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ある者の騎士物語【序】  作者: 灰色人生
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03

 着々と逃げる準備が進んでいた。


 斥候に出ていた村人の報告によるとゴブリン以外にもオークやオーガが新たに確認されたオークは言うなれば二足歩行の豚でありその力は一体で大人5人分にも及ぶ、大きさは170cmぐらいで胴回りが大人二人分もある。



 オーガはさらに強く騎士が5人ががりで倒せるかどうかというぐらいに強く身長も2メートルを超える。


 ただでさえゴブリンが500近いにそれに加えてオーク、オーガがいるとなるとより一層逃げ切れる可能性が低くなる。


「流石にこれはまずいのう」


「騎士団はいつ救援に訪れるんだ村長」


 村人の問いに村長は「そうだな、早馬を出したのが数時間前で騎士団が駐屯している都市まで此処から2日それから出撃にかかる時間も考慮すると最低でも5日はこの村に来るまではかかるだろう、それまでに儂等がこの村から逃げて都市の方に行ったとしても合流するまでには4日早くても3日かかるからのう」



 その答えに村人はやはり助からないんじゃと暗い雰囲気になっていた


「バカヤロゥ!俺たちが諦めたら子供達や年寄りが女房が家族がどうなる」


 バンのその言葉に俯いていた男達が顔をあげその目には諦めてたまるかと決意の火が灯っていた。


「よし!マシな顔になったなならさっさと準備して1秒でも無駄にすんじゃねえ!」


 その言葉に男達が再び慌ただしく動き出した


「すまんのうバン本来なら村長である儂が皆を導かねばならんのに」


「気にすんなよ俺は元冒険者だぜこのぐらいの修羅場は何度となく乗り越えてきたぜ」

 胸をはり顔に笑みを浮かべ自信満々にそう言ってのけた。


 バンの、その言葉に村長は例えそれが虚勢だとしても頼もしく思え自身も頑張らなければいけないと思った例えこの身を差し出してでも一人でも多くの村人を助け出すと覚悟を決めた。



 そして皆の準備が整い村に罠を仕掛ける大人数名が残り完了次第合流する予定だ。



「父さん早く来てね」


 ジュリーナは目の端に涙を溜め精一杯の笑顔で父であるミダスに告げた


 ジュリーナの頭に手を置き「ああ、心配すんなすぐ追いつく」


「ジュリーナを頼んだぞジョバンナ」


「ああ任せといてミダスあんたも無事に合流するんだよ」


「ふっこんな事態になるとすっかり口調が変わるのは変わらないな」


 ミダスは苦笑しながらジョバンナの昔からの性格を指摘した


 ジョバンナは顔を赤く染めながら「こんな時に何言ってんだい!」とミダスにビンタした


 その光景に周りいた村人達は少し緊張が解れたのか次第に雰囲気が少しずつ普段通りになっていった。


 その光景を嬉しそうに見ながら村長はバンに「では無事に戻って来いよ」


「わかりました。全員無事に連れ帰りますよ」


 固く握手を重ねた。


 いよいよモンスターの大群が村に近づきつつあった・・・・・




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