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トナールとナワール

南米、インカの原住民達はスペイン人の

侵略により、自分達の文化、プライド、生活を

徹底的に破壊され尽くされました。


いうならば彼らのトナールが悉く破壊されたのですが、一部のインカの人達がトナールからナワールに

避難することに成功しました。


スペイン人達は決してこのナワールの領域には

入って来れませんでした、入ろうとも思いませんでした。


圧倒的な力を持ち人を簡単に殺せるスペイン人の

暴君の下、嵐のような日々、悲惨な奴隷の生活を送る中、

インディオの知者達はこの絶望的な状況を

トナールからナワールに到達する修行に

利用しました。


彼等の職業は踊り手だったり、占い師だったり

治療師だったり、呪術師だったりしましたが

一部に白人達には決して分からない

秘密の伝統、知者の道の実践するグループが

あり、そのグループのリーダーをナワール

と呼んでいました。


呪術、ナワールの第一原理


カスタネダも色々いいくるめられて

呪術の弟子になったのですが

ある時師匠のドンファンに言われます。


「呪術師の弟子はだれでも

呪術の行使がその道の第一原理だと思うものさ


でも違うんだ、非情さ、これこそが呪術の

第一原理なのさ」


人が構築するトナールの中心の心が

自己憐憫、そこからくる自尊心で

なのでここを壊されると人の精神は

破綻し、虐待に耐えれないのが人間ですが、


ナワールの世界は非情(自己憐憫に陥っていない)

なので、どんなことでも実現可能、200万年の

進化の過程を耐え抜けたと教えます。


本物の暴君の下、自尊心が粉々に破壊され

奴隷として働くインディオの人達の中で


知者達は自尊心を克服してナワールを極めて

行ったのでした。

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