチと拳を叩きつけ涙を流していた。
「フォーナ…………すまない」
シュタルクはそっと拳を掴み呟いた。
ついに決着です。
謎は残りましたが次回でひとまず一区切りとなります。
後しばらくお付き合い下さい。




