ヘルガ19〜笑い合える世界〜
DaysAIで作成したイラストに妄想ストーリーをつけ、物語になりました。
小説を書くのは初めてですので、見苦しい表現もあるかと思いますがご容赦ください。
残酷な描写は、なるべく避けますが、戦闘や戦争を扱っていますので、苦手な方はご遠慮ください。
文中の挿絵の著作はjettsにありますので無断転載はご遠慮ください。
ゲストのイラストも無断転載はお断り致します。
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鉄塊の国を支えるAI先生〜鉄塊の国実験スピンオフ〜 不定期更新
鉄塊の国
一本の鉄塊が国を興した。
歴史は綴られる。
『鉄塊の国』時間軸ガイド簡略版!
このエピソードの位置:ヴァルグランと龍鬼人達との未来…………
半壊したシュピーネクリッファーの頭上から撤収作業を眺める。水鏡の設営したテントを龍鬼人や竜鬼人が率先して屋根の取り外しなど高所作業をかって出る。
先程まで敵対してきた者たちがぎこちないながらも力を合わせて作業を行う。罪滅ぼしの意味もあるのかもしれない…………だが、妾はこの光景が好きだ。
あの後、血晶獣の癒しの力により姐御の身体は元通りになりシュタルクに対して超高速悪口という超音波攻撃をした後スッキリした顔で握手をしていた。
シーラ、妾、シュタルク、ベルストロ四名による調停を行い、龍獣統一軍の即時解体と古代獣王族の秘宝は自衛と労働以外では使用を禁じる条項を締結する。
この短い時間でヴァルグランと龍鬼人の集落との関係が築かれ、国単位の付き合いが決められていく。
此度の戦は双方に大きな変化をもたらした。だが、ただ一つ言えるのはヴァルグランは属国を作らない。だからこその同盟関係。
戦後の為、民へ安心を与える意味で禁則事項を設けた。しかし、後々は制約なしの対等な同盟に移行する。
未来に想いを馳せながらヴァンガーアインの甲板に目を移すとルヴェリーとグライシアが竜人や部下達と球技らしい遊びをしている。
妾の知らないルール…………竜人の遊びか? あの二人のコミュニケーション能力はどうなっておるのじゃ? この短期間にここまで異種族交流出来るとは…………
笑い合い、遊びを通じて文化交流をする……………さっきまで殺し合う関係であったのだぞ…………全く持って馬鹿げておる。
だが、いいのう。これが妾が主殿に感じた、本当の自由の形。
フォーアが貪欲と滅びを司るように妾の本質は自由。何物にも縛られず己の欲望のままに世界を乱し混沌をもたらす存在。
フォーアは滅びの本質から未来を切り開く存在へ変貌した。妾は主殿に仕え束縛と誓約を受けたことで、皆に自由を与える存在になることができたようじゃな。
まことに罪深いお人じゃ、世の理をねじ曲げておる。ぼんやりしていると後ろから声がする。
「姐さん、探しましたぜ。お疲れ様です、頑張ったご褒美に一杯付き合ってくれませんか?」
いつの間に来たのか、ガインが携帯式の酒入れを妾に手渡し横に腰掛ける。
「ハチャメチャだったけど、何とかなったことにプロージット!」
キーンと甲高い音で打ち鳴らされる黒鋼製の酒入れ。妾達家族達の為に主殿が作ってくださったいつでもキンキンに冷えた酒が飲める特別製、蓋を開け中身の水酒をあおる。
雑味のような独特の甘み、喉を焼く強烈な酒精。そして、最後に訪れる大地そのもののような穀物の深い余韻。主殿が妾のために作ってくださったシュピネと名付けられたヴァルグランの名産品。
「ガインよ、妾達頑張ったよな?」
妾と同じく水酒を喉に流し込んだガインに問いかける。
「そうですね、サボって酒飲んでてても怒られないぐらいは頑張りましたよ」
ガインが懐から妾の好物の大バッタ、ホイシュレッケの唐揚げを取り出して妾に勧めてくる。
まだ温かい……………ゼーエンの執事長べレック辺りが用意してくれたんじゃろう。戦後なのにみんな自由じゃのう。
「ガイン、長生きするんじゃよ」
ホイシュレッケの唐揚げをポリポリしながらふと願いを口にする。
「世界中の姉ちゃん達と遊ぶまでは元気でやりますよ」
相変わらずの軽口に笑ってしまう。
妾はこの国が好きじゃ。だから、永遠に守り続ける。民が兵が全ての者たちが笑い合えるこの世界を……………
だが、今はこの心地良さに酔うとしよう。
〜to be continued〜
お疲れ様でした。
鉄塊の国の完結でございます。
デビュー作としてフォロワーさんからの要望に応えて始まった鉄塊の国が一年半という期間を経てひとまずの終わりを迎えました。
これも、ひとえに関わってくださった皆様のおかげです。
この一年半色々な事がありました。
二ヶ月書けなかったり、見てみんのアクセスが出来なくなってしまい後半は挿絵なしにしてXで補完したりとアクシデントも多かったですが何とか今日を迎えられました。
エンディングについて賛否あるとは思いますが鉄塊の国らしい着地ではないかと作者は考えております。
是非、感想など頂けたら幸いです。
ひとまず鉄塊の国は完結ですが、彼らの物語は続きます。外伝としてこの群像劇スタイルは引き継ぎたいと思います。
もし、彼らに興味を持っていただけたなら外伝も覗いていただければ幸いです。
最後に、挫けそうになるたび温かくも効果的な指摘を含んだ感想で支えてくださったペン先の欠片様。
初期の頃から楽曲や映像で私のモチベーションを上げてくださり、この完結直前に当初からの夢であるフルアニメメーションを作り上げてくださったPremium Edit様に深く感謝を述べさせて頂きます。
そして、ここまでお付き合い頂けた読者の皆様に最大限の感謝を贈らせて頂きまして、一旦の閉幕でございます。
ご愛読ありがとうございました。
Jetts
PS.外伝を書きました。キャラの掘り下げの短編です。よろしければご覧下さい。
https://ncode.syosetu.com/n3640mr/




