シーラ11
DaysAIで作成したイラストに妄想ストーリーをつけ、物語になりました。
小説を書くのは初めてですので、見苦しい表現もあるかと思いますがご容赦ください。
残酷な描写は、なるべく避けますが、戦闘や戦争を扱っていますので、苦手な方はご遠慮ください。
文中の挿絵の著作はjettsにありますので無断転載はご遠慮ください。
ゲストのイラストも無断転載はお断り致します。
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鉄塊の国を支えるAI先生〜鉄塊の国実験スピンオフ〜 不定期更新
鉄塊の国
一本の鉄塊が国を興した。
歴史は綴られる。
『鉄塊の国』時間軸ガイド簡略版!
このエピソードの位置:召喚魔法陣を守るヴァルグラン軍、強力な魔獣の前に苦戦を敷いられている。
戦況は…………油断できない。
フォーナの召喚獣魔法陣の進捗は六割強完成。制空権はグライシアがほぼ取りつつある。
問題は地上戦…………善戦はしているが多勢に無勢……………崩壊は免れているが拮抗せず押されている。
魔獣に対して我が軍の超量産型は約半数の二千強、五大魔導鎧は三体。特機は五体、量産型が百体。
五千を超える強力な魔獣と戦闘を行い、双方一割前後の損耗。後方の魔法陣を守りつつ死傷者を出さない戦いではもはや限界が近い。
後方の最終防衛ラインである私のリヒトヴァルグランが仕留めた魔獣も、そろそろ三桁に届く。
水鏡の戦闘メイドと執事たちが負傷兵の救護にあたっている為、万が一ここを抜かれると魔法陣形成中の赤霧と砂漠の疾風だけで対処となり作業が遅れ、被害も出る。
「シーラ、焦るな。お前の焦りは皆に伝播する、王は一段上から局面を見ろ」
あっ、ヴァル様に言われて気がつく……………
「お前は俺と違って頭がいい。考えるのは悪くないが、焦りは判断を鈍らせる。それにな、来たぜ神風が」
前線で歓声が上がっている、何事?
「ここは我が引き受けた、ヴァルグランのツワモノよ一旦下がり立て直すが良い。我、眠りし魔神フォーアが今一度ヴァルグランに力を貸すのじゃ」
フォーアが戻ってきた? 最前線で何か動きがあったようね。さらに左右の戦線でも雄叫びが上がる。
「妾の糸は必ずお主らを護る、恐れず進め」
ヘルガまで……………一気に戦線が立ち直り、見る間に魔獣の数が減っていく。
シュピーネクリッファーがリヒトヴァルグランのいる本陣に飛び込んでくる。右半身が喪失しコクピットまで丸見えの状態だが、忙しなく背部の足と左手を動かしている恐らく糸で戦線を支えているのだろう。
「シーラよ、姐御を頼む。妾はすぐにガインのもとに戻る、フォーナにシュタルクを救うぞと申し伝えておくれ」
ヘルガはシュピーネクリッファーから降りマリアを戦闘メイドに預けると、身を翻し最前線に駆け出す。
「ヘルガ、ありがとう。あと少し持たせて」
ヘルガの後ろ姿に声をかける。彼女は後ろ手を振り、風のように行ってしまった。
前線はフォーアが暴れており、うち漏らしのみを戦線を下げた超量産型が処理する事で安定している。
左右はシュピーネクリッファーが今なおオートパイロットで魔獣を拘束し続けており、魔導鎧隊がトドメを刺すだけの状況となっている。
「ベルク、ミオ救護班の守りをお願い。私はフォーナの召喚が終わり次第最前線に出る」
二人は直ぐにこちらに向かってくるのが見えた。辺りの安全を確認し後方に向けて移動を開始。
赤霧からの報告で間もなく召喚が開始されるらしい。私の向かう先の巨大魔法陣が魔力を帯びて起動準備が始まる。
いきなり最前線の方角から魔力の噴出、ドス黒い血のような赤い禍々しい光の柱が天を貫く。
ドォンと空気を震わし前線近くまで吹き飛ばされ大地に横たわるヴァンガーアインの巨体。最悪の宴が始まる。
だが、不思議と怖くない…………何故? と考えようとした時。
「全軍、国興しの神『ハガネ』の名において命ずる。全員笑って明日を迎えるぞ、成すべき事をせよ」
響き渡るヘルガの大号令、名を忘れられた漢の真の名が全軍を奮い立たせる。
戦場を埋め尽くすヴァルグラン兵の歓声。そして、皆が動き出す。
「私もなすべきとことをしよう」
素早くリヒトヴァルグランを操作する。巨体は体を捻り腕を上げ肩は巨大な翼へと変貌する。
天駆ける神鳥が大空を駆ける。
建国神の名をかけたヴァルグランの総力戦。私はフォーナと言う希望を届ける鳥となる。




