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魔力が多すぎて親に愛されなかった子が親の気を引きたくて自殺してしまった体に入れられてしまった。  作者: 瀬崎遊


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 心から満足した昼ごはんの後は庭の草抜きにとりかかる。


 ランガの木のところまでぐるりと範囲指定して地面を耕していく。


 雑草を取り除き土を柔らかくする。


 雑草を乾燥させ腐葉土にして土に混ぜ込む。


 植物を探しに行かなくちゃ。

 

 上空へ飛翔し彩りを探すが一面緑。


 桜の木、無いかな〜川べりに植えるといいと思うんだけど。



 下界を眺めながら飛んでいると神様からの呼びかけがあった。


『あっちに向かって飛んで』


 神様、又プライバシーの侵害ですね。


『日本でいうところの桜、要らないの?』


 すっごく欲しいです。


『じゃぁ、文句言わずにあっちに飛んで』


 はいよっと。


 言われるがまま数回の転移と飛行で、薄い紫と私が知る桜より少し色の濃い桃色の色彩が見えてきた。


『あれよ。あそこに飛んで』


 わかりました!!


 日本の桜より少し花が大きい。形は桜そのもので色は濃い桃色と紫で八重桜。 


 満開の桜にそよ風が吹き、花びらがはらはらと舞い落ちる。


 綺麗・・・。


 紫の桜って異世界感があふれるわ。


『このポエラの木は抜かれると困るから、この枝と、この枝をここらへんで切って、水につけて低温の空間魔法作って入れておきなさい』


 ポエラって言うだ。


 私のたくさん欲しいという言葉に、神様がここをと言う場所をカットして枝を集めていく。


 ここの桜・・・ポエラは紫と桃色の二色あるんですね。


『まだ、水色と橙色と緑があるわよ』


 それも欲しいです。


『いいわよ。そうそう、ランガの木から十mは離して植えてね。蔦が絡みついちゃうと枯れちゃうから』


 分かりました。


 桜以外にも花の苗や果実の木を採集して帰り着いた。


『そのまま土に刺して成長させればいいわ。今年はもう咲かないだろうけど来年楽しめると思うわ』


 川の向こう側は氾濫するって言ってたからこっち側の川べりに交互に植えていこう。



 景観を良くしたかったから川沿いにはランガを植えなかったけど、ランガを腰くらいの高さで幅と横に広げていったら侵入も防げるし、景観も損なわない気がするのよね。


 昨日成長させたランガの蔦を少しずつ切って成長させた。


 腰より高くならないように細心の注意を払って横に広げていく。


「うん。いい感じじゃない?」


 ランガは内側(屋敷側)から触ってもかすり傷一つ負わないけれど、外側から触れようものならとりどりの大きさの棘でかなり痛い思いをすることになる。


 下手したら死んじゃうよ。


 防衛っていう面ではランガは完璧な素材だよ〜。




 ランガから十m離してポエラの木を刺しては成長させてを繰り返し、ピンク、橙、紫、水色と順に等間隔に植えた。


『このポエラ。小さいけど実がなるのよ。甘酸っぱくて美味しいわよ』


 それってサクランボじゃないですか?!


 来年が楽しみですね〜。


 色によって味が違ったりするのかしら?


 実の色が違ったりするのかな?


 うわぁ〜!! 来年が楽しみで仕方ないわぁ〜〜〜!!


 神様は下界に降りてこれないんですか?


 降りてこれるのなら収穫した果物を一緒に楽しみましょうよ。


『ありがとう⋯⋯。気持ちだけで嬉しいわ」


 神様は下界には降りてこれないんだなと思ってこれ以上は口にしなかった。



 その後、水魔法でランガとポエラにたっぷり水を与えた。


 その後、姿形は私が知る蜜柑の木で、神様に聞くと実が食べられるという木を教えてもらった。


 種類が違うから採れる実の季節が違うと説明され、蜜柑の木は区別つかないなぁ〜⋯⋯。と思いながらも全て採取して間隔を開けて植えていった。


 数種類二本ずつくらい植えた。


 一人だとそれ以上は食べられないと思うんだよね〜。


 でも神様がもっと植えろというので敷地内にたくさん実のなる木を植えた。


 桃の木と梅の木も教えてもらえたので枝を採取して植えた。


 鑑定でも桃と梅と出たので桃と梅干しが作れるかも?!




 蜜柑の木を鑑定すると蜜柑の木は十一月、十二月に採れる物をポンズと言い、外果皮をむくと日本のみかんと違うのは小房には分かれてはいないこと。


 味も食感も蜜柑なんだけど、林檎みたいに丸ごと一つゴロンとした実が食べられるらしい。


 四月、五月に採れるのがサンズ。


 六月、七月に採れるのがゲンズというらしい。


 房に分かれていないのはいいね〜〜。


 林檎や梨のように芯があるのかな?


 早く食べたい。




 堀と外壁の間にも果樹を植えていく。


 ガンガン成長させていった。


『実のなるものを外壁の外に植えると獣や魔物がやってくるよ。空を飛ぶ魔物も居るから気をつけないと』


 と、神様に注意された。


 敷地をもっと広くすればよかった?


 足りなくなった時広げればいいかな。

 

 空飛ぶ魔物の侵入はどうやって防げばいいですか?


『防ぎようはないわ。来たら退治するしかないわね』


 うわぁ⋯⋯。対処法がないっていうのは困りますね。


 私、戦闘したことないんですけど!!


『心配いらないわよ。炎の魔法で丸焼きか風魔法や水魔法で首を切り落とせばいいんだから』


 な、なるほど⋯⋯。


 落ちてきたら大惨事になるんじゃ?


『空間魔法で収納すればいいじゃない』


 なるほど〜〜〜!! それもそうですね。


 ⋯⋯そんなにうまく行きますかね?


 ⋯⋯不安しかありません。


8月31日までUP済みです。

毎週月曜の21時20分にお会いできたら嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
土地全体を覆う鳥よけネット、みたいな結界なら庶民感的なコンセプトにも合うしできるんでない?
魔法はイメージなら結界とか作れるんでない?
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