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魔力が多すぎて親に愛されなかった子が親の気を引きたくて自殺してしまった体に入れられてしまった。  作者: 瀬崎遊


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 それから何日も掛けて実のなる木を神様が探しては教えてもらって飛んでいき、持ち帰っては植えて成長させた。


 種から成長させたものもあれば、枝を切ったもの、そのまま抜いてきたものと色々あった。


 屋敷の玄関周辺には草花を植えて春から秋までは色とりどりの花を楽しめるようにして、裏側には畑を二反作った。


 野菜は買って空間魔法に収納していた実を時間経過の空間魔法の中で成長させ、種を取った。


 鑑定で植える季節や育て方を勉強した。


 庭を整えている間に夏が過ぎ、秋が終わろうとしていた。


 夏の実も、秋の実もたくさん採れ、食べられない分は全て収納した。


 消費より収穫のほうが上回っているのでどこかで販売することも考えたほうがいいかもしれないとどこかで考えた。




 秋の初めに風邪をひいた時はほんの少しだけ弱気になった。


 こういう時は一人は辛いと思う。


 日本に帰りたい。お医者様に掛かりたいと泣き言を言っていると、神様が『癒やしを自分に掛けたら?』と言ったので「治癒」を掛けるとケロリと治ってしまって、弱気になったのは何だったのかと思ってしまった。


 神様にどうすればお礼ができるでしょうか?


『楽しませてもらっているものそれで十分よ。それとたまにお願いを聞いてくれたら言うこと無しよ』



 後は長い冬を過ごすための娯楽が必要よ!!

 PCもTVも無いのよ。どうやって時間を潰せというの?

 一人の自宅で出来る娯楽、この世界では本しかないのが実情。

 なので今は本の収集をしている。

 

 お金はツツべ、ドンラ、バッカ、ツドバッカを獲って、魚を高く買ってくれる地方へ売りに出している。

 魚が珍しいところでは六倍の値段がついたりするのでレイタックで売るより地方へ売りに行くようにしている。鮮度の心配がないからできることだけど。


 海の魚介類に庭で採れた果実に薪もガンガン売った。

 元手は(ゼロ)である。ウハウハだよ。

 薪って何? って思うよね? ふっふふっ☆





 転移で通える街が増え、時間停止の収納には六年間は何もしなくても食べていけるだけの食料と稼いだお金を蓄えることができた。


 資産も増える一方なので不安はなく安心が勝っている。


 魚をあちこちで売っている間に、いつの間にか数軒の商人とも仲良くなっていた。


 商人たちは魚を持っていくとすごく喜んでくれて、すごく高く買ってくれる。その上、本を定価で仕入れてくれるすごくいい人達だ。


 危惧していた石鹸などの高級品も商人たちのおかげで簡単に手に入るようになった。


 

 そしてそう、薪。


 薪は自分用に作っていたら、それを見ていたらしい神様に頼まれて沢山作ることになった。

 やっぱり私のプライバシー問題はどうなっているんだとちょっと苦情を言上(ごんじょう)しておいた。

 

 冬の厳しい所は寒さと飢えで亡くなる子供が多いので助けてやって欲しいと頼まれたので、いつも神様にお世話になっている私は薪作りを頑張った。


 薪づくりのレシピを教えましょう!!


 ♫ちゃららんちゃんちゃちゃちゃん♫


 山一つ、すべての木を根っこから抜いて禿山にしま〜す。刈った木の枝の、神様が言われた通りの場所を切り落とします。


 そして、その切り落とした枝を地面に等間隔に刺します。

 それから私の中に有り余る魔力を使って枝を成長させます。

 あら不思議。丁寧に手入れされた山へと大変身!!


 そのうえなんと! 禿山にするのでヤバい獣を狩ることも出来てしまうのです。


 獣は狩りすぎると近隣の人々が暮らしていけなくなるので、魔物とちょっと強いかな~っという獣だけを狩り尽くしています。


 生態系? それは神様が何とかしてくれます。た、多分⋯⋯。

 神様が『狩れ』というものだけを狩っているので問題はどこにもない筈。た、多分⋯⋯。




 ということをあちらの山、こちらの山でと繰り返しているのが現状。


 その際、この木は抜いてはならないという木が一つの山に一〜三本くらい在る。


 何故その木を抜いたら駄目なのかと問うと山の御神木なのだと教えられました。 

 それを聞いてから気に掛けるようにしていると、御神木は仄かに光って見えることに気がつきました。



 実際に光っているのではなく、木が持っている神気? オーラ? が漏れ出ているものなのだと神様が教えてくれました。


 間違って獣や人間が切ったり、枯らしたりした時はどうなるのかと問うと『一つの山に二〜三本植わっているから大丈夫よ』と教えてくれた。

 

 けど、万が一全てが枯れてしまうと、山が形を維持できず崩れてしまうと聞かされ、御神木の枝をいただいて、増やす方向にシフトチェンジすることにした。


 神様もとても満足そうだったので、私がしていることに間違いはないのだと思います。


 その後、無限の広さの乾燥室を空間魔法で作りました。

 切った木を風魔法でカットして、乾燥空間の中に放り込むとこれまたあら不思議。

 一昼夜でいい感じに乾いた薪の完成!!


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