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ゾンビが交ざる新世界までのカウントダウン 〜業界人が気まぐれな神からもらったチート能力で無双しながら現実世界を救う物語  作者: opocho


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異世界⇔新世界 2-5 逃げた魔王を追うことにする



魔王は逃げたがたぶん追跡可能だ。


「花川くん、データ取れた?」


「はい、魔王の波長ですよね。追えますよ」


「どっちかな」


「異世界に戻ってますね」


「そこが魔王の拠点だ。データ送っておいてね」


異世界はまだ探索されていない土地が多い。

魔王の潜んだエリアは誰の管理下にもない未開の地だった。



「魔王は異世界に逃げ込んだことがわかりました」


キヨヤマの作戦本部で、新世界と異世界の首脳たちに私から改めて状況を伝える。


『うまく泳がせたものだな』


「ちょっと怪しかったので。仲間があっさり撃退してくれたから余裕もありましたからね」


『それは確かにな。頼もしかった。安心してみていられたよ』


「明日は異世界の戦いになる。国王の意見も聞いておきたい。どうだろう」


『今回のようにこっちは未開のエリアも多いからな。知られていない脅威があってもおかしくない』


『よほど強力に魔力を解放してくれないと反応もできないし見つけられなかったんだな』


『これを機に脅威は排除しておきたいところだ』


「神獣や四獣がいる世界だ。上手に隠れていたんでしょうね」


『明日はオレも参加していいのか?』


「こちらで預かりますよ。好戦的な三国王は今日の出番で我慢してください」



食後、ラウンジで休んでいるとヒカリと冨川がやってきた。


「なんか珍しいよねー。ツバメが相手を追うなんて」


「なんかね、アレは放置しちゃダメな気がする」


「どういうことだ?」


「アラートがなんか重かった。強いっていうよりも重い感じ。あと魔眼鑑定で『人類抹殺ミッション』って出た」


「ん?」


「そう、指令なんだよ。魔王の意志じゃない」


「泳がしたんだな」


「裏にまだ誰かがいると思う」


「まあな、アレがラスボスは無いわな。ヤマタノオロチのほうが強かった」


「確かにな。あれは総力戦だったもんな。あ、そういえば草薙の剣は?」


「尻尾から出てきたぞ。手に入れてある」


「おー、よかったな。ラスボスで使えるといいな」


「明日出番があるといいけどな」


「とにかく明日だ」


「うん!」「おう」


そこに神獣や四獣、残りのメンバーも現れる。


「あー、聞こえた?」


「みんな聴力ハンパないっすからね」

「魔王の上ってなんでしょう。サタンとかルシファーとかかしら」

「なんでありましょうな」

『まあ誰が出てきても問題はない』

『そうだな』

「主はどんと構えておればよい」

「勇者の一撃で倒します!」

「撃ち落とします」

『軍は動かさないんだろ』

「軍属じゃないですよ自分。清山遊軍ですからね」

『ならオレも動いていいんだな』


「ありがとうな。たぶん明日で終わりだ。誰ひとり欠けないのが約束な。新世界を楽しく過ごそう」


ーーーーーーー


翌朝。

いつものようにみんなで朝食を食べてから準備をする。


まずは私とフェンが動き、転移可能なポイントを作ってからみんなを迎えに戻る段取りである。


「これが最新型のサーチ機であります。『花川みつけます1号』でありますよ」


そういって差し出されたのは腕時計。


「こんなちっちゃいのか!」

「サイズだけならもっと小さくできますけどね。いくつか作りましたが小さすぎてまず無くします」


「どんだけちっさいの作ったんだよ。ありがとう! 使ってみるよ」


山橋さんが資料を手渡してくる。


「想定できる相手をリストにしました」


「お、ありがとう。ふむ。3大悪魔ね」


「ルシファー、ベルゼブブ、パズズですね。あとはそのままサタンです」


「なんか当たってそう。ありがとう。読んでおくよ」


資料を収納して専用車へ乗り込む。


「じゃあ行ってくるよ! 待っててくれ」


みんなに見送られて私たちは異世界の未開の地へと向かうのであった。

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