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ゾンビが交ざる新世界までのカウントダウン 〜業界人が気まぐれな神からもらったチート能力で無双しながら現実世界を救う物語  作者: opocho


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異世界⇔新世界 2-7 最終戦



みんなの魔力でダンジョン城は吹き飛んでしまった。


なんじゃそれ。

まあダンジョン城って言いにくかったからな。

いや違うだろ。


「なあナビィ、この場合は?」


「まあ仕掛けも吹き飛んでると思うわよ」


『なあ、魔王は?』


花川くんのサーチを調べたら魔王ごと消えていた。


「バトルなしでボスキャラを倒してしまったぞ」


「チーム分けあんなに考えたのになあ」


そこへ声がした。


『なんということだ。城が吹き飛んだぞ』

『なんてことしてくれるんだよ貴様ら』

『許せんな。覚悟せよ』


あー、3人ってことはあれかな。


『ルシファーである』

『ベルゼブブだ』

『パズズだ』


名乗ってくれた。丁寧かよ。


「ちょっと数が合わないっすね」


「早く終わらすぞ。屋台の準備をせにゃいかん」


「「「「「そのとおり」」」」」


「誰がやる?」

「3人かあ、中途半端だよな」

「選んでもらうか」

「またほむらが選ばれるぞ」

「確かに」

「ならそれでいい」

「女性はやめてもらおう」

「頼んで言うこと聞くのか」

「「「「あーね」」」」

「逆にさ、女性から選べって言えば?」

「「「「おー」」」」



「みんな、悪い。今回はオレもらうわ」


みんなが振り向く。


「それはズルい」

「そろそろ活躍したいな」

「いいところを見せます」

「褒めてほしい」


片手をあげて会話を打ち切る。


「ごめんな。聞いてくれ。真面目な話だ」


静まる。


「なんかさ、さっきまで少し覚悟してたわけだ。信じてたんだけどさ。万が一があるかもって」


続ける。


「いざとなったら本気で暴れるって決めてけたどさ。――それでもオレは組み分けをしたんだ。みんながバラバラになることを考えて、いろんなことを考えて。こいつがもしやられそうになったらこいつが、みたいなことだよ。ありえないだろ。みんなが傷つくことを想定しながら、組み分けをしたんだよ」


全員静まったままだ。


「だからオレはオレが許せない。最初からひとりで行くのが筋だった」


「それはツバメのことをみんなが心配して……」


「ヒカリ、だからだよ。主たるオレがこんなだからみんなが心配する。バトル好きってノリで気を使ってくれてるんだろうけどさ。もう心配はいらないって分かってもらうよ」


みんなを見て話す。 


「情けない主でごめんな。あとはひとりでやらせてもらう。見ててくれ。お前らの主の本気だ」


振り返って3人に向かい合う。


「相手はオレだ」


3人の悪魔は信じられないといった顔だ。


『ひとりで敵うと?』

『舐められたもんだな』

『いいだろう。死ぬがよい』


3人が力を解放する。


……だよなあ。そんなもんだろ。


「一応最後に聞くよ。このあとみんなでメシを食うんたけどお前らも来るか?」


『『『死ね』』』


魔眼鑑定。


――――だめだな。救いようがない。


好物は人類だ。


「わかった。遠慮なく戦えるな」


セーブなしは初めてだ。

肉体能力も、魔力も、神力も、霊力も。


悪いが自分への怒りを受け取ってもらうよ。


3人から膨大な魔力が撃ち込まれるが避けるまでもない。

全て無視。

直撃してもかゆくもない。


飛び込んでひとりずつ殴りつける。


悪魔たちは一撃で消し飛んでいく。


よし。これでいい。


「勝ったぞ」


振り返ってみんなと抱き合い、握手する。


「さあ帰ろう! 勝ちどきをあげるぞ! 『お祭りだ』でいいよな!」


「せーの!」


みんなで叫ぶ。


「お祭りだーーーー!」



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