17.じゃあ月曜日
僕はベッドに寝転がってスマホを見つめていた。春日さんにメッセージを送ってからずっとこうしている。
『ちゃんと帰れた?』
『ありがとう。大丈夫』
『よかった。ちょっと心配だった』
『今日はごめんなさい。』
手が止まった。いいよ。大丈夫。こっちこそごめん。泣かせちゃったね。もう泣き止んだ?
なんだか違う気がした。
『明日はさ、学食に行こう。案内するよ』
『明日は土曜日よ』
終わった。恥ずかしい。
何より……二日、会えないのか。
『じゃあ月曜日かな』
『月曜日もお休みよ』
絶句──
そうか……三連休。いつもなら嬉しいはずなのに。
スマホを見つめたまま、少しだけ寂しくなった。
これまでのことがなかったことになる。ふと、そんな気がした。
『ねぇ、三連休。予定空いてる?』
頑張った。僕、頑張ったぞ。
『土曜と日曜日はお買い物なの。まだ引っ越してきたところだから』
そういえばそうだった。転校してきてすぐの連休なんて忙しいよな……。
『でも月曜日は予定ないよ』
僕はベッドから飛び起きた。じゃあ月曜日に……まで打って止まった。何をするんだ?
くそー、御厨がいれば、あいつも誘ってプランも丸投げできるのに。
あ、ピンと来た。あいつ誕生日だったんだ。それだ。
『じゃあ月曜日に買い物付き合ってよ』
僕たちは月曜日に待ち合わせることになった。




