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鉄塊の国 ~魔導鎧と絆の戦訓、笑顔と涙の群像詩~  作者: jetts
第六章 絆の戦争

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ヘルガ17

  DaysAIで作成したイラストに妄想ストーリーをつけ、物語になりました。

 小説を書くのは初めてですので、見苦しい表現もあるかと思いますがご容赦ください。

 残酷な描写は、なるべく避けますが、戦闘や戦争を扱っていますので、苦手な方はご遠慮ください。

 

 文中の挿絵の著作はjettsにありますので無断転載はご遠慮ください。


 ゲストのイラストも無断転載はお断り致します。


 投稿時間


 本編 水曜日更新 現在毎日更新!


 大図書館 不定期更新


 鉄塊の国を支えるAI先生〜鉄塊の国実験スピンオフ〜  不定期更新

 

        鉄塊の国

挿絵(By みてみん)


 一本の鉄塊が国を興した。

 歴史は綴られる。


 『鉄塊の国』時間軸ガイド簡略版!


 

 このエピソードの位置:吹き飛ぶヴァンガーアインにかわり颯爽と現れた美女。ヘルガが今ヴァルグランの全軍に宣言を下す。


 「腕を上げるのじゃ」


 あの化物をあと少し弱らせる必要がある以上一気に畳み掛ける。ガインが糸でシュタルクであったものを閉じ込めた拳を高く掲げる。


 ここまで、運んでくれたヴィントアクストゥの斧槍から身を翻し、糸を繰りながら巨神の頭上を越え正面に躍り出る。


 「ガイン、妾に向けて全力でヴィレンブラッファーを放つのじゃ」


 背後の十六本の神蟲肢を広げつつ、両手の糸で妾の体に防御の膜を形成し衝撃に備える。


 「よく分かんねーけど、姐さん行くぜぇ〜。フルパゥワァーヴィレェェンブラッファァァァァ!」


 真紅の我がヴァルグランを象徴する光が妾に向けて迫る。流石、主殿の設計した『ナーメン・ノーゼ』の全力じゃな。こんなものを受けたら並の魔物は一瞬で行動不能じゃろう。


 妾に照射された紅光は神蟲肢が吸収し、シュタルク・ハルプゴットと仮称された者を閉じ込めた妾の糸を真紅に染め上げる。


 「グァー」


 凄まじい叫びが拳の中に響く。ヴィレンブラッファーの光が糸を通して全方位攻撃となり拳の中を照らしている。


 全開ゆえ長時間は保たないが、大きく奴の力は削げた。後は時間を稼ぐ、愛しい者を失い涙するフォーナの姿は見たくないのじゃ。


 魔力切れを起こし倒れ込む巨神の拳からドス黒い魔力を迸らせたシュタルクを取り出し大地に叩きつける。


 弱体化はかなり効いており、今まで全くの無傷であった奴の身体が僅かに傷が付く。ここまで魔力を減らせばフォーナの奥の手が十分に通じるはず。


 だが、ここからは正真正銘のノープラン…………主殿が良く言っておった。


 『物語は先が読めねーから楽しいんだ』


 そして、こうも言った。


 『だが、終わりは必ずハッピーエンドだ。それ以外は認めねぇし諦めねぇ』


 妾はそれを信じて百三十年の絶望を希望に変えた。


 「全軍、国興しの神『ハガネ』の名において命ずる。全員笑って明日を迎えるぞ、成すべき事をせよ」

 

 大地を揺るがすほどの雄叫び。皆の希望に満ちた想いがアインの同調を通して妾に注ぎ込まれる。


 立ち上がった奴に対して突進し右ストレート、と見せかけて素早くしゃがみ込み足払いをかける。


 盛大に転んだ足を十六本の糸を編んだ紐で絡め取る。そのまま、十六本の神蟲肢を操り奴の体勢を崩し続ける。


 その間も両手の指から糸を繰り出し絡めていく。ここまで弱らせてなお、激しい抵抗を繰り返しており少しでも油断すると糸を引き千切られそうになる。


 妾の後ろには巨神から降り専用超量産型魔導鎧で控えるガインと、油断なく斧槍を構えるヴィントアクストゥ。


 あの冷静な二人は妾に万一があれば奴を殺す決断をしているだろう。その算段は正しい、これもヴァルグランの考えの一つ。


 諦めないが、現実を見つめる力も持つ。切る時は切る。


 この者を救いフォーナにも笑顔を与える為に妾がしくじるわけにはいかぬ。


 油断なく最善手を打ち続ける。


 妾はヴァルグランを興せし神『ハガネ』に仕え、笑顔溢れる国を護る蜘蛛神。主殿に与えられし逆境を乗り越える御言葉を叫ぶ!


 「バッチこーい、なのじゃっ!」


 

 


 

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