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ゾンビが交ざる新世界までのカウントダウン 〜業界人が気まぐれな神からもらったチート能力で無双しながら現実世界を救う物語  作者: opocho


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異世界⇔新世界 2-6 ダンジョン城はめんどくさかったはず



逃げた魔王を追ってフェンの背に乗り未開の地を走る。


「フェン、この辺にひとつめの拠点作ろうか」


「了解だ、主」


「ここからならだいぶ近いよ。フェンの速さならすぐだ」


私はコンテナを出して拠点化。

キヨヤマからメンバーを呼び込んだ。


「魔王はここから10キロくらいだ。ちょっと様子見てくるからみんなでなんか食べて待っててよ。いくよフェン」


ファンに跨り偵察に向かう。


「あれか。デカい城だな。……あれ? なんかダンジョン化してないか?」


「してるな」


「なんか重いんだよな。淀んでる」


「ここにも拠点作っとくか。光学迷彩にしとこう」


「主、意味ないぞ。この距離に魔力の塊みたいな連中が集まるんならさすがに気づくと思う」


「あ、そう? ならそのまんまで出しとくよ。とりあえずみんな迎えに一度戻ろう」


先ほどの拠点に戻るとみんなで楽しそうにバーベキューしてた。

全然緊張感ねえ!


「フェン、オレたちも食べよう」


骨付きカルビを食べながら思う。

ここにいるのは神獣7人、四獣、人類3強+ヒカリの15人。

この布陣を打ち破れる存在がいるとは思えない。

もうすぐ全て終わるのだろうなとわかる。


ところでどうでもいいのだが。


骨付きカルビである。


昔は割とどこでも買えたのに最近はほとんど手に入らない。

スペアリブならどこのスーパーにも売っているが骨付きカルビは売ってない。

焼肉屋でも滅多に食べられない。

おかげで骨付きカルビがあるならそこが行きつけになるほどだ。


君に何があったというのだ骨付きカルビ。

いつの間にかLAカルビとかいうよくわからない名前が付いてるし。


まあいいけど。



「で、どうだった?」

「吾輩に任せろ」

「蹴散らしてくれよう」

「草薙の剣の出番がないぞ」

「それは使えばいいんじゃないか」

「ザコに使いたくないんだよ」

「おい、肉焼けてるぞ」



「それなんだけどさ、なんか城がダンジョン化してるみたいなんだよな」


みんながフリーズした。

え、そんなにヤバいのか!?


――と思ったが全然違った。


「えー拠点がダンジョンってなにそれー」

「住みにくそうっすね」

「ありえんな。面倒すぎる」

「部屋を出るたびに迷うのかな」

「トイレとか大変そう」

「それは確かに」

「トイレたくさん作らないとだね」

「それよりメシはどうするんだ?」

「キッチンもたくさん作るんじゃないの?」

「タクスケ神が大変そうであるな」

「そうじゃ、キッチンがたくさんあってもタクスケ神はひとりであるぞ」

「わたし絶対住めないなあ」

「うむ、ややこしいのう」


笑ってしまった。

確かに気になるけどね。

最初にそこを掘り下げるみんながツボである。


「そこは置いておこう。攻めるにあたって不都合は?」


「それはもう不都合だらけね。かなり面倒よ」


ナビィがいうには外部侵入を拒むための仕掛けだそうだ。

いくつかのルートに強制分離されるのがよくあるダンジョン城のパターンらしい。


「確かに面倒だな」 


「最初からわかってれば驚きもせんよ」

「どうしたらいいんだろ」

「チーム分けかなー。たぶん分岐ごとに振り分けられるからね♪」


ということでチーム分けである。


ツバメ&フェン&ほむら

ヒカリ&フォウ


冨川&ボルト

クロ&ゲン&ビャク


ネモ&ウミ&スウ 

セイ&クミホ


できれば3組、最悪5組。


特にヒカリとフォウは守備特化なので最後までツバメ組からバラさないことにしているから実質5人組だ。

万が一の時はフェンがヒカリ組に移る。


「もう少し寄せたほうがいいかもなあ」

「安心しろ、主。我がうまく立ち回るよ」

「削ってくるってことはそういうことだ」

「正面からやりあえないってことか」  

「まあラスボス前にありそうな展開っすもんね」


まあ考えても仕方ない。

みんなを信じて突っ込むしかない。

いざとなれば本気で暴れてやる。

誰ひとり削られてたまるか。


「よし! そろそろ行くか!」


―――――――


みんなでダンジョン城の目の前に置いてあるコンテナへ転移する。


すると城に魔法障壁が張られた。


「バリアか?」

「ほう。少なくともアレを維持できるだけの戦力はあるんじゃな」

「邪魔だ」


フェンが咆哮で粉々に粉砕する。


「たいしたことなかったぞ。主のものとは比較にならんな」


頼もしいな。

これなら大丈夫そうだ。


みんなで近づくとまた障壁が作られたがウミが裏拳で叩き割った。


ウミ、ここはキミのフィールドじゃないのになんだそれは。

なんか大丈夫そうですね。


―――――――


門をくぐり中に入る。

中庭にはなんの仕掛けもない。

さて正面から突っ込みますか。


「みんなのことを信じてるよ。命令だ。誰ひとり欠けることは許さないからな」


全員が頷く。


「さっさと片付けよう。全部終わったら久しぶりにお祭りやるぞ。みんなの好きな屋台を全部並べてやるからな!」


それを聞いた全員から膨大な魔力がほとばしる。


「あ」


ダンジョン城が吹き飛んでいた。

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